トルク
トルク
「トルク」とは、「力のモーメント」とも呼ばれる固定された回転の軸を中心としてはたらいている物体を回転させる力の大きさのことを意味する表現。分かりやすい例としては「原動機の回転力」がトルクである。トルクは英語では torque と表記される。トルクの単位はN・m(ニュートンメートル)。N(ニュートン)は物理学の分野では標準的な(最もよく用いられる)力の単位である。m(メートル)は長さの単位である。
トルクは、角運動量の時間変化である。角運動量とは、物体の回転運動におけるベクトル量である。角運動量は、慣性モーメントに角速度を乗じた値である。慣性モーメントとは、回転の慣性の大きさのことである。角速度とは、円の中心から物体に向けて引いた線が1秒間に回転する角度である。
「原動機の回転力」としてのトルクは、基本的に原動機の排気量と比例関係にある。排気量が同じ場合、過給機(ターボチャージャー)搭載車の方がトルクを発する。トルクの値が大きいほど加速が良い。トルクの値にエンジン回転数を乗じた値を「馬力」という。馬力、単位時間当たりの仕事量を表す単位である。トルクは瞬間的な力であり、馬力は継続的な力といえる。トルクがあればあるほど発車や登坂の加速が力強くなる。馬力が大きければ大きいほど最大速度が上がる。
トルクや馬力と関連する文脈では「モーメント」に言及される場合も多い。モーメントとは、主に回転能力の大きさを表す量である。定点からの位置ベクトルと着目する物理量とのベクトル積として表される。
【トルク】(とるく)
実際に発揮される「回転力」。
原動機では「軸トルク」「回転トルク」の事を指す。
トルクの表記は「N・m(ニュートン・メートル)」もしくは、「in-lb(インチ・ポンド)」で表され、1N・mならば、「回転軸から1m離れた1kgの物体を1m/sで移動させる力」となる。
ボルト・ナットなどは、疲労強度を落とさないために、適正なトルクで締め付けなければならない。
このため、適正なトルク値がメンテナンスマニュアル等により指定されているが、最終的なトルク値はトルクレンチにより決定される。
トルク
回転力のこと。単位としてはNmで表し、回転中心からの距離と、その線分と直角方向の力との積である。例えばエンジンのトルクが10Nmの場合は、1mのてこの先に、10Nの力を回転の接線方向に加えたときに中心軸に発生する回転力。これは、0.5mのてこの先に20Nの力を回転する方向に加えたことに等しい。出力はトルクと回転数の積に比例する。
参照 出力トルク

【関連用語】最高出力/最大トルク スペック表 馬力
トルク
オサダン
分子式: | C60H78OSn2 |
その他の名称: | トルク、ベンデックス、フェンブタチンオキシド、Torque、Vendex、SD-14114、Fenbutatin oxide、Bis[tris(2-methyl-2-phenylpropyl)stannyl]oxide、オサダン、μ-オキソビス[トリス(2-メチル-2-フェニルプロピル)すず(IV)]、Osadan、1,1,1,3,3,3-Hexakis(2-methyl-2-phenylpropyl)distannoxane、Bis[tris(2-methyl-2-phenylpropyl)stannyl] oxide、Bis[tri(2-methyl-2-phenylpropyl)stannyl] oxide、トリネオフィルすずオキシド、ネオスタノックス、ベンデックス4L、ヘキサキス、ベンデックス4液状物、Trineophyltin oxide、Neostanox、Vendex 4L、Hexakis、Vendex 4 Liquid、フェンブタすず、酸化フェンブタスズ、Bis[tris(2-methyl-2-phenylpropyl)stannyl] ether、Oxybis[tris(2-methyl-2-phenylpropyl)stannane]、Fenbutatin、1,1,1,3,3,3-ヘキサキス(2-メチル-2-フェニルプロピル)ジスタンノキサン、ヘキサキス(2-メチル-2-フェニルプロピル)ジスタノキサン、μ-Oxobis[tris(2-methyl-2-phenylpropyl)tin(IV)] |
体系名: | 1,1,1,3,3,3-ヘキサキス(2,2-ジメチル-2-フェニルエチル)-1,3-ジスタンナ-2-オキサプロパン、ビス[トリ(2-メチル-2-フェニルプロピル)スタンニル]オキシド、ビス[トリス(2-メチル-2-フェニルプロピル)スタンニル]オキシド、ビス[トリス(2-メチル-2-フェニルプロピル)スタンニル]エーテル、オキシビス[トリス(2-メチル-2-フェニルプロピル)スタンナン] |
トルク (Torque)
トルク
トルク
トルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/31 13:41 UTC 版)
原動機の軸にかかるトルクである。
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「トルク」の例文・使い方・用例・文例
- トルクセンサなどへの応用
- トルクレンチを使用し、ボルトを緩め、ボルトの締付状況の確認する。
- トルクメニスタンまたはその国民またはその文化の、それらに関する、あるいはそれらに特徴的なさま
- 自動車を駆動する(トルクを牽引力に変換する)車輪
- 力が伝達されまたは動きまたはトルクが変化させられることによってギアを回転させる接続部分で成る歯車
- トルクを増幅するエンジニアの動力が輪形ハンドルに働く自動操縦
- 排気口から蒸気圧の漸次の減少でトルクを発達させる羽根のついたタービン
- トルクが強すぎるときに滑るフリクションクラッチ
- トルクを伝達し増幅させるコンバータ(特に油圧手段によって)
- 印加されているトルクの量を示すゲージを備えているスパナ
- それが接続ロッドと一致しており、トルクが動いていない時のクランクの位置
- トルクメニスタンの首都で最大の都市
- アラル海南方の、トルクメニスタンの砂漠
- トルクメニスタンとその近隣に住むチュルク語族の一人
- それが磁場におかれるときに磁石または双極子に行われるトルク
- トルクメニスタンの通貨単位
- トルクメニスタンの金銭の基本単位
- トルクメニスタンでは1マナットは100テンゲと等しい
- トルクメニスタンという国
- トルクコンバーターという,回転動力の自動変速装置
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