しちじゅうに‐こう〔シチジフニ‐〕【七十二候】
読み方:しちじゅうにこう
2 72句からなる連歌・連句の一形式。懐紙の初表(しょおもて)8句、初裏14句、二の表・裏と名残の表に各14句、名残の裏8句を書き連ねたもの。
[補説] 1は、日本では具注暦などに中国渡来のものがそのまま記されていたが、貞享暦作成の際に日本の気候に合うよう改められた。例えば、春分は玄鳥至(ツバメが南から来る)・電乃発声(雷鳴がとどろき始める)・始電(稲光が初めて光る)の三つに分けられていたものが、日本では雀始巣(スズメが巣をかける)・桜始開(サクラの花が咲き始める)・雷乃発声(雷鳴がとどろき始める)とされる。
七十二候(明治の略本暦による)
七十二候
七十二候
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清明の期間の七十二候は以下の通り。 初候 玄鳥至(つばめ いたる) : 燕が南からやって来る(日本) 桐始華(きり はじめて はなさく) : 桐の花が咲き始める(中国) 次候 鴻雁北(こうがん きたす) : 雁が北へ渡って行く(日本) 田鼠化為鴽(でんそ けして うずらと なる) : 田鼠が鴽になる(中国) 末候 虹始見(にじ はじめて あらわる) : 雨の後に虹が出始める(日本・中国)
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七十二候
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大寒の期間の七十二候は以下の通り。 初候 款冬華(ふきのはな さく) : 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本) 鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす) : 鶏が卵を産み始める(中国) 次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる) : 沢に氷が厚く張りつめる(日本) 鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす) : 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国) 末候 鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) : 鶏が卵を産み始める(日本) 水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国)
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七十二候
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小満の期間の七十二候は以下の通り。 初候 蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう) : 蚕が桑を盛んに食べ始める(日本) 苦菜秀(くさい ひいず) : 苦菜がよく茂る(中国) 次候 紅花栄(こうか さかう) : 紅花が盛んに咲く(日本) 靡草死(びそう かる) : 薺など田に生える草が枯れる(中国) 末候 麦秋至(ばくしゅう いたる) : 麦が熟し麦秋となる(日本) 小暑至(しょうしょ いたる) : ようやく暑さが加わり始める(中国)
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穀雨の期間の七十二候は以下の通り。 初候 葭始生(よし はじめて しょうず) : 葦が芽を吹き始める(日本) 萍始生(うきくさ はじめて しょうず) : 浮き草が芽を出し始める(中国) 次候 霜止出苗(しも やんで なえ いず) : 霜が終わり稲の苗が生長する(日本) 鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう) : 鳴鳩が羽を払う(中国) 末候 牡丹華(ぼたん はな さく) : 牡丹の花が咲く(日本) 戴勝降于桑(たいしょう くわに くだる) : 戴勝が桑の木に止まって蚕を生む(中国)
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霜降の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 霜始降(しも はじめて ふる):霜が降り始める(日本) 豺乃祭獣(さい すなわち けものをまつる):山犬が捕らえた獣を並べて食べる(中国) 次候 霎時施(こさめ ときどき ふる):小雨がしとしと降る(日本) 草木黄落(そうもく こうらくす):草木の葉が黄ばんで落ち始める(中国) 末候 楓蔦黄(もみじ つた きばむ):もみじや蔦が黄葉する(日本) 蟄虫咸俯(ちっちゅう ことごとく ふす):虫がみな穴に潜って動かなくなる(中国)
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処暑の期間の七十二候は以下の通り。 初候 綿柎開(めんぷ ひらく) : 綿を包む咢(がく)が開く(日本) 鷹乃祭鳥(たか すなわち とりを まつる) : 鷹が捕らえた鳥を並べて食べる(中国) 次候 天地始粛(てんち はじめて しじむ(しゅくす)) : ようやく暑さが鎮まる(日本・中国) 末候 禾乃登(か すなわち みのる) : 稲が実る(日本・中国)
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七十二候
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夏至の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 乃東枯(ないとう かるる) 夏枯草が枯れる(日本) 鹿角解(しかの つの おつ) 鹿が角を落とす(中国) 次候 菖蒲華(しょうぶ はなさく) あやめの花が咲く(日本) 蜩始鳴(せみ はじめて なく) 蝉が鳴き始める(中国) 末候 半夏生(はんげ しょうず) 烏柄杓が生える(日本・中国)
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立春の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 東風解凍(はるかぜ こおりを とく):東風が厚い氷を解かし始める(日本・中国) 次候 黄鶯睍睆(うぐいす なく):鶯が山里で鳴き始める(日本) 蟄虫始振(ちっちゅう はじめて ふるう):冬籠りの虫が動き始める(中国) 末候 魚上氷(うお こおりを のぼる):割れた氷の間から魚が飛び出る(日本・中国)
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大雪の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる) : 天地の気が塞がって冬となる(日本) 鶡鴠不鳴(かつたん なかず) : ミミキジが鳴かなくなる(中国) 次候 熊蟄穴(くま あなに こもる) : 熊が冬眠のために穴に隠れる(日本) 虎始交(とら はじめて つるむ) : 虎が交尾を始める(中国) 末候 鱖魚群(さけのうお むらがる) : 鮭が群がり川を上る(日本) 茘挺出(れいてい いずる) : ネジアヤメが芽を出し始める(中国)
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七十二候
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大暑の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ) : 桐の実が生り始める(日本) 腐草為蛍(ふそう ほたると なる) : 腐った草が蒸れ蛍となる(中国) 次候 土潤溽暑(つち うるおいて あつし(じょくしょす)) : 土が湿って蒸暑くなる(日本・中国) 末候 大雨時行(たいう ときに ゆく(ときどき おこなう)) : 時として大雨が降る(日本・中国)
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立冬の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 山茶始開(つばき はじめて ひらく) : 山茶花が咲き始める(日本) 水始氷(みず はじめて こおる) : 水が凍り始める(中国) 次候 地始凍(ち はじめて こおる) : 大地が凍り始める(日本・中国) 末候 金盞香(きんせんか さく) : 水仙の花が咲く(日本) 雉入大水為蜃(きじ たいすいにいり おおはまぐりと なる) : 雉が海に入って大蛤になる(中国)
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秋分の期間の七十二候は以下の通り。 初候 雷乃収声(らい すなわち こえを おさむ):雷が鳴り響かなくなる(日本・中国) 次候 蟄虫坏戸(ちっちゅう こを はいす):虫が土中に掘った穴をふさぐ(日本・中国) 末候 水始涸(みず はじめて かる):田畑の水を干し始める(日本・中国)
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小暑の期間の七十二候は以下の通り。 初候 温風至(おんぷう いたる) : 暖かい風が吹いて来る(日本・中国) 次候 蓮始開(はす はじめて はなさく) : 蓮の花が開き始める(日本) 蟋蟀居壁(しっしゅつ かべに おる) : 蟋蟀が壁で鳴く(中国) 末候 鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす) : 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える(日本・中国)
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七十二候
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春分の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 雀始巣(すずめ はじめて すくう):雀が巣を構え始める(日本) 玄鳥至(げんちょう いたる):燕が南からやって来る(中国) 次候 桜始開(さくら はじめて ひらく):桜の花が咲き始める(日本) 雷乃発声(かみなり すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める(中国) 末候 雷乃発声(らい すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める(日本) 始雷(はじめて いなびかりす):稲光が初めて光る(中国)
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冬至の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 乃東生(なつかれくさ しょうず) : 夏枯草が芽を出す(日本) 蚯蚓結(きゅういん むすぶ) : 蚯蚓が地中で塊となる(中国) 次候 麋角解(びかく げす) : 大鹿が角を落とす(日本) 麋角解(さわしかの つの おる) : 大鹿が角を落とす(中国) 末候 雪下出麦(ゆきわりて むぎ のびる) : 雪の下で麦が芽を出す(日本) 水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める(中国)
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啓蟄の期間の七十二候は以下の通り。 初候 蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬籠りの虫が出て来る(日本) 桃始華(もも はじめて はなさく):桃の花が咲き始める(中国) 次候 桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める(日本) 倉庚鳴(そうこう なく):倉庚が鳴き始める(中国) 末候 菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる(日本) 鷹化為鳩(たか けして はとと なる):鷹が鳩に姿を変える(中国)
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寒露の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 鴻雁来(こうがん きたる):雁が飛来し始める(日本) 鴻雁来賓(こうがん らいひんす):雁が多数飛来して客人となる(中国) 次候 菊花開(きくのはな ひらく):菊の花が咲く(日本) 雀入大水為蛤(すずめ たいすいにいり はまぐりとなる):雀が海に入って蛤になる(中国) 末候 蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり):蟋蟀が戸の辺りで鳴く(日本) 菊有黄華(きくに こうかあり):菊の花が咲き出す(中国)
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雨水の期間の七十二候は以下の通り。 初候 土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる):雨が降って土が湿り気を含む(日本) 獺祭魚(かわうそ うおを まつる):獺が捕らえた魚を並べて食べる(中国) 次候 霞始靆(かすみ はじめて たなびく):霞がたなびき始める(日本) 鴻雁来(こうがん きたる):雁が北へ渡って行く(中国) 末候 草木萌動(そうもく めばえ いずる):草木が芽吹き始める(日本) 草木萌動(そうもく きざし うごく):草木が芽吹き始める(中国)
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白露の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 草露白(そうろ しろし) : 草に降りた露が白く光る(日本) 鴻雁来(こうがん きたる) : 雁が飛来し始める(中国) 次候 鶺鴒鳴(せきれい なく) : 鶺鴒が鳴き始める(日本) 玄鳥帰(げんちょう かえる) : 燕が南へ帰って行く(中国) 末候 玄鳥去(げんちょう さる) : 燕が南へ帰って行く(日本) 羣鳥養羞(ぐんちょう しゅうを やしなう) : 多くの鳥が食べ物を蓄える(中国)
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小雪の期間の七十二候は以下のとおり。 初候 虹蔵不見(にじ かくれて みえず) : 虹を見かけなくなる(日本・中国) 次候 朔風払葉(きたかぜ このはを はらう) : 北風が木の葉を払い除ける(日本) 天気上騰地気下降(てんき じょうしょうし ちき かこうす) : 天地の寒暖が逆になる(中国) 末候 橘始黄(たちばな はじめて きばむ) : 橘の実が黄色くなり始める(日本) 閉塞而成冬(へいそくして ふゆをなす) : 天地の気が塞がって冬となる(中国)
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