確信犯とは?

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確信犯

読み方:かくしんはん

確信犯とは、本来は「自分行為正しいという信念に基づき遂行される犯罪行為」を指す法学用語である。昨今では、世間的には、「悪いことだと理解していながら敢えて行われる悪事、および、そのよう敢えて悪事を働く者」という意味合い言葉解釈されている。

「確信犯」の本来の意味

「確信犯」は、そもそも西欧法哲学上の概念(の訳語)である。現行法では処罰対象となるという意味においては「悪」であるとしても、政治的宗教的・道徳的普遍的価値観に照らせば「善」であると確信できる、そのような確信基づいて行われる犯罪行為が本来の意味における「確信犯」である。

「確信犯」の現代的な用法

通俗的用法における「確信犯」は、「悪行であると認識しつつ行われる行為」を指す意味で用いられている。多く場合違法行為というわけではないが他人が迷惑を被るような、倫理的道義的非難されるべき、慎むべき事柄について、それを私利私欲のために行う、といった状況を指す。

この「確信犯」の通俗的用法が、本来は俗用であり誤用である、と理解している者は少なくないとはいえ「確信犯」の俗用はすでに若者中心に半ば定着しており、「いわゆる確信犯」の表現使える手頃代替表現も今ひとつ見出しがたく、さらに本来の「確信犯」用法は「テロ」等の表現代替されている、といった事情もあり、今後誤用俗用はさらに定着が進むかもしれないが、旧来の用法訂正される見込みは薄いだろうと推測される。

かく しんはん [3] 【確信犯】

ある行為問題引き起こすことをあらかじめわかっていながらそのようにする人。

確信犯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 22:48 UTC 版)

確信犯(かくしんはん、: Überzeugungsverbrechen - Überzeugungs:確信(による) Verbrechen:犯罪)とは、自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される犯罪である。言い換えると、己の信念に基づいて実行される犯罪である。行為者は「確信犯罪者」「確信犯罪人」(der Überzeugungsverbrecher)。ドイツの刑法学者グスタフ・ラートブルフの提唱による法律用語義賊テロリズムが代表例である。


注釈

  1. ^ ここでは「慣用句等の意味の理解(において)意味を誤って理解(すること)」を指す[2]

出典

  1. ^ 「確信犯」の意味”. 文化庁月報 連載「言葉のQ&A」. 文化庁 (2012年5月). 2020年6月29日閲覧。
  2. ^ a b c 平成14年度(2002年度)「国語に関する世論調査」の結果について”. 文化庁 (2003年6月). 2015年6月15日閲覧。
  3. ^ a b 「確信犯」の意味 - 言葉のQ&A - 文化庁月報 平成24年5月号(No.524)”. 文化部国語課. 文化庁 (2012年5月). 2015年6月15日閲覧。
  4. ^ [1][2][3]
  5. ^ アルトゥールカウフマン & 上田健二 2008, p. 66
  6. ^ アルトゥールカウフマン & 上田健二 2008, p. 75
  7. ^ 「法と正義」永尾孝雄(アドミニストレーション2000-02-29,熊本県立大学) [4][5]脚注1
  8. ^ 例えば
    大原康男「"確信犯"吉田茂の靖国参拝を見習え--総理大臣の靖国参拝に関する一考察」『正論』、産経新聞社、2004年9月、 62-71頁、 NAID 40006322656
    「絶好調マツモトキヨシは「今がピーク」だ--社長の「確信犯的経営」に敵も多い」『月刊テ-ミス』第13巻第2号、テ-ミス、2004年2月、 60-61頁、 NAID 40006072114
    宮本岳志「郵政ぐるみ選挙を問う--"確信犯"小泉首相の責任は免れない」『前衛』、日本共産党中央委員会、2001年11月、 47-56頁、 NAID 40002200464
    「4色印刷ならではの版ズレ確信犯 (特集 福田美蘭(みらん)名画をわれらに!) -- (複製「名画」花ざかり)」『芸術新潮』第50巻第8号、新潮社、1999年8月、 12-15頁、 NAID 40000935805
    佐々木ベジ「<敗軍の将,兵を語る>佐々木ベジ氏(フリ-ジア・マクロス前社長)「確信犯」でバブルに賭けたが…」『日経ビジネス』、日経BP社、1997年10月27日、 115-117頁、 NAID 40002806733


「確信犯」の続きの解説一覧

確信犯

出典:『Wiktionary』 (2019/04/13 12:28 UTC 版)

名詞

かくしんはん

  1. 政治宗教上のものなど、自らの行為正しいとの信念のもとに行われる犯罪また、その犯人
  2. 俗に良くないことと自覚したうえであえて行う行為また、それを行う人。この用法誤用とされることもある。

翻訳




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