神戸連続児童殺傷事件 神戸連続児童殺傷事件の概要

神戸連続児童殺傷事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/23 05:23 UTC 版)

神戸連続児童殺傷事件
事件が発生した神戸市須磨区のベッドタウン(「タンク山」から望む)
事件が発生した神戸市須磨区のベッドタウン(「タンク山」から望む)
場所 日本の旗 日本兵庫県神戸市須磨区
標的 小学生
概要 少年による連続殺傷事件
武器 ハンマーナイフ
死亡者 2名
負傷者 3名
犯人 当時14歳の中学生
タンク山の中腹にある貯水タンク前広場。参拝する地元老人。慰霊の石仏が建つ。

概要

数か月にわたり、複数の小学生が殺傷された事件である。通り魔的犯行や遺体の損壊が伴った点、特に被害者の頭部が「声明文」とともに中学校の正門前に置かれた点、地元新聞社に「挑戦状」が郵送された点など、強い暴力性が伴なう特異な事件であった。また、犯人がいわゆる「普通の中学生」であった点も社会に衝撃を与えた。

兵庫県警察は聞き込み捜査の結果、少年が動物虐待行為をたびたびおこなっていたという情報や、被害者男児と顔見知りである点などから、比較的早期から彼に対する嫌疑を深めていたが、対象が中学生であるため、極めて慎重に捜査は進められた。

事件の発覚

所轄警察の須磨警察署

1997年5月27日早朝、神戸市須磨区の中学校正門に、切断された男児の頭部が放置されているのを通行人が発見し、警察に通報。5月24日から行方不明となっていた近隣マンションに住む11歳の男児のものとわかった。耳まで切り裂かれた被害者の口には、「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」名の犯行声明文が挟まれており、その残虐さと特異さからマスメディアを通じて全国に報道された。6月4日に犯人から第二の犯行声明文が神戸新聞社に郵送され、報道はさらに過熱。警察の捜査により、6月28日に犯人逮捕。マスコミが報じていた推定犯人像(がっちり体型の30~40代)と異なり、犯人が14歳の中学生であったこと、連続殺傷事件であったことが判明した。


注釈

  1. ^ 神戸新聞社は、声明文と封筒のコピーをそのまま公開すれば、犯人の意思を世間に流布する行為となってしまう点や、筆跡等により人物が絞られ、捜査に支障をきたす可能性に考慮し、ワープロ清書した物を他の報道機関等に公開、原文と封筒を写真撮影後、警察に提出した。
  2. ^ 神戸市須磨区友が丘八丁目204番地
  3. ^ この事件以降は、ロボットのような無生物を切断したり、牽制として角や触手といった命に別状はない末端部分を切断することはあっても、切断によって敵が絶命する描写は皆無である
  4. ^ 元少年は都内に居住しているとみられるが、『週刊文春』への封書は長野県岡谷から投函されている[112]。なお、同封されていたDVD-Rに保存された同内容のワードファイルの更新日時は、8月19日19時49分となっている[112]

出典

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