セキレイとは? わかりやすく解説

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せき‐れい【××鴒】

読み方:せきれい

スズメ目セキレイ科のうち、キセキレイ・セグロセキレイ・ハクセキレイなどの総称水辺でみられ、スズメより大形。尾が長く上下に振る習性がある。いしたたきにわたたきとつぎおしえどりこいおしえどり。《 秋》「—のなぶり出しけり山の一茶


鶺鴒

読み方:セキレイ(sekirei

セキレイ科属す総称


セキレイ

作者山本昌代

収載図書水の面
出版社新潮社
刊行年月1996.4


読み方:セキレイ(sekirei

セキレイ科属す総称


鶺鴒

読み方:セキレイ(sekirei

セキレイ科属す総称


鶺鴒

読み方:セキレイ(sekirei

燕雀セキレイ科

季節

分類 動物


セキレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 03:11 UTC 版)

セキレイ
ハクセキレイ Motacilla alba lugens
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: セキレイ科 Motacillidae
階級なし : セキレイ
和名
鶺鴒(セキレイ)
英名
Wagtail

セキレイ(鶺鴒、鶺䴇[1])は、スズメ目スズメ亜目セキレイ科の鳥。 イシタタキ、ニワクナブリ、マナバシラなど、かつては様々な名で呼ばれた。

標準和名がセキレイであるはなく、和名にセキレイが含まれるのはセキレイ属 (Motacilla) とイワミセキレイ属 (Dendronanthus) の種である。ただし、イワミセキレイ属はイワミセキレイの1属1種で、大部分はセキレイ属である。日本で普通に見られるセキレイは、セキレイ属のセグロセキレイ固有種)、ハクセキレイキセキレイの3種だが、他に旅鳥などで希に見られる種もある。[2]

主に水辺に住み、長いを上下に振る習性がある(ただしイワミセキレイは左右に振る)。イシタタキなどの和名、英名Wagtail(Wag:振る tail:尾)はその様子に由来する[要出典][要検証]。人や車を先導するように飛ぶ様子がよく観察される。また、中国名の「相思鳥」は雌雄が仲むつまじいからだと言う[3]

分類

セキレイ属 (Motacilla) とイワミセキレイ属 (Dendronanthus) の種を挙げる。

なお、これらにタヒバリ属 (Anthus)、ツメナガタヒバリ属 (Macronyx)、マキバドリモドキ属 (Tmetothylacus) を加えた5属は、セキレイ科(またはセキレイ亜科)を構成する。

セキレイ属 Motacilla

イワミセキレイ属 Dendronanthus

文化

セキレイ・鶺鴒およびその別名は季語である。

日本書紀には、日本神話国産み伝承の一つとして、イザナギイザナミ性交の仕方が分からなかったところにセキレイが現れ、セキレイが尾を上下に振る動作を見て性交の仕方を知ったという内容の異伝に関する記述がある。婚礼の調度に鶺鴒台があるのはそれに由来する。日本各地にはセキレイにまつわる伝承がある。静岡県三島、広島県などではセキレイを神の鳥と称し、みだりに捕らえないのは神使以上に神に交道を教えた万物の師の意味があるという。熊本県南関では子供らがムギわらでセキレイの形を製し、「したたきたろじゃ、今日は石ゃないぞ、あした来て叩け」と囃しながら、脚を持って頭尾を上下に動かして遊んだ(動植物方言及民俗誌)。生息地のひとつ岐阜県高山では、セキレイをいじめると、「親死ね、子死ね、鍋も茶碗も破れて終え」と鳴いて呪うという。伊勢神宮の神衣大和錦にはセキレイの模様があるという(和訓栞)。

台湾アミ族の神話では、東海の孤島ボトルに男女2神が天下り、ホワック(セキレイ)が尾を振るのを見て交合の道を知った(生蕃伝説集)。

中国の「詩経」には「脊令」とあるが、脊(身体の背部)を揺るがす意味があるかはつまびらかにしないという。

セキレイはまた、トツギドリ、トツギオシエドリ、トツギマナビドリ、ツツナワセドリ、ツツマナバシラ、ミチオシエドリ、チチン、セキリ[4]、などの別名がある。 その別名は、英語の wagtail と同じく尻を振り動かす意が多く、ついで尾で物を叩く意、動作の形容、出現の時期場所に関するもの、飛翔の時に発するチチンチチンという鳴声に関するものなどがある。

日本書紀ではセキレイは「にはくなふり」と称され、その語源について、諸説ある。

伊達政宗花押に図案化したセキレイを使っていた。

自治体指定の鳥

日本のあきる野市盛岡市喜多方市など多数の区市町村の指定の鳥である。セキレイ属の種のキセキレイ、ハクセキレイなどを指定の鳥としているところも多数ある。

主な種の画像

ハクセキレイ
M. alba lugens
キセキレイ
M. cinerea
セグロセキレイ
M. grandis

脚注

  1. ^ 字は、零+鳥。
  2. ^ 渓流の鞍馬天狗 セグロセキレイ Ⅱ”. いのち はるかに (2021年5月8日). 2025年5月8日閲覧。
  3. ^ 『これは重宝漢字に強くなる本十三版』株式会社光文書院1979年6月15日発行全622頁中38頁 編集佐藤一郎 浅野通有 出版 十三版発行発行者 長谷川凱久 印刷 日本デザイン工房 開成印刷 製本 小泉製本、高田紙器 
  4. ^ 佐久市志編纂委員会編纂『佐久市志 民俗編 下』佐久市志刊行会、1990年、1383ページ。

関連項目


セキレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:01 UTC 版)

セキレイ (漫画)」の記事における「セキレイ」の解説

鶺鴒計画中心葦牙嵩天へ導くため世に放たれ108羽の存在見かけ人間変わらず遺伝子的に人間に近いが共通して鶺鴒紋があり、個体別に特化した能力を持つ。ほとんどが女性だが、(陸奥など)男性存在する人間が持つ「葦牙」の能力反応しキスなどによる粘膜接触をすることで羽化以後その葦牙仕えるようになる葦牙との精神感応能力を持つが誰にでも感応するわけでなく、相性がある模様。ただし葦牙素質があるであれば誰と接触して羽化してしまい、これを悪用する者もいる。羽化したセキレイが葦牙との間に交わす誓いの言葉は「幾久しく」。

※この「セキレイ」の解説は、「セキレイ (漫画)」の解説の一部です。
「セキレイ」を含む「セキレイ (漫画)」の記事については、「セキレイ (漫画)」の概要を参照ください。

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