丸木舟とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 交通 > 船舶 > >  丸木舟の意味・解説 

まるき‐ぶね【丸木舟】

読み方:まるきぶね

1本の木の幹をくりぬいて造った船。くり舟丸太舟


丸木舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 02:06 UTC 版)

丸木舟(まるきぶね)または独木舟[注釈 1](学術用語:monoxylon[注釈 2]: logboatあるいはdugout canoeあるいはdugout[注釈 3])は、巨木を刳りぬき一本の木で成形され、もしくはわずかなコベリを付ける以外付属構造物を持た、いわゆる単材刳舟であるカヌーを主に指す。しかし、刳りぬき部材を前後に継いだり、左右に継いだり、刳舟の両側に舷側板を継ぎ足したり、刳った舷側に船底板を組み合わせたりと、さまざまに複材化したものも、丸木舟と呼ばれる[1][2]


注釈

  1. ^ 読みは同じく「まるきぶね」。
  2. ^ ギリシア語で、mono(=単一)+ xylon(=樹木)。
  3. ^ 英語の「log ログ」は丸太(まるた。=丸木)のこと。「dugout ダグアウト」は「dug」が「掘る」という意味で、「dugout」で「掘り出す」「掘り出し」という意味。
  4. ^ 南太平洋のカヌーは、洋上で台風に遭うとわざと転覆させ台風をやりすごすことで遠洋航海をする。

出典



「丸木舟」の続きの解説一覧

丸木舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 15:21 UTC 版)

鳥浜貝塚」の記事における「丸木舟」の解説

鳥浜遺跡から1981年7月1982年丸木船が1隻ずつ出土した前者縄文時代前期のもので、当時この期の丸木舟としては日本最古であったので第一号丸木舟と名付けられた。(1998年京都府舞鶴市浦入遺跡でも同時期の丸木舟が出土している。)保存状態良好であるが先端部分失われている。船尾はとも綱を巻き付けたものか浅いくぼみが残っていて、長期間使用されたことが窺える。舟体は直径1メートル超えるスギ大木を竹を縦に二つに割る要領造った想像でき、内と外削り、火に焦がしたりして造っている。舟底は平たい。長さ6.08メートル最大幅63センチメートル、厚み3.5〜4センチメートル内側深さ2630センチメートル後者縄文時代後期約3000年前)のもの船底のみが残っていた。現在の長さ3.4メートル最大幅48セントメートル、厚みは4センチメートルで、内側には肋骨のように舟を補強するためのものか、または、漕ぐ時に足をかけるものかは不明だが、凸型彫り出しがあった。材は第一号と同じくスギ造られており、第二号丸木舟と名付けられた。スギ材で造られている丸木舟は縄文時代では非常に珍しく東日本で見つかっている舟は、イヌガヤムクノキクリ、からなどで造られていた。丸木舟は、鳥浜の人の活躍範囲を拡げたことであろうし、食料獲得果たした効果大きかった推定される漁撈関係では、他にスズキ・マダイ・クロダイ・サメ・フグ・イルカ・シャチ・クジラの骨なども出土しており、淡水魚海水魚貝類堅果野菜など多様な食糧利用が明らかとなった

※この「丸木舟」の解説は、「鳥浜貝塚」の解説の一部です。
「丸木舟」を含む「鳥浜貝塚」の記事については、「鳥浜貝塚」の概要を参照ください。


丸木舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/10 09:36 UTC 版)

ボイン川」の記事における「丸木舟」の解説

2013年5月ラウス州ドロヘダ付近にあるボイン漁師救助回収サービス(BFRRS)は、ボイン川からショッピングカート撤去するための定期的な作業行っていたところ、専門家5000年前のものではないか考えている古代の丸木舟を発見した水中考古学者による最初の調査では、ここで発見された他の丸木舟とは異なり上端楕円形の形をしているため、非常に珍しいものである可能性示唆している。調査2013年現在継続中である。

※この「丸木舟」の解説は、「ボイン川」の解説の一部です。
「丸木舟」を含む「ボイン川」の記事については、「ボイン川」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「 丸木舟」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「 丸木舟」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



 丸木舟と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「 丸木舟」の関連用語

 丸木舟のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



 丸木舟のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの丸木舟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの鳥浜貝塚 (改訂履歴)、ボイン川 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS