上田健二
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上田 健二(うえだ けんじ、1940年9月21日 - 2010年2月3日[1])は、日本の法哲学者、刑法学者。
京都市生まれ。同志社大学法学部教授。ドイツのミュンヘンに留学し、グスタフ・ラートブルフの弟子であるアルトゥール・カウフマンに影響を受けた。ドイツの法哲学について造詣が深く、アルトゥール・カウフマン『法哲学』を代表とした数多くの訳業がある。
経歴
著書
- 上田健二『生命の刑法学 : 中絶・安楽死・自死の権利と法理論』ミネルヴァ書房〈Minerva人文・社会科学叢書 67〉、2002年。ISBN 4623035549。 NCID BA57347089。全国書誌番号: 20296650 。
主要訳書
- H.ロットロイトナー編(ナチス法理論研究会訳)『法、法哲学とナチズム』みすず書房。1987年。
- アルトゥール・カウフマン(竹下賢監訳)『正義と平和』ミネルヴァ書房、1990年。
- アルビン・エーザー(上田健二・浅田和茂編訳)『先端医療と刑法』成文堂、1990年。
- アルトゥール・カウフマン(上田健二監訳)『転換期の刑法哲学』成文堂、第一版1993年、第二版1999年。
- アルトゥール・カウフマン(上田健二・竹下賢・長尾孝雄・西野基継編訳)『法・人格・正義』昭和堂、1996年。
- アルトゥール・カウフマン『法概念と法思考―附・法獲得手続きの合理的分析』昭和堂、2001年。
- アルトゥール・カウフマン『法哲学 第2版』ミネルヴァ書房、2006年。
- アルビン・エーザー(上田健二・浅田和茂 編訳)『医事刑法から統合的医事法へ』成文堂、2011年。
他にも『同志社法学』などに発表した訳業が数多く存在する[2]。
脚注
- ^ a b 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p.86
- ^ 例えば、(カウフマン アルトゥール, 上田健二「アルトウール・カウフマン グスタフ・ラートブルフ:生涯と作品」『同志社法学』第60巻第1号、同志社法學會、2008年5月、424-339頁、doi:10.14988/pa.2017.0000011389、
ISSN 03877612、
NAID 110006865305。)
{カウフマン アルトゥール, 上田健二「グスタフ・ラートブルフ:生涯と作品(続編)」『同志社法学』第60巻第2号、同志社法學會、2008年7月、898-826頁、doi:10.14988/pa.2017.0000011432、 ISSN 03877612、 NAID 110006871476。)やシュテファン・グローテ 「「第3の道」を求めて:アルトゥール・カウフマンの法哲学 1~3」第320号(59巻1号)、第322号(59巻3号)第323号(59巻4号)などが発表されている。
外部リンク
上田 健二(うえだ けんじ)
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「カメレオン (漫画)」の記事における「上田 健二(うえだ けんじ)」の解説
通称ウエケン。ヤザワらの一年後輩で蜂屋と同学年。相沢、椎名と同じ中学の出身で、中学時代に相沢とタイマンを張って惜敗した過去がある。狂犬、爆弾上田などと呼ばれ恐れられていたが、蜂屋に敗北して以降は、やられ役、ギャグキャラクターとしての扱いがほとんど。チカから「女にも平気で手を上げる」と言われるなど評判は悪く、勝手にOZのステッカーを販売しようとしたり、他のメンバーと揉め事を起こしたり、相沢に対しても因縁を根に持っている部分があるなどやや協調性に欠ける。また、ヤザワの権力が及んでいる場合は彼に忠実に従いもてはやすが、窮地の際は平気で見限ろうとするなど、日和見的な一面も見受けられる。
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