ちから‐の‐モーメント【力のモーメント】
力のモーメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 09:32 UTC 版)
力のモーメント(ちからのモーメント、英語: moment of force)とは、力学において、物体に回転を生じさせるような力の性質を表す量である。力の能率(ちからののうりつ)とも呼ばれる[注 1]。また、明らかな場合は単にモーメントと呼ばれることもある。とくに機械などで固定された回転軸をもつ場合、その回転軸のまわりの力のモーメントをトルク(torque)またはねじりモーメントと呼ぶ。これに対して軸と直交するモーメントは曲げモーメントと呼ぶ。
- ^ この語は例えば江沢 2005, p. 380で使用されている。
- ^ 太字で表される変数はベクトルを表す。同様に太字の関数はその関数の値がベクトルであることを表す。
- ^ ランダウ & リフシッツ 1974 など、文献によってはベクトル積を角括弧を使って [xy] などと表すことがある。その場合、力のモーメントの定義は と表される。
- ^ ここで点と直線の距離とは、点と直線を結ぶ、直線に垂直な線分の長さであるとする。
- ^ 力のモーメントの具体的な向きは、作用線を含む平面を上から見た場合に、力の向きが点 P に対して反時計回りの方向を指すなら上向き、時計回りなら下向きになるように定める(右手の法則)。
- ^ a b ランダウ & リフシッツ 1974, p. 136.
- ^ 江沢 2005, p. 373.
- ^ a b 江沢 2005, p. 2.
- ^ ランダウ & リフシッツ 1974, pp. 136–137.
力のモーメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 09:12 UTC 版)
詳細は「角運動量」を参照 質点系の力のモーメントは全質点の外力のモーメントの総和に等しく、内力のモーメントに依存しない。 N → ≡ ∑ i N → i = ∑ i r → i × F → i = ∑ i d l → i d t = d L → d t {\displaystyle {\vec {N}}\equiv \sum _{i}{\vec {N}}_{i}=\sum _{i}{\vec {r}}_{i}\times {\vec {F}}_{i}=\sum _{i}{\frac {d{\vec {l}}_{i}}{dt}}={\frac {d{\vec {L}}}{dt}}} ∑ i l → i ≡ L → {\displaystyle \sum _{i}{\vec {l}}_{i}\equiv {\vec {L}}}
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