しちじゅうに‐こう〔シチジフニ‐〕【七十二候】
読み方:しちじゅうにこう
2 72句からなる連歌・連句の一形式。懐紙の初表(しょおもて)8句、初裏14句、二の表・裏と名残の表に各14句、名残の裏8句を書き連ねたもの。
[補説] 1は、日本では具注暦などに中国渡来のものがそのまま記されていたが、貞享暦作成の際に日本の気候に合うよう改められた。例えば、春分は玄鳥至(ツバメが南から来る)・電乃発声(雷鳴がとどろき始める)・始電(稲光が初めて光る)の三つに分けられていたものが、日本では雀始巣(スズメが巣をかける)・桜始開(サクラの花が咲き始める)・雷乃発声(雷鳴がとどろき始める)とされる。
七十二候(明治の略本暦による)
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