ガルガルド貴族学園の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 18:34 UTC 版)
「異世界のんびり農家」の記事における「ガルガルド貴族学園の関係者」の解説
ゴール【Goal】、シール【Seal】、ブロン【Bron】 『獣人族の男の子の学園生活』における主人公(語り手)。大樹の村で育ったハウリン村出身の獣人族の少年3人。3人共に血縁関係はないが、本人たちは兄弟以上の繋がりがあると思っている。14年目の春に村を離れ、貴族学園に「男爵家当主相当」として入学した。村の子供たち(特にアルフレート、ティゼル、ヒイチロウ)が後に学園に入学した時に失敗させないために、ルー、ティア、ライメイレンから学園の偵察の使命を与えられている。それと同時に自分たちの恋人を探すことも目的となっている。決闘を仕掛けたギリッジ侯爵に勝利した後は、学生が侯爵に勝利したという事実が魔王国の秩序を乱すことを危惧したアネによって、「(決闘の)昨日より学園の教師として雇われていた」ことにされ、以降は教師として学園生活を送っている。 村の生活水準を大きく下回っていることから寮生活はしておらず、放課後は自分たちで家作りや狩りを行っている。学園生活10日目にはそんな彼らの活動に感化された生徒たちによって「領民生活向上クラブ」が結成された。クラブ結成後はもっと美味しい物を食べたいと考える生徒が増えたため、生徒たちに料理を教えるようになった。教師となった後もクラブ活動は続いており、作る料理の美味しさもあってかなりの大所帯となっている。自覚はないが大樹の村で育ったために戦闘力は魔王軍の一般兵を遥かに上回っており、彼らの授業には本物の兵士が参加することもある。当初の予定とは多少異なるものの3人揃って有名になったため目的の恋人探しも順調で、16年目にはゴールはエンデリとキリサーナ、ブロンはアレイシャ、シールはアイリーン、ロビア、コネギット(ホウ)を含む9人の女性と結婚を果たした。 アルフレート=マチオ【Alfred】 7年目に誕生した、ヒラクとルーの息子。名づけ親はルー。ヒラクも名前を考案したが、こちらは却下された。第1子で次期村長になる可能性が高いことから、尊敬する父のようになるべく努力している。昔の母親や曾祖父のように中二病を患っている。17年目の春にティゼルとウルザと共に大樹の村を離れ貴族学園に入学した。 ティゼル=マチオ【Tiselle】 7年目の秋に誕生した、ヒラクとティアの娘。将来はアルフレートの補佐を務める予定である。頭の回転が早い。母親と同じく地面からゴーレムを生成できるが、精密に操作できない全長12mのものを1体しか出せない上に、地面に触れ続けないと形を維持できない。 ウルザ=マチオ【Ursa】 声 - 悠木碧 9年目にヒラクとハクレンの養女となった「死霊王の本体」。特徴的な髪色をした少女で、初登場時の外見年齢は5 - 6歳。若返ったことでウルブラーザや死霊王だった頃の記憶はないが、技能のみは引き継いでいる。蘇生した経緯から当初はハクレンを嫌っていたが、彼女の鱗をアースの補強に使用したことを知った後は関係はよくなった。それと同時に心優しい義父のヒラクも慕っている。ウルブラーザ フルハルト王国、ガルバルト王国、ガーレット王国が1つの国だった頃に国を治めていた「英雄女王」。最期は当時の魔王と相討ちとなった。 死霊王 落神によって、動く死体として蘇ったウルブラーザ。落神の抗えぬ命令により、彼の封印を見つけ解くべく行動を開始した。土兵や死霊騎士を生み出したり、催眠術を使い魔獣を使役したりする能力を持ち、これらを駆使し順調に計画を進めていた。しかし、9年目に2つ目の封印を発見したところで当時不機嫌だったハクレンと遭遇し、出会い頭に彼女に蹴られ聖属性のブレスをしこたま叩き込まれ、反転しウルザとして蘇生した。 アース / 土人形 ウルザが土兵の核を使って生み出した15cmほどの泥人形。当初はウルザに抱きつかれると崩れるほどに身体が脆かったが、ヒラクがハクレンの鱗を砕いた粉を混ぜ込んだ結果、強度が向上した上にグラップラーベア並の戦闘力を獲得した。大樹の村ではウルザの部屋のルームキーパーを務めていた。 13年目にはルーが作り出した魔粘土を身体に採用したことで、自身の姿を変幻自在に操れるようになった。以降は外見年齢が20代中ほどで、身長が180cm超えの執事服の男性の姿で活動している。ただし、元が土であるために物に触れる場合は手袋が必須である。17年目の春以降は貴族学園でウルザの世話係を務めている。ゴールゼン王国の滅亡後は、ゴールゼンの甘言に乗り反乱を起こした魔王国の地方領主に仕えていたメイドたちを雇い、王都でメイド喫茶「ウルザーズ」を開店した。 メットーラ / ダンダジィ 混代竜族最強の座に君臨する、青白い鱗を持つ氷竜。ドライムと殴り合えるほどの戦闘力を持つ。人間の姿は外見年齢が30代ほどで、ロングスカートのクラシックなメイド服を着た女性。本名は「ダンダジィ」だが、本人がその響きを気に入っていないことや、本名を名乗ると混代竜族最強の座を求める者に勝負を挑まれることから、普段は「メットーラ」を名乗っている。17年目の春以降、貴族学園でアルフレートの世話係を務めている。 アネ=ロシュール ガルガルドの妻で、貴族学園の学園長。外見年齢が30歳ほどの魔族の女性。ふだんの姿は学園長としての威厳を保つために魔法で変化させたものであり、本来の外見年齢は13 - 15歳ほどである。姉を名乗り本来の姿で幼少期のユーリに会ったことがある。 エンデリ=エリカテーゼ=プギャル【Enderi】 プギャル伯爵家の七女。金髪を巻いた小柄な魔族の女性。貴族学園には14年目時点で3年在籍している。攻撃魔法を得意とする。 ゴールたちが貴族学園に入学して最初に出会った生徒。ゴールたちの知らない間に領民生活向上クラブに所属しており、彼らがギリッジ侯爵との決闘に共に参加する戦士集めに奔走していた際には、最後の最後で決闘への参加を申し込み、彼らが戦士集めに失敗し決闘で不戦敗となることを防いだ。14年目以降はゴールと交際を続けていたが、16年目にはキリサーナと共にゴールと結婚することとなった。 キリサーナ=ランドリッド=グリッチ【Kirisana】 グリッチ伯爵家の五女。エンデリの親戚・ライバル・友人で、彼女に似た容姿の魔族の女性。エンデリがゴールと婚約した後は、嫉妬から彼女の結婚を妨害しようと企むが、16年目には彼女と共にゴールと結婚することとなった。結婚が決まった当初は父に結婚を反対されていたが、「決闘」の名目で叩きのめし強引に認めさせた。 アイリーン トロイ子爵家の長女。14年目時点で21歳の魔族。「魔王国の貴族に必要なのは強さ」というかつての父の教えに従い剣の腕を極めており、家では1番の強さを誇っている。また、「黙って動かなければ、百年に一人の美人」と言われるほどの美貌を持つ。ゆえに求婚相手もそこそこいるが、本人は「自分より強い者でなければ結婚しない」としており、これまで「決闘」の名目で求婚相手と戦い打ち負かしてきたため、結婚相手が決まっていない状態が続いていた。そのことを父からも危惧されていたが、14年目に見合いの場から貴族学園に戻った矢先に出会ったシールに彼が教師だと知らずに挑み、手も足も出ずに敗北し彼の妻となることを決めた。それ以降は同様にシールに惚れたロビアとコギネットと共に、彼に近づく女性を牽制しつつアプローチを続けていたが、16年目には彼と結婚を果たした。 ロビア リーブス子爵の娘で魔族。攻撃魔法に関しては「(教師も含め)学園で一番」と自負している。アイリーンと同様に「自分より強い者でなければ結婚しない」としている。攻撃魔法以外なら自身を凌ぐ魔法技能を持つ兄がおり、彼が貴族学園で教師を務めていたことが自身が貴族学園に入学した理由だが、入学後に急にイフルス学園に異動してしまった。アイリーンのことは「数少ない魔法の使い手」と認めており、攻撃魔法と剣術の組み合わせでは彼女に勝てないという。 14年目にゴールたちが高い魔法技能を持つことを友人から聞き、彼らに興味を持ち始める。アイリーンがシールと戦い敗北する場面を目撃した後は、勘違いによってそのまま「教育」の名目でシールに勝負を挑むも自身も敗北し、彼の妻となることを決めた。16年目には彼と結婚を果たした。 アレイシャ【Aleisha】 貴族学園の事務担当。髪を後ろで縛り、眼鏡をかけた魔族の女性。年齢はブロンより15歳年上である。書類仕事が得意なブロンと仲が良く、16年目には彼と結婚を果たした。 メネク ヤギの頭部を持つ魔族の男性。年齢は15年目時点で40歳。他者を圧倒する力や高難度の魔法を軽々と扱える頭脳と魔力を持ち、自身を人間のみならず魔族も恐怖のどん底に叩き落した古の魔族の王「バフォメットのダセキ」そのものであると思い込んでいる。初登場時は無職で、就職のためのコネを作るべく15年目に仲間と共に貴族学園内に不法侵入しパーティーを開いたことで学園の衛士に捕まるが、事情を知った衛士によって解放され、以降はゴールたちが所有する牧場の管理人を務めている。
※この「ガルガルド貴族学園の関係者」の解説は、「異世界のんびり農家」の解説の一部です。
「ガルガルド貴族学園の関係者」を含む「異世界のんびり農家」の記事については、「異世界のんびり農家」の概要を参照ください。
- ガルガルド貴族学園の関係者のページへのリンク