鶺鴒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > > 鶺鴒 > 鶺鴒の意味・解説 

せき‐れい【××鴒】

読み方:せきれい

スズメ目セキレイ科のうち、キセキレイ・セグロセキレイ・ハクセキレイなどの総称水辺でみられ、スズメより大形。尾が長く上下に振る習性がある。いしたたきにわたたきとつぎおしえどりこいおしえどり。《 秋》「—のなぶり出しけり山の一茶


つつ【鶺鴒】

読み方:つつ

の名。セキレイ古名というが未詳

「あめ、—、千鳥(ちどり)、ま鵐(しとと)」〈記・中・歌謡〉


にわ‐くなぶり〔には‐〕【鶺鴒】

読み方:にわくなぶり

セキレイ古名。〈和名抄


まな‐ばしら【鶺鴒】

読み方:まなばしら

セキレイ古名

ももしきの大宮人はうづらとり領巾(ひれ)取り掛けて—尾行き合へ」〈記・下・歌謡


鶺鴒

読み方:ツツ(tsutsu), ニワクナギ(niwakunagi), ニワクナブリ(niwakunaburi)

セキレイ古名


鶺鴒

作者五味康祐

収載図書いろ暦四十八手
出版社文芸春秋
刊行年月1989.12
シリーズ名文春文庫


鶺鴒

作者梅本育子

収載図書花菖蒲
出版社光風出版
刊行年月1993.1

収載図書情炎冷え
出版社双葉社
刊行年月1999.2
シリーズ名双葉文庫


鶺鴒

作者小沼丹

収載図書小沼丹全集 第3巻
出版社未知谷
刊行年月2004.8


鶺鴒

読み方:せきれい

  1. 小男嘲る語。
  2. 小男を嘲つていう。⑵男女交接のこと、鴒が交尾せるを見て男女間の色事を覚つたという神話から出た
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

鶺鴒

読み方:セキレイsekirei

燕雀セキレイ科

季節

分類 動物


セキレイ

(鶺鴒 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 03:11 UTC 版)

セキレイ
ハクセキレイ Motacilla alba lugens
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: セキレイ科 Motacillidae
階級なし : セキレイ
和名
鶺鴒(セキレイ)
英名
Wagtail

セキレイ(鶺鴒、鶺䴇[1])は、スズメ目スズメ亜目セキレイ科の鳥。 イシタタキ、ニワクナブリ、マナバシラなど、かつては様々な名で呼ばれた。

標準和名がセキレイであるはなく、和名にセキレイが含まれるのはセキレイ属 (Motacilla) とイワミセキレイ属 (Dendronanthus) の種である。ただし、イワミセキレイ属はイワミセキレイの1属1種で、大部分はセキレイ属である。日本で普通に見られるセキレイは、セキレイ属のセグロセキレイ固有種)、ハクセキレイキセキレイの3種だが、他に旅鳥などで希に見られる種もある。[2]

主に水辺に住み、長いを上下に振る習性がある(ただしイワミセキレイは左右に振る)。イシタタキなどの和名、英名Wagtail(Wag:振る tail:尾)はその様子に由来する[要出典][要検証]。人や車を先導するように飛ぶ様子がよく観察される。また、中国名の「相思鳥」は雌雄が仲むつまじいからだと言う[3]

分類

セキレイ属 (Motacilla) とイワミセキレイ属 (Dendronanthus) の種を挙げる。

なお、これらにタヒバリ属 (Anthus)、ツメナガタヒバリ属 (Macronyx)、マキバドリモドキ属 (Tmetothylacus) を加えた5属は、セキレイ科(またはセキレイ亜科)を構成する。

セキレイ属 Motacilla

イワミセキレイ属 Dendronanthus

文化

セキレイ・鶺鴒およびその別名は季語である。

日本書紀には、日本神話国産み伝承の一つとして、イザナギイザナミ性交の仕方が分からなかったところにセキレイが現れ、セキレイが尾を上下に振る動作を見て性交の仕方を知ったという内容の異伝に関する記述がある。婚礼の調度に鶺鴒台があるのはそれに由来する。日本各地にはセキレイにまつわる伝承がある。静岡県三島、広島県などではセキレイを神の鳥と称し、みだりに捕らえないのは神使以上に神に交道を教えた万物の師の意味があるという。熊本県南関では子供らがムギわらでセキレイの形を製し、「したたきたろじゃ、今日は石ゃないぞ、あした来て叩け」と囃しながら、脚を持って頭尾を上下に動かして遊んだ(動植物方言及民俗誌)。生息地のひとつ岐阜県高山では、セキレイをいじめると、「親死ね、子死ね、鍋も茶碗も破れて終え」と鳴いて呪うという。伊勢神宮の神衣大和錦にはセキレイの模様があるという(和訓栞)。

台湾アミ族の神話では、東海の孤島ボトルに男女2神が天下り、ホワック(セキレイ)が尾を振るのを見て交合の道を知った(生蕃伝説集)。

中国の「詩経」には「脊令」とあるが、脊(身体の背部)を揺るがす意味があるかはつまびらかにしないという。

セキレイはまた、トツギドリ、トツギオシエドリ、トツギマナビドリ、ツツナワセドリ、ツツマナバシラ、ミチオシエドリ、チチン、セキリ[4]、などの別名がある。 その別名は、英語の wagtail と同じく尻を振り動かす意が多く、ついで尾で物を叩く意、動作の形容、出現の時期場所に関するもの、飛翔の時に発するチチンチチンという鳴声に関するものなどがある。

日本書紀ではセキレイは「にはくなふり」と称され、その語源について、諸説ある。

伊達政宗花押に図案化したセキレイを使っていた。

自治体指定の鳥

日本のあきる野市盛岡市喜多方市など多数の区市町村の指定の鳥である。セキレイ属の種のキセキレイ、ハクセキレイなどを指定の鳥としているところも多数ある。

主な種の画像

ハクセキレイ
M. alba lugens
キセキレイ
M. cinerea
セグロセキレイ
M. grandis

脚注

  1. ^ 字は、零+鳥。
  2. ^ 渓流の鞍馬天狗 セグロセキレイ Ⅱ”. いのち はるかに (2021年5月8日). 2025年5月8日閲覧。
  3. ^ 『これは重宝漢字に強くなる本十三版』株式会社光文書院1979年6月15日発行全622頁中38頁 編集佐藤一郎 浅野通有 出版 十三版発行発行者 長谷川凱久 印刷 日本デザイン工房 開成印刷 製本 小泉製本、高田紙器 
  4. ^ 佐久市志編纂委員会編纂『佐久市志 民俗編 下』佐久市志刊行会、1990年、1383ページ。

関連項目


鶺鴒(せきれい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/02 23:18 UTC 版)

葉桜が来た夏」の記事における「鶺鴒(せきれい)」の解説

評議会先代議長故人茉莉花養母であり、星祭実母。<秋>アウトウンノに属するが、軍事色の濃い<秋>の平時における重要性疑問持ち、自らの後継に、養子である茉莉花指名する一方で実子である星祭を政に関わらせる事を拒否したことから、一族不興をかっていた。

※この「鶺鴒(せきれい)」の解説は、「葉桜が来た夏」の解説の一部です。
「鶺鴒(せきれい)」を含む「葉桜が来た夏」の記事については、「葉桜が来た夏」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「鶺鴒」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

鶺鴒

出典:『Wiktionary』 (2021/10/09 14:52 UTC 版)

名詞

鶺鴒せきれい

  1. スズメ目スズメ亜目セキレイ科総称
  2. 1.の内、セキレイ属イワミセキレイ属総称

類義語

別表記

  • 鶺䴇

翻訳

  • 英語: wagtail



鶺鴒と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鶺鴒」の関連用語

鶺鴒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鶺鴒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのセキレイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの葉桜が来た夏 (改訂履歴)、ほうかご百物語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの鶺鴒 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS