ギャグマンガ日和の登場キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 04:14 UTC 版)
歴史・偉人・おとぎ話等のパロディ系
飛鳥時代以前
夢-赤壁の戦い-
読み切り作品。第49回赤塚賞準入選作品。
- 劉備玄徳(りゅうびげんとく)
- 中国に実在した歴史的人物。天下統一という夢のため、中国史の中でも有名な戦いである「赤壁の戦い」で、孫権(金星人)と手を組んで曹操(火星人)を倒そうとする。しかし人間関係に恵まれておらず、三顧の礼で迎えたはずの軍師・孔明や義兄弟の関羽などの部下達に馬鹿にされている。唯一玄徳の戦力として与えられた兵士一名は餓死寸前の死に体ながら玄徳を慕っているほか意識が朦朧としながらも孫権の正体を正しく認識している等まともだが、赤壁の戦い時にろくに戦えないまま死亡した。就寝時にエミリーという人形を愛用しており、自分の裏声で声を演じている。
- 孫権(金星人)、曹操(火星人)
- 実在した歴史的人物。劉備玄徳が孫権の元を訪れた時には、既に宇宙人が軍を支配していた。容姿は宇宙人そのものなので不審に思う人間もいたが、そのことを口にした人間は一人残らず脳改造による洗脳を受けている。
女王卑弥呼VS宇宙人
- 卑弥呼(ひみこ)
- 占いで邪馬台国を統べる実在した歴史的人物。邪馬台国を支配しようとした宇宙人「うんこ星人」に拘束されるが、王の座を渡すまいと呪術(苦手)や自称呪術のローキック「ヒミコフラッシュ」で死闘を繰り広げた。前者の呪術ではなぜか姉の様子を見に来た卑弥呼の弟に術がかかり、弟は吹き飛ぶ、髪の毛が全部抜ける、床に押しつぶされる、顔中から血が吹き出るといった目にあった。最終的にうんこ星人がネット通販で購入した品物を届けに来た配達星人ハイタッツ(バイト)を戦いに巻き込み、結局卑弥呼、うんこ星人共々ハイタッツに敗れ、王の座を彼に奪われた。
- うんこ星人(うんこせいじん)
- 頭に「うんこ」がのっている生物。国を支配しようと卑弥呼に「うんこ」をなげつけ捕らえたが、卑弥呼と一緒にハイタッツに殴られ失敗に終わる。
- ハイタッツ
- 宇宙宅配便で働いている。うんこ星人が注文した商品を届けに来た。アルバイトを辞め、二人を殴って王の座を奪う。
- 卑弥呼の弟
- 卑弥呼の言葉を伝え、姉とともに政治を担っていたとされる。
飛鳥時代近辺シリーズ
飛鳥文化偉人シリーズ
- 聖徳太子(しょうとく たいし)
- 声:前田剛
- 実在した歴史的人物。青いジャージを着用している。
- 作中では倭国の「アホ摂政」で、ろくに仕事もしていない。そのせいで朝廷内の人間からかなり馬鹿にされており、「くさいから」という理由で勝手に遣隋使のメンバーに加えられ、朝廷から体よく追い出された。冠位が最下位の人間や、朝廷で一番弱いとされる人間にまで馬鹿にされる始末。しかし国書を書いた時など、ごく稀にまともに倭国の未来を考えることもある。
- 史実の聖徳太子とは違い独身で彼女なし。犬が好き。好きな食べ物はカレー。「黒駒」という黒い馬を持っているが全く懐かれておらず、度々落馬する。
- 「フライング摂政ポセイドン」「湯のみマッスルアタック」などの意味不明な技を持ち、ボディーアタックの数は48種にも及ぶ。必殺技は「飛鳥文化アタック」。
- キャラクター人気投票では1位に輝いた。第二回人気投票では松尾芭蕉に僅差で敗れ2位。
- 小野妹子(おのの いもこ)
- 声:竹本英史(1期・2期)→名塚佳織(3期・+)
- 実在した歴史的人物で遣隋使の一人。太子に赤いノースリーブのジャージを無理やり着させられている。普段着は緑色の朝廷服。
- 太子のせいでたった2人で隋へ行く羽目になり、帰国後も太子との縁は切れていない。太子の行動には困り果てているが、命令とあらば従わぬわけにはいかないのでしぶしぶ付き合っていた。しかし、途中で「慣れれば面白いのかも」と考えるようになった。また、落ち込んでいる太子を慰めるなど優しい一面も持ち、基本的に人が良いため太子につけこまれている。愛馬は小野デラックス。
- 毎日腹筋と腕立て伏せ30回を欠かさずこなしており、太子の「飛鳥文化アタック」や、投げられた湯呑みなどを避けることができた。その一方で太子に腹を槍で刺されたことがある。その後はもちろん反撃した。
- キャラクター人気投票の順位は第一回、第二回ともに3位。
- 蘇我馬子(そがの うまこ)
- 実在した歴史的人物。史実では聖徳太子の義父と言われているが、漫画上ではそうした雰囲気は全くない上に、太子を完全に舐めており、本人に向かって「臭い」と単刀直入に言い放つなど、非常に冷たい。聖徳太子を遣隋使へ参加させる運動の中心となった。朝廷内で聖徳太子の体臭についてアンケートを行ったり、太子の尺を使って太子の尻を引っ叩いた事もある。
- フィッシュ竹中(フィッシュたけなか)
- 声:うえだゆうじ
- 太子の数少ない友人の一人。後頭部が魚になっている。晴れの日以外は基本的にしめっている。太子との交流で度々ひどい目にあっているが、それでもいまだに仲良くしている。レッグ・ウォーマーさんの遠い親戚らしい。
- 妹子のことは太子から間違えた名前を教えられ、「小野イナフ」と呼んでいる。
- 第二回人気投票7位。
- 鞍作福利(くらつくりの ふくり)
- 実在した歴史的人物。イカダで自分の乗っていた船に追いついた太子と妹子を見分けるため、1つの難問を出した。その内容は12歳の時の春、片想いのミキちゃんに告白したがあえなく玉砕し、悶絶の末失禁した。その際腹いせにミキちゃんの兄の縦笛をこっそり舐めたが、これは勇気がなかったため兄の笛で妥協するしかなかったとのこと。その後、太子が船で火災騒ぎを起こしたため、他の遣隋使や船員と共にイカダで逃げるが、定員オーバーになった為、乗り遅れた太子を見捨てて、日本に引き返した。
- 毒妹子(どくいもこ)
- 太子達が隋の農民の家から騙し取った馬。名前の由来は「万引きをする時の妹子のような毒々しい目つきをしているから」だそうで、太子が名付けた。太子が余りにも無茶な乗り方を妹子にさせたため、過酷な労働に耐えかね隙を見て全力で逃走した。
- 馬(毒妹子)の主人
- 隋のとある村に孫娘と二人で暮らしている。太子のものとは逆にムッチリしているムッチリラリアットが自慢だが、年のため頭が弱っている。太子よりいくらか常識的な性格だが、やはりどこかおかしな部分がある。
- そんな祖父とは対象的に、孫娘は真面目で、頭が回る。
- 武器屋の主人
- 隋にある武器屋の主人。自分の店に泊まろうとした上に自分の店の机に「エロス」と彫った太子達の図々しさにうんざりしていた。そのうんざり具合は店を出て行ってくれるなら食料も武器も譲渡する気だった程。
- 煬帝(ようだい)
- 声:矢部雅史
- 隋の皇帝でタコのような姿をしている。倭国の人間のことを「ジャップ」と呼び見下している。
- 正体は国民の記憶を操って人間になりすましていたタコタコ星人。唯一の弱点は塩であり、太子と妹子がお土産で持ってきた塩によって消滅した。彼の死後、国民の記憶は解け、本物の皇帝は長安の地下牢獄で発見された。
- 裴世清(はい せいせい)
- 声:うえだゆうじ
- 実在した歴史的人物。隋から倭国に来た使臣。太子のことを大物だと思っており、面会前は緊張していた。太子とは2回ほど面会するが彼の意味不明な行動(1度目は、彼は太子の冠の先っちょを一瞬だけ見た程度でまともに面会すらできず、2度目は面会できたが太子は一発ギャグを披露した後、またもや逃げ出した)に唖然とする。
- ゴーレム吉田(ゴーレムよしだ)
- 太子の数少ない友人の一人。心身共に岩のような人物。だが性格は頑固というわけではなく、本人によればかなり物分かりがいい方であるとのこと。
- 他ノ事考輝(ほかのこと かんがえてる)
- 飛鳥一武道会の審判として太子が呼び寄せた人物。常に他のことを考えている。
- 調子丸(ちょうしまる)
- あらゆる部分の調子が悪くなりやすい。
- THE健脚くん(ザけんきゃくくん)
- 声:内藤玲
- 太子と妹子が富士山に登った時に遭遇した人物。とても健脚で人を見つけてはすぐに自慢の足の筋肉を見せ付けてくるが、それが原因で全くモテない。太子と妹子をライバル視するが、最終的には9合目にて妹子の一言により1合目まで滑り落ちていった。
- 自分がモテないのは「見る目のない女」のせいだと思っていたらしい。
- 無敵戦士ダイウンガー(むてきせんし ダイウンガー)
- 聖徳太子が大運河を聞いて思った架空のロボットもの。ロボットの胴体部分には「寿」と書かれている。ロボットを操る主人公は下半身が裸体である。
- 貧 弱夫(ひん じゃくお)
- 朝廷内最弱の噂がある人物だが、太子からしつこく武道会を誘われた時は太子の尻を蹴って撃退した。
- 黒駒(くろこま)
- 太子の馬で調子丸が飼う。競馬大会で優勝する。太子になついていない。
- 小野デラックス(おのの デラックス)
- 小野妹子が所有する愛馬。黒駒とともに「飛鳥ナイトメア」を完成させた。別名「ディープ妹パクト」または「ディープ妹パンツ」である。
聖徳太子と小野妹子のコンビは主に「遣隋使」「飛鳥組」と呼ばれる。なお、「飛鳥組」にはフィッシュ竹中が含まれることもある。
ちびっこ歴史大冒険
- 蘇我入鹿(そがの いるか)
- 実在した歴史的人物。歴史が大好きな小学生太一に、年表に2つしか出てこない事を心配され、れきしハカセの協力で630年から何かをするように要求された。太一らが来るまでは天狗になっていたが、自分に何も出来ないことがわかると卑屈な性格になった。しかし635年、厚底ブーツを履くことに成功した。
- 岡山太一(おかやま たいち)
- 歴史が大好きな小学生。しかし得意科目は保健。給食の時間に家からジャムを持参して注意された。蘇我入鹿に会いに行こうと、れきしハカセのタイムマシンを使って飛鳥時代に飛んだ。最後にタイムマシンの料金としてハカセに5億円を請求された。ただし、ビデオ「オッサンの一人暮らし」の感想文を書く事で解消した模様。
- れきしハカセ
- 歴史研究所を営む、歴史が大好きな男性。若者に狩られたせいであらゆる若者を嫌っており、この世にはオッサン以外必要ないと思っている。若き日の蘇我入鹿にも自害を要求した。髪の毛は着脱可能(おそらくかつら)。最後に太一にタイムマシンの料金として5億円を請求した。
- シャンプーする男(シャンプーするお)
- 博士のタイムマシンの乗務員だと思われる人物で、常に上半身裸でシャンプーをしている。
太一と入鹿、れきしハカセのトリオは主に「歴史組」と呼ばれている。
鎌倉〜室町時代近辺シリーズ
呪いの刀
- 源義経(みなもとの よしつね)
- 実在した歴史的人物。ひどいなで肩で、肩パッドが宝物。物事の聞き間違いが激しい。シャンプーハットを買うつもりが、誤って毛が伸び続ける呪いの刀を購入したため、処分に困っている。更には毛に取り付かれた。
- 武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)
- 実在した歴史的人物。仕事も友達も無い為に人々から刀を取り上げている。たまたま通りかかった牛若丸に刀を押し付けられそうになる。最初は拒否していたが、牛若丸の頭の悪さに共感して共に旅に出る。名前を「皮下脂肪弁慶」と聞き間違えられた。
一休さん
- 一休さん(声:名塚佳織)
- 実在した歴史的人物。彼のとんちのポーズ(テレビアニメ『一休さん』のものとは全く異なる、ヨガまがいのポーズ)は実は神を呼び出す為の儀式であり、これでとんちの神を呼び出していた。殿様(声:前田剛)に絵の中の虎を捕らえてみよ、と言われとんちの神を呼ぼうとするが、セクハラの神が降りて来て、凄まじい形相で殿様の尻を撫で廻した。
- とんちの神(声:内藤玲)
- 度々一休に呼び出されて知恵を貸している神。赤いパンツ一丁で眉毛以外体毛が無い。知恵を貸してはいるがなぜ呼ばれているのかは理解していないらしく、靭帯を痛めたという理由でセクハラの神に代わって貰った。10巻で不良になっていた。
- セクハラの神(声:うえだゆうじ)
- とんちの神の友神。めがねを掛けた無精ひげのむさ苦しい男の姿をしている。こちらも一休に呼ばれている理由は特に理解していない。
- パーマヘアの神
- とんちの神の母。人間に憑依するとパーマを生やしてしまう。
- 不良の神
- とんちの神にシンナー等の不良の道を教えた人物。
- ひきこもりの神
- おでこに『中』という字が書かれている。すぐ家に帰りたがる。いざとなると帰る場所はどこの家でもよくなる。
- へりくつの神
- 『たとえ後ろ向きの人生でも全力疾走できればいいじゃないか。』という考えを持つ。橋の真ん中を通って端は通っていないというへりくつをこいた。
万利休の新茶室
- 万利休(まんの りきゅう)
- 千利休のパロディ。コーヒーを飲む為に自分用の茶室を作ったが、大工を執拗に罵倒していた為かドアが開かない欠陥住宅になり、中に閉じ込められる。ドアを尻で破ろうとしていたが失敗。足が弱い。最後はなんとか通りすがりの少年たちに助けられたが彼らがドアを破るために用いた丸太で腹を打たれ、それ以来人間不信になった。
戦国時代近辺シリーズ
戦国時代近辺というかなり曖昧な指定であるが、ここでは、作者がこのシリーズと設定したものを指す。
1553川中島の戦い
眼帯 -真桃太郎-
- 伊達政宗(だて まさむね)(声:矢部雅史)
- 実在した歴史的人物。休日用の眼帯と戦用の眼帯を持っている。戦用の眼帯を落とし、ある老夫婦に拾われて遊ばれた。何度もその老夫婦を訪ねるがとことん無視され、代わりにきびだんごをもらった。
- 老夫婦(声:名塚佳織、うえだゆうじ)
- 政宗の眼帯を拾った老婆とその夫。眼帯を使って、「政宗ビーム」や「政宗レインボー」といった必殺技を披露する、まるで小学生のような遊びに興じていた。
武蔵のともだち -巌流島の決闘-
風魔小太郎の忍者忍法帳
- 風魔小太郎(ふうま こたろう)
- 北条氏直に仕えていた実在の人物。クナイを投げる練習ばかりする。分身の術を行えるが、反抗的なおっさん6人が出てきてしまう。
- 北条氏直(ほうじょう うじなお)
- 実在の人物。クナイの練習ばかりしている小太郎を見て『クナイ死ね』とまで言った。クナイが胸に3本刺されたが妥協した。
江戸時代(前期)近辺シリーズ
曖昧な範囲指定であるが、ここでは、作者がこのシリーズと設定したものを指す。
服部半蔵とついてくる家康
- コミックス第8巻収録 第138幕
- 徳川家康(とくがわ いえやす)
- 実在した歴史人物。影武者が家康に取って代わるために小手で攻撃してくるので、半蔵によくついて行く。「姉川の戦い」にも1コマのみであるが再登場した。
- 服部半蔵(はっとり はんぞう)
- 実在した歴史人物。家康の影武者を満足に探せなかった自分に憤り、武田信玄を暗殺しに行ったが、家康に見つかって未遂に終わる。
- W影武者
- 家康の影武者として雇われているが、片言の日本語をしゃべるロシア人と常に体のあちこちを掻くだらしのない男の2人のみで、いずれも家康に似ていない。2人で家康を小手で殺そうと企てている。
奥の細道シリーズ
- 松尾芭蕉(まつお ばしょう)(声:内藤玲)
- 実在した歴史人物。江戸時代の俳人。伊賀の出身だが忍者ではない。俳句作りの為に奥州へ旅立ったが、万年スランプでまともな俳句はほとんど作れていない。ただし、稀に芸術的な秀作を製作する。異常に聞き間違いが多い。
- たまにいい俳句を読み、いい俳句ほど調子に乗り弟子の曽良にこてんぱんにされる。
- マーフィー君というキャラクターが好きで、そのぬいぐるみを連れ歩いている。元禄のファイナルウェハース・ウェットティッシュなどの自称が多くある。一度、曽良に「芭蕉師匠」と呼ばせようとしたが、略して「芭匠(ばしょう)」と呼ぼうとしたのでやめた。ショックを受けると「松尾バションボリ」と言う。
- 「松尾チョップ」や「松尾ノーズ」などの特技を持つ。必殺技は「激突ショルダー」「ハナクソミサイル」「フケトルネード」「松尾千手観音」(しかし手は増えない)「フケアドベンチャー」。
- 彼がたまに思いつく秀作は、史実上の芭蕉の作品。また「忍者ではない」というのも、史実の芭蕉の行動や後年判明した事実から、彼は忍者や隠密だったのではという説があることを踏まえたもの。
- 曽良にたびたび勝負を仕掛けるも、ほぼすべての勝負に負けている。「ほぼ」というのは、水切り対決で一回のみ勝利したからである。
- かなり間抜けで、わがままで落ち着きがなく、かなり自分勝手。
- ウニが好物の模様。自分のことを、嘘をついてでも自分の伝説を作ろうとするナルシストである。2巻29幕にて一度曽良に絶交された。しょんぼりすると「松尾芭しょんぼり・・・」などという。水切りが上手い。
- キャラクター人気投票では一回目はうさみちゃんと同着の4位、二回目は1位。
- 河合曽良(かわい そら)(声:前田剛)
- 実在した歴史人物だが、史実より10〜20歳若く描写されている。芭蕉の弟子。ただし、「年中スランプ」の芭蕉の事は全く尊敬しておらず、水切り以外は全て自分の方が勝っていると思っている(劇中描写では実際その通り)。
- 普段は物静かだが、怒るとものすごく怖く、芭蕉も彼には頭が上がらない。かなりのイケ面で真性のサディストであり、芭蕉の「友達」であるマーフィー君の目と口を縫いつけたり、芭蕉を痛めつけるのみの目的で「断罪チョップ」なる技(非常に重く、食らった人間は一撃で血反吐を吐く)をあみ出したり、ことあるごとに芭蕉を痛めつけている。乗り気ではなかった芭蕉の旅に同行するきっかけも、困難な旅によって苦しみ打ちひしがれる芭蕉の姿が見たいからだった。芭蕉が少しでも自分よりも偉そうな態度をとると一方的に暴力を振り痛めつける。
- しかし心の中では芭蕉には俳句にいそしんでほしいと思っているため、芭蕉が良い句を作った時には素直に褒める。(芭蕉が調子に乗りすぎると暴力をふるう)
- 常に無表情。要らなくなった物を処分しさっぱりした時にしか笑わない。
- 好きな女性のタイプは「優しくて、臆することなく目上の人にもガツンと当たっていける強さを持った人」。
- それに芭蕉には全く興味がないらしく、常にふてぶてしい態度でいる。また、芭蕉に水切りで負けた時に「フン、まあいいですよ。芭蕉さんにも一つくらい僕に勝てることがあっても…。」とイライラしていた。
- 時には芭蕉に命令を下すなど、自分が師匠のように思われる。それに、弟子にもかかわらず、芭蕉の前を歩いている。かなり不器用。
- スランプ時の芭蕉よりも遥かに俳句が上手い。芭蕉に頼まれたおつかいでのおつりを自分のものにしたり、芭蕉の家で言葉通りくつろいだりと、芭蕉を自分より下に見ている描写がある。旅に同行したのも苦しむ芭蕉が見たいからで、今で言うドSであるが、芭蕉を助けたり、毎朝起こしたり(ただしキックでだが)、稀に芭蕉が良い俳句を作ると素直に褒めるなど、優しい一面もある。
- キャラクター人気投票では一回目は聖徳太子に僅差で敗れ2位、二回目は4位。
- マーフィー君
- 松尾芭蕉の唯一の友達でありぬいぐるみ。老けたはにわのような顔をした熊の姿をしている。これは作者の脚色。芭蕉がいつも持ち歩いているカバンについているが、実はカバンの中にも3匹、もしくはそれ以上いる。「元禄二年ぐったりランキング」78位。嗅ぐと芭蕉の涙の匂いがする。曽良君に首を破られ、目と口を縫い付けられたことがある。中身は綿。アニメでは微かに動いたりうめき声を発したりしている。
- キャラクター人気投票では6位を獲得。
- ニセ芭蕉(ニセばしょう)
- 1巻で芭蕉たちが旅行をしている途中、福島の飯坂にある旅館に泊った時登場する人物。「松尾芭蕉」と欺いて、芭蕉がスランプを経験するようになる。なお芭蕉からは松尾伴内と呼ばれた。
- メカマツオ
- 松島にて芭蕉が曽良に嫌われた際に、一緒に旅を再開しようと製作したロボット。別人を装うが中身は芭蕉本人で、全て厚紙で出来ている。3号まであるが、2号はガンダム風になっており、3号は材料がたりなかったのか(芭蕉曰く「厚紙とか買うお金もうなくて…」らしい)みずぼらしくなっている。
- 必殺技は、「俳句キック」・「俳句パンチ」・「俳句ダンス」。
- 鈴木清風(すずき せいふう)
- 実在した人物。芭蕉とは旧知の間がらであった尾花沢の俳人。本業は紅花商人で本名・鈴木道祐(すずき みちう)。清風は俳号。いつもめがねをかけている。史実どおり芭蕉を句会に招いたが、予想通りまともな会とはならなかった。
- 村川素英(むらかわ そえい)
- 本名・村川伊左衛門(むらかわ いさえもん)。実在した尾花沢の俳人で鈴木清風の親友。素英は俳号。
- 渋谷風流(しぶや ふうりゅう)(声:うえだゆうじ)
- 実在した新庄の俳人。清風同様の豪商で本名・渋谷甚兵衛(しぶや じんべえ)。史実では芭蕉が新庄を訪れた際に彼を宿泊させている。尾花沢での句会に出席していた。新庄では毒キノコを食べた芭蕉と無茶な理由で戦うことになり、幼少の頃に封印した彼の必殺技である「風流サイバーマルチバケーション」という目潰しをかわされ、芭蕉の「フケアドベンチャー」を喰らい負けた。過去に父に遊び半分で眼つぶしをして不快な思い出がある。
- 俳句の神様(はいくのかみさま)
- 芭蕉が毒キノコを食べたときに見た幻覚。顔はキノコで身体は人。体育座りをしている。芭蕉に「フケアドベンチャー」を授けた。
- かさねちゃん
- 那須野にて芭蕉たちが出会った少女。奥の細道に記述がある。変な句しか作れない芭蕉を「ばかやろう」と一蹴。逆にすてきな句を詠んだ曽良のことは慕っており結婚するとも言った。実際に「奥の細道」の中の「那須野の少女」にかさねという少女が出てくる。
- 最北 端男(さいほく たんお)
- 象潟が奥の細道の最北端であることの説明文に登場し、「ワイワイワーイ!」とのみ言った男。28歳。ストーリーとは無関係。
- 伊井肺苦 好夫(いいはいく すきお)
- 芭蕉が路上アート(?)をしているとき曽良がつれてきた人物。いい俳句にはいくらでもお金を出すが、ダメな俳句はとことん蔑む。芭蕉が挨拶程度に詠んだ俳句に「ブタめ…!!」という言葉を凄まじい形相で述べている。なおこのキャラクターは2007年の週刊ジャンプ39号において、うすた京介とのコラボレーション企画でうすた京介が描いたギャグマンガ日和で登場したキャラクターである。
芭蕉と曽良のコンビは主に「細道組」と呼ばれることもある。
伊能忠敬の歩み
- 伊能忠敬(いのう ただたか)(声:矢部雅史)
- 実在した歴史的人物。中年女性(声:名塚佳織)、宇宙人(声:うえだゆうじ)の二人と一匹の犬(声:前田剛)のお供と日本全土を16年かけて測量した。頻繁に弱音を吐き、測量中に吐いた弱音は85700ヨワ。お寿司はコーンなどの微妙な軍艦が好き。完成した日本地図は全然精巧ではなかった。そして、宇宙人から精巧な日本地図を見せてもらい日本地図が完成した。大好物の梨のためならどこへでも行くらしい。傷ついた宇宙人に傷薬を渡す優しい性格である。
水中水戸黄門
このエピソードの光圀一行は創作における水戸黄門のように諸国漫遊の旅を行っている設定だが、水中を移動するため人助けをする機会は少ないほか、たまに事件への関わりを避けることもある。3人ともサン・トワ・マミーという歌を口ずさめる。
- 水戸光圀(徳川光圀)
- 一応リーダーだが、その品格はない。女に飢えている。
- 格さん
- 強面で口は悪いが根は優しい性格。しかし理不尽な理由で腹を立てたり、妙にネガティブな想像をしたりする。
- 助さん
- 3人の中では一番常識的な性格だが、どこか考え方がおかしい。経験が浅く、まだあまり息が長く続かない。
- 妊婦
- 川辺で産気づいたところを水戸光圀御一行に見つかる。最初は一行に助けを求めるが無駄と知り、結局自分で家に向かった。
忠臣蔵 -ねむい大石内蔵助-
- 大石内蔵助(おおいし くらのすけ)
- 実在した歴史的人物。浅野内匠頭の無念を晴らすべく堀部安兵衛ら47人の赤穂浪士と吉良邸に討ち入るが、堀部安兵衛とともに道を間違えて田中邸へ行ってしまう。性格は自己中心的なほどマイペースで、討ち入りにもかかわらずバスローブや水着を着て来る上、着替えに帰るたびに風呂に入っている。アニメソングも好きで、入浴シーンでは『CHA-LA HEAD-CHA-LA』を歌っている。就寝時間は7時半。
- 堀部安兵衛(ほりべ やすべえ)
- 実在した歴史的人物。大石のマイペースに付き合っている内に討ち入りが終わる。大石のバスローブ姿が気になって田中邸まで着いてきてしまう。討ち入りから引き上げてきた仲間から身を隠す際に、大石のパンツの中に頭を埋めるという隠れ方をした。内蔵助にツッコむ時や、驚いた時に顔(髪型もろとも)が様々に変化する。
- 浅野内匠頭
- 実在した歴史的人物。しかしその容姿はおおよそ人間とは思えないおかしな怪物の姿をしている。冒頭で吉良上野介に斬り掛かり、処罰を幕府より受け既に死去。大石の回想にも登場しており、海岸にて「大石くん、耳くそ食べたことある?」等と訊いている。
- 田中
- 大石と堀部に吉良邸の代わりとして討ち入られた一般人。表札により吉良邸ではないと気付いた驚きのあまり頭から門に突っ込んだ堀部に一回、言い訳の為吉良邸ではないと知りながらもあえて討ち入りの為に大石と堀部に一回と、二度自宅の門を破壊されている。
目安箱ブルース
- 徳川吉宗(とくがわ よしむね)
- 実在した歴史的人物。5代将軍の「生類憐れみの令」のようなインパクトのある政治を目指していたが、徳川綱吉の名前をひろしと勘違いしていた。大岡のアドバイスで目安箱を作ったが、見た目は犬小屋そのものだった。
- 大岡越前守忠相(おおおか えちぜんのかみ ただすけ)
- 江戸町奉行で、目安箱に「5代将軍は徳川綱吉です」と書いた紙を投函し徳川吉宗にばれた。吉宗がマッチョファイターと友達であることを良く思っていない。江戸町奉行。吉宗のことを、「アホ宗」と呼ぶことがある。
- マッチョファイター
- 吉宗の友達。プロレスラーのような風貌。好きな寿司はかにみそ。カタツムリの殻のような形の犬小屋で犬を飼っている。
江戸時代(後期)近辺シリーズ
これも時代設定が曖昧だが、ここでは、作者がこのシリーズと設定したものを指す。
なめられペリー
- マシュー・ペリー(声:うえだゆうじ)
- 実在した歴史的人物。黒船と間違えて自分のブリーフより白い「白船」で来航してしまう。
- 部下や娘にかなりなめられているせいか、4隻中3隻はハブ対マングースの決闘を見ていたため琉球までしかついて来なかったほか、隊員たちにマリオ提督と呼ばれていたこともある。
- 「ペリー拳」なる格闘術を身に着けているらしいが、喧嘩が非常に弱い。得意技は「ペリー拳奥義 浦賀来航チョップ」。修行で「ペリービーム」を出そうとしたが出ず、「ペリー汁」が出た。
- 娘に2秒で負け、誰になら勝てるのかと闘ったところ一番背の低い水兵に負け、一番痩せ細った水兵にも負け、子ヤギのユキちゃんにすら善戦したが敗れた。
- 国書の「日本政府へ」の「へ」の部分を「え」と書いてしまうなど、小学生未満の学力しか持たないようである。でも娘の下着には詳しい。また第1回人気投票16位。
- ジョン・コンテー大尉(声:前田剛)
- 実在した人物で史実ではペリーの副官を務めた。ペリーよりも階級は下だが船員からはペリー以上に慕われている。
- 彼もペリーのことを軽んじており、ペリーのブリーフを「黄ばんでそう」と評したほか、敬礼の時には通常の敬礼の代わりにペリーの喉をついた。
- 「ユキちゃん」という白い子ヤギを飼っている。趣味はサイコホラー小説を書くこと。
- ペリーの娘(声:名塚佳織)
- 不良娘でサングラスをかけタバコを吸っている。いつもペリーを恐喝している。たまに父ペリーをかつあげしている。ペリーより強い。ペリーの史実上の娘のキャロライン・スライデル・ペリーは、アメリカンジョッキークラブの会長を務めるなどアメリカ競馬界の重要人物の一人である。
- ユキちゃん
- 声:伊藤実華
- コンテー大尉に飼われている白い小ヤギ。誤って国書『アメリカ大統領フィルモアが日本政府 に開国と通商を求めた外交文書』を食べる。戦闘力はペリーとほぼ同じ、しかし競り勝った。
ハリスインパクト
- タウンゼント・ハリス (声:矢部雅史)
- 実在した歴史的人物。ペリーのような歴史的インパクトがほしいために妙なことばかり考えて相棒のヒュースケンを困らせ、終いにはアダムとイブにちなんで(実際はちなみ損ねた)「巨泉」と名づけられた奇妙な姿の巨大メカを造り、それで江戸に向かうが、海苔で前が見えず自爆スイッチを押し大爆発させる(原作では破片が当たった目撃者は「びほろ」「くんねっぷ」「めまんべつ」と北海道の地名を叫んだ)。
- ハリス本人はこの一件でペリー以上のインパクトを得たと大喜びするが、あまりにも意味不明な出来事だった為に目撃者が詳しく説明できず、歴史には残らなかったらしい。
- 巨泉に「誤爆スイッチ」なるスイッチも設置していたそうだが、どういう用途のスイッチで何を誤爆するつもりだったのかは不明。
- アニメ版では片言で話す。
- ヘンリー・ヒュースケン (声:前田剛)
- 実在した歴史的人物で史実ではハリスの通訳。ハリスが造った巨泉に乗せられる際、オランダ出身というだけでハリスに「風車の動きと連動して上下に動く」と思い込まれ、上下に激しく動く座席に乗せられることになる。
- お吉 (声:名塚佳織)
- 実在した人物で、史実ではハリスの斡旋看護婦。ヒュースケンに「いい海苔」をお裾分けした。興奮したハリスの尻を棒で叩くことをヒュースケンに頼まれたが、拒否した。
- ハヌス
- 「ハリスインパクト」の初めのコマで出る人間らしき生き物。1804年で生まれ、1872年で死去。アニメでは実写で登場。
西郷隆盛でごわす
- 西郷隆盛(さいごう たかもり)
- 実在した歴史的人物。夢で愛犬ツンに若者風の口調で、語尾の「〜でごわす」を馬鹿にされたため、語尾改正に努める。「〜でごわす」と言ったら自分を斬れ、など自分自身に試練を与えるが、どうしても自分に甘い。また、自分の決めた事以外には耳を貸さない。坂本竜馬と桂小五郎と会う際には口癖を「〜でごわスマッシュ」といった。
- ツン
- 西郷隆盛の飼い犬。後に西郷隆盛と一緒に銅像になる。隆盛の夢の中では、「チョーうけるんですけど」等の若者言葉を喋る。
- 江藤新平(えとう しんぺい)
- 実在した歴史的人物。西郷の夢の中で語尾改正に付き合わされる。
- ロングヘアーウザ男
- 江藤新平と薩長同盟を説明する際に出るロングヘアーを持つ男。坂本竜馬の知人の隣人。1828年で生まれ、1899年で死去。
新撰組-池田屋事件-
- 近藤勇(こんどう いさみ)(声:内藤玲)
- 実在した歴史上人物。池田屋事件の際に妙な格好した新撰組のメンバーに「ふざけてるのか!!」と怒ったがどうしようもなかったので、やけくそで乗り込んだが失敗におわり、自分はなぜか下半身が蛸になっている奇妙な姿になった。
- 永倉新八(ながくら しんぱち)(声:うえだゆうじ)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。髪の毛が左右に異常なほど長く伸びている。
- 藤堂平助(とうどう へいすけ)(声:名塚佳織)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。手が左右あわせて6本あるが、使えるのは上の2本だけで下4本はブランブランしてるだけ。
- 沖田総司(おきた そうし)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。柄パン一丁で首のところがばね[疑問点 ]になっていて、敵の指を挟むつもりらしい。本人曰く異常にグラグラするらしい。
- 武田観柳斎(たけだ かんりゅうさい)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。猿になっている。奥沢とは犬猿の仲。
- 奥沢栄助(おくざわ えいすけ)(声:矢部雅史)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。犬になっている。武田とは犬猿の仲。
- 安藤早太郎(あんどう はやたろう)(声:前田剛)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。近藤勇を除いた新撰組のメンバーの中で、唯一見た目が普通だが、全身に卵白を混ぜた油を塗ってベトベトになっている。
- 土方歳三(ひじかた としぞう)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。球になっている。口の周りが甘いらしい。
- 新田革左衛門(にった かくざえもん)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。トーテムポールの一番上。純情。
- 島田魁(しまだ かい)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。トーテムポールの上から2番目。
- 谷万太郎(たにまんたろう)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。トーテムポールの上から3番目。
- 浅野薫(あさの かおる)
- 実在した歴史上人物。新撰組の一人。トーテムポールの一番下。
- その他(そのた)
- その他の新撰組のメンバー。 ボウリングのピン。
シーボルトの出島奮闘記
- シーボルト
- 実在した歴史上人物。出島から出ようとして門を突破しようとする。土踏まずにシリコンを入れており、まともにまっすぐ走れない。一人称は「僕」。
- スチュルレル
- 商館長。シーボルトに「胃を三分の一切除する」と言われて長崎奉行に申請する。
世界の偉人シリーズ
コロンブス
- コロンブス
- 実在した歴史的人物。みんなから「コロちゃん」と呼ばれていることに不満を持っている。しかし、コロンブス自身も自分勝手かつ泣き虫な性格なうえに仲間を「愚民」と呼んだりするので嫌われており、仲間から「クソまみれ」と呼ばれたこともある。
- 牛乳とハンバーグと卵が大好きで、うっかり夕食のハンバーグを床に落としたときは誰かに慰めてもらおうとしてウソ泣きをしたほか、明日の食事に使う卵を独り占めしようとし、怒った部下たちに宙吊りにされる。
- サンサルバドル島を発見した時に「江の島」と名付けようとするものの結局は部下たちに島の名前をつけられ、島の探索の際には一人で船団の食料を探してくる仕事を押し付けられた(しかも部下たちにはさほど期待されていなかった)。
- 一応はなにかの卵を見つけてくるが、その卵からはおたまじゃくしがいっぱい生まれてきた(すなわち卵は卵でも蛙の卵だった)為、部下たちの怒りを買って海に放り投げられた。
- ピンソン
- 実在した歴史的人物。ピンタ号の船長。コロンブスよりも遥かに常識人である為、船員達からも普通に敬語で話されている。船員たちによって船から吊るされたコロンブスを発見した。
- かゆみ
- コロンブスの航海の解説で出る人物。
ニュートンの万有引力
- アイザック・ニュートン
- 実在した歴史的人物。万有引力を発見する為に周囲に迷惑をかけて回る。肉のような物が木から落ちたのを見て万有引力を発見するがそれを認めず、リンゴの落下を見て発見したことにした。ひどい嫉妬心と歯槽膿漏を持つ。得意技は、りんごを投げつけるだけの「ワンダフルニュートンバズーカ」やただのチョップに過ぎない「ニュートンチョップ」。
ガリレオの実験科学
- ガリレオ・ガリレイ
- 実在した歴史的人物。ピサの斜塔での実験で、ピサ大学学生によって雑誌『月刊エロ大臣』なるものを愛読していた事が発覚する。ギャラリーから罵声を浴びるが、「男はみんなスケベだ!」と絶叫し開き直り、「『男はみんなスケベだ』という人がスケベだ」ということを証明した。髪がとてつもなく臭く、その匂い嗅ぎたさに行列ができるほど。学生には完全になめられている。「ガリレオ大回転」は落下するエロ本をキャッチするための技と思われ、後に完成する。
がんばれライト兄弟
- ライト兄弟
- 実在した歴史的人物。ウィルバー(兄)は動物園から逃げた大蛇に噛まれた影響で「アホ」になり、オービル(弟)は独力で完成させた動力飛行機を発進させようとしている際にウィルバーの造った飛行機(のつもり)である髪にボリュームがない「キャロル」を左翼に刺され、そのまま飛行させた結果、バランスが傾き墜落。そのため「アホ」になった。
- キャサリン
- ライト兄弟の妹で実在した歴史的人物。物欲ランキング1位は土地。
グラハム・ベルの電話物語
- グラハム・ベル
- 実在した歴史的人物。弱気かつ卑屈な性格で、エビチリのような体臭がする。電話機を発明するものの、その性格ゆえに自分の発明に自信がなく、電話機を通りすがりの子供に押し付けようとしたほか、助手や留学生を巻き込んで電話機でドッジボールをしたが、助手のワトソンに説得でなんとか電話機の通話実験を実行に移す。「サンダー」がつけばおおむねカッコイイと思っているために第一声は「サンダーファイヤー」のはずだったが、ポケットに入れていたエビチリで手を汚し、拭くものを持ってきてもらうため言った「ワトソン君、こちらへ来てくれないか」が第一声となった。
- ドッジボールの時は、「しょんぼりステップ」というしょんぼりした顔とステップでよける技を披露した。
- ワトソン
- 実在した人物でベルの助手。なぜかベルの記憶の中では耳が巨大で、ツッパリばかりしてくる人物になっている。
- 電話機でドッジボールをした際に電話機を何度も受け止めた衝撃で肋骨の過半数が折れたほか、留学生の金子と伊沢に「『息子はアメリカで全裸でニヤニヤしながら町をねり歩いてます』、『息子はアメリカで金パツ ボイン セクシーの3つしかしゃべらない』などの内容の手紙を両親に出す」と脅して彼らをドッジボールに巻き込んだ。
- 金子(かねこ)・伊沢(いざわ)
- 日本からの留学生。電話機のドッジボールに参加させられ、肋骨を折られる。
モーツァルトの失恋
- モーツァルト
- 実在した歴史的人物。突如発生した異常な寝癖のせいでスランプに陥る。「モヘアー(モーツァルト・ヘアー)」、「モショック(モーツァルト・ショック)」、「モロッコ(モーツァルト露骨にオシッコもれそう)」など独特な言葉を操る。
- 寄宿先の家の娘、アロイジアに恋をしていたモーツァルトは、アロイジアにみっともない姿を見せまいと「デンジャラス中野」になりすましてやり過ごそうとするが、結局露呈し、最終的にアロイジアとウェーバーを蹴り倒して記憶を消そうとする暴挙に出たが記憶を消す事はできず、劇中では語られないがタイトルから推測してアロイジアには嫌われた模様。
- アロイジア
- モーツァルトの片想い相手。あまりに異常な寝癖のせいでモーツァルトを他人と見間違えた。お茶を運ぼうとした際にモーツァルトから回転蹴りを受けて失神する。
- ウェーバー
- 寄宿先の主人。ブリッジの体勢で階段を下りようとするモーツァルトに遭遇し、そのままアロイジアが蹴り倒された場面を目撃してしまったため、口封じのためにモーツァルトに地面に叩きつけられて失神した。
-スーパー印象派バトル- ルノワールVSセザンヌ
- ルノワール(声:前田剛)
- 実在した印象派の巨匠。ふと漏らしたある一言が原因で同じく印象派の巨匠セザンヌと勝負することになる。必殺技は「ルノワールロケット」。顎ヒゲには、キン肉マンのマスクのように展開して鼻と口を覆うギミックが仕込まれている。
- セザンヌに「おっさんがワックスかけた床を全裸で滑る音みたいな名前」という理由で「全裸ワックス」呼ばわりされる。
- セザンヌとの対決で描いた絵に「ウサオAとウサオB」にイジメられているセザンヌも一緒に描き、ルノワール本人は「なごみまくり」と評していたが、最終的にはセザンヌの頭突きで破られてしまう。
- セザンヌとの喧嘩でルノワールロケットを見切られた場合に備えて頭に毒を塗っていたため、セザンヌに一矢報いる代償にルノワールはハゲてしまった。
- 結局、絵画対決の結果はピサロ達から「どっちも展覧会に絵を出すな」と言われる両成敗な形に終わった。
- 人気投票25位。
- セザンヌ(声:うえだゆうじ)
- 実在した後期印象派の巨匠で「近代絵画の父」。偏屈者で有名だった史実のセザンヌそのままの嫌味な性格。ライバルは早めにつぶす主義で、「売れるのは自分一人で十分」というナルシストのような発言も。ルノワール曰く「サムライに刀で斬られた音みたいな名前」「チューブフェチ」。
- ルノワールの弱みを握り、画家人生が断たれる程の絵(笑顔でウンコを手に持つのルノワールの絵)「ルノワールお前何食べてんだ」を展覧会に出展しろと脅したことからルノワールとの絵画対決に発展する。
- 対決中、ルノワールには「白の絵の具を手の平にかけられる」「ルノワールの投げた青の絵の具が『ナッ』という音を立てて目に入る」「ルノワールの投げたドガの体液で絵を台無しにされる」「ルノワールロケットを見切って紙一重でよけるが、仕込まれた猛毒で身動きが取れなくなる」などのイヤな目に遭わされた。
- ルノワール同様、完成した作品のあまりの酷さにピサロ達から展覧会出展禁止を受ける羽目になった。
- ピサロ、モネ、シスレー、ドガ(声:矢部雅史(ピサロ)、那須めぐみ(モネ)、名塚佳織(シスレー)、佐藤なる美(ドガ))
- 実在した印象派の巨匠たち。ルノワールとセザンヌの絵画対決の審査員をすることになる。印象派最年長のピサロだけは普通のタッチで描かれているが、その他は子供の落書きのような姿になっており、年齢順二番目のドガに至ってはなぜかただの黒い丸で表現されていた。ドガは最終的にルノワールに投げられてセザンヌの絵にあたって破裂、体液で絵を汚して出番が終わる。人気投票ではドガは10位。
ファーブル昆虫鬼
- コミックス第9巻収録 第151幕
- ファーブル
- 実在した人物。虫好きの昆虫学者。虫好きじゃない人とは仲良くしない。『ファーブル昆虫チェンジ』という芸を持っており、状況に応じてその昆虫のマネをする。
- なお、本物の鎌を両手に持って『カマキリモード』とし、パスツールが逃げ込んだ風呂場のドアをぶち破るシーンは映画「シャイニング」のパロディである。
- 糸でぐるぐる巻きにくるまる『蚕のサナギモード』になるために64(ムシ)分かかる。
- パスツール
- 実在した人物。細菌学者。蚕の病気の研究に取り組むにあたり、蚕について学ぶためファーブルを訪ねた。虫嫌いであるが、ファーブルと話すために虫好きのふりをする。
三銃士
- コミックス第9巻収録 第169幕
- ダルタニャン
- 実在する人物。原作では三銃士と固い絆で結ばれた銃士。
- 恋人のコンスタンスがセーヌ川の河口で浮かんでいるとダルタマンに騙される。
- アトス
- 三銃士の一人。
- 原作でも最年長だけあってか、リーダー的存在。
- しかし突如現れたチョトスとダルタマンに振り回され、涙を流すほど取り乱す。
- ポルトス
- 三銃士の一人。
- 非常に騙されやすい性格で、明らかに知り合いでないチョトスやダルタマンの言葉を信じかけてしまう。
- アラミス
- 三銃士の一人。
- かなりナイーブで、チョトスにアトスとポルトスとダルタニャンが3人だけで地中海に旅行に言ったと嘘を吹き込まれる。
- チョトス
- アラミスの代わりに三銃士の一人になりすまそうとするひどく働かない若者。
- 妙にまぶたの垂れ下がったいやな目をしていて(アトス曰く、「いやな目」)、トリュフが好物。剣をなめる。
- ダルタマン
- ダルタニャンの代わりに三銃士と固い絆で結ばれた銃士になりすまそうとする働かない若者。
- チョトスと同じくトリュフが好物。特に白トリュフ。チョトスと同じく、剣をなめる。
- ピクルス
- ポルトスの代わりに三銃士の一人になりすまそうとする男。イモが好きと思われる。
グリムブラザーズ
- ヤーコプ・グリム
- グリム兄弟の兄。白雪姫好き。
- グリム童話のメインを白雪姫にすべく弟と戦う。
- 自らが推す白雪姫の7人の小人を模した人形で弟と戦った。
- ヴィルヘルム・グリム
- グリム兄弟の弟。赤ずきん好き。
- 自らが推す赤ずきんを模したずきんをかぶり、グリム童話のメインを赤ずきんにすべく兄と戦った。
- 赤ずきんをつけると力が3倍になるらしい。
- 工業用の道具を多用した結果、勝利をおさめる。
おとぎ話
ツルのおんがえし
- ツル
- 罠にかかったところをおじいさんに結果的に助けられ、人間の姿に化けて恩返しをしようとする。機を織るため元の姿に戻る際、おじいさんに「のぞかないで下さい」と再三要求するも、おじいさんののぞき根性は一筋縄ではいかなかった。最終的に罠はおじいさんが仕掛けたものだったことが判明し、恩返しをしたことを後悔する。
- おじいさん
- 結果的に鶴を助けた老人。目や脚を突かれてものぞきを続行するという、犯罪者じみたのぞき根性を持つ。以前はノイローゼ気味だった。
西遊記 〜旅の終わり〜
- 三蔵法師 (声:うえだゆうじ)
- 実在した人物だが、本作での設定は『西遊記』のものを下敷きにしている。
- 自分勝手な性格で、天竺を目の前にすると自分だけ一番乗りでゴールしようとするほか、共に旅をしてきた孫悟空や沙悟浄をくそ妖怪と呼ぶなど口も悪く、さらには自分のことを棚に上げて説教をする。
- 野口ビルで購入した頭の冠は角の部分を伸ばすことができ(三蔵本人いわく「完全体」になる)、人間にもかかわらず手の爪が伸びる。孫悟空の如意棒が尻に二度刺さったが、生還している。
- 孫悟空 (声:矢部雅史)
- 三蔵法師らと旅をした妖怪。三蔵法師の尻を二回如意棒で突き刺した。三蔵法師や沙悟浄に比べたら常識人である。手の爪が伸びる。
- 沙悟浄 (声:前田剛)
- 三蔵法師らと旅をした妖怪。履いている靴が長く、手の爪は長く伸びる。
- 猪八戒 (声:内藤玲)
- 三蔵法師らと旅をした妖怪。誰よりも天竺を楽しみにしていたらしい。「特技は食材」などの自虐的なブラックジョークを得意としたが、本当に食材にされる。天竺に霊か幻かは不明だが、一番乗りにゴールした。
- 野口さん
- 野口ビル2Fの「メンズ野口」のオーナー。三蔵法師の冠は彼に頼めば取りよせてもらえるらしい。アニメ版には未登場。
がんばれ浦島太郎
- 浦島 孝一(うらしま こういち)(声:前田剛)
- 亀を助けた気弱な青年。お礼に竜宮へ連れて行かれるが、竜宮と乙姫の実態を目の当たりにし、竜宮に来た事を後悔する。挙句の果てに亀を乙姫に押し付けられ、亀に八つ当たりしている所を浦島太郎に糾弾され、卑屈な性格になってしまった。
- 亀(声:うえだゆうじ)
- 孝一に助けられた亀。甲羅はあるものの顔はただの中年男。尻を叩かれると空気(屁)が出る。わりとすぐ調子に乗る。
- 乙姫(おとひめ)(声:名塚佳織)
- 竜宮城の主。非常にけちで自分勝手。孝一をもてなすどころかひどい扱いをするが、自分より強そうな人物に対しては卑屈。いただきますの代わりに「いただきマサチューセッツ」と言う。
- フグ子(声:伊藤実華)
- 乙姫の腰元。浦島孝一をきちんともてなそうとするが、その度に乙姫に殴られる。
- ダンサーウニ子(声:伊藤実華)
- 乙姫が浦島孝一の宴会の為に雇った海で一番安いダンサー。常にタバコを吸っていて愚痴ばかり言っている。踊りと言って怠惰そうなストレッチをする、歌うと言いながら痰を吐いた挙句に皿屋敷の亡霊の語りをする、雇い主である乙姫に恐ろしい形相で逆に怒り出して黙らせたりするなどダンサーらしからぬ行動をしていた。レオタードの胸には「ウニ」と書かれている。「クソが!!」と言う。
- 浦島太郎(うらしま たろう)(声:矢部雅史)
- ラストに登場する本来の主人公。孝一が亀を苛めているところを一喝して助ける。強面で屈強な身体つきをしている。
鬼退治
- 桃太郎(ももたぬう)
- この話のテーマ「はみ出ている」の通り、桃太郎の「郎」の6画目がはみ出ており「ぬう」と読ませている(正確には「ヌ」ではなく「ウ」と「ム」の間といった感じ)。桃からはみ出して流れてきた。鬼が島からの帰りに舟からはみ出す。
- 老夫妻
- おばあさんは乳房がはみ出ている。おじいさんははみ出た状態で扉に挟まれている。
- 犬(名前はクロ)
- 犬小屋からはみ出ている。
- 猿
- 腸がはみ出ている。
- キジ
- 犬に喰われて口から足がはみ出た。
- 鬼
- おじいさんと同じくはみ出た状態で扉に挟まれている。さらに局部もはみ出ていた。
- お姫様
- 鬼やおじいさんと同じくはみ出た状態で扉に挟まれている。
七夕
- 織姫(おりひめ)
- 彦星の言葉を純粋に楽しみに今年の逢瀬を待っていたが、現れた微妙な彼に切れ切れに「ツッコミ」を入れることしかできなかった。
- 彦星(ひこぼし)
- 昨年の別れの際に織姫に「来年はもっといい男になって帰ってくる」と告げていたが、実際に現れたのは無理矢理韻を踏む微妙なラッパーになった彼だった。織姫に否定され、ラップにも詰まった結果天の川に飛び込み、また来年の再起を誓う。
大江戸妖怪日和
- ろくろ首
- 有名な妖怪。雨すすり家族の師匠になるが、「眠れぬ夜の暴走機関車」の名称をつけられたり、首子(くびこ)と呼ばれたりされた。妖怪王決定戦で、一回戦で河童に敗れ、嘔吐した(本人はオーロラであると主張)。得意技は首伸ばして、相手の頭上に頭突きする「アグレッシブピスタチオスターダスト」と首を振り回し相手に頭突きをする「フルーティ室伏エクスプレス」。
- 妖怪 雨すすり
- 無名のマイナー妖怪。飲み物の中で雨が一番好き。妖怪王決定戦で優勝したいためと、トーナメントで当たったら倒して師匠を超えた優越感に浸るためにろくろ首を師匠にした。一回戦敗退。うまいことを言うといかにも「うまいことを言った顔」をする。
- 妖怪 あばら
- 雨すすりの父親。痩せてあばらが目立つはずだが、ご飯がおいしくて太っており、あばらが見えない。一回戦で敗退。うまいことを言うと「うまいことを言った顔」をする。
- 妖怪 おしり
- 雨すすりの母親。お尻がちょっと大きいだけの妖怪。一回戦敗退。うまいことを言うと「うまいことを言った顔」をする。
- 妖怪 汗だく
- 雨すすりの兄。汗をかくのが大好きで一番好きなのは寝汗。汗をかくためにいつも筋力トレーニングしていたため、妖怪王に輝いた。うまいことを言うのが苦手。
かぐや姫 月に帰る
- かぐや姫
- 地球に住んでいたが、本当は月の人間だった。月での名前はムン子。
- 月の従者
- かぐや姫を迎えに来た。かぐや姫共々、地球人とは身体構造が著しく異なる。
- おじいさん、おばあさん
- かぐや姫が月に帰るまで世話をしていた老夫婦。順応性が高い。
- 1 ギャグマンガ日和の登場キャラクターとは
- 2 ギャグマンガ日和の登場キャラクターの概要
- 3 歴史・偉人・おとぎ話等のパロディ系
- 4 創作系
- 5 脚注
- ギャグマンガ日和の登場キャラクターのページへのリンク