MACアジア本部の隊員および関係者
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「ウルトラマンレオ」の記事における「MACアジア本部の隊員および関係者」の解説
組織としてのMACについては、別項を参照。 ゲンとダン隊長以外は、背番号順に記載。第1話から登場している初期の隊員の苗字は、すべて色にちなんでいる。 おゝとりゲン 本作品の主人公。ウルトラマンレオが地球人に変身した姿で、外見年齢20歳。 明るい好青年で面倒見や人当たりも良く、地球を「第二の故郷」として愛している。背番号は「7」。 城南スポーツセンターに指導員として勤務。セブン=ダンの危機を救った際、変身能力を失ったダンに地球防衛を託され、彼の推薦でMACに入隊。非番の時には以前と同じく、スポーツセンターの指導員として活動しており、スポーツセンターで寝泊まりしている。 人間態でも優れた身体能力や超感覚を見せるが、戦闘経験が浅く、時には若さゆえの感情的な判断で不適切な行動を取り、他の隊員たちに非難されて確執を生むことも多かった。しかし、このような人間関係における逆境や、ダンが毎話のように課す厳しい特訓と数多くの孤独な戦いに耐え抜くことで自らの素質を磨いて成長していくと同時に、次第にダンの特訓を必要としなくなり、MACの仲間たちと打ち解け合いながら地球を守り抜いた。 第40話でMACが全滅した後は美山家に居候し、民間人の立場で円盤生物と戦った(元MAC隊員ゆえに円盤生物の調査などにも顔が利いていた)。円盤生物との戦いの中でも苦悩することもあったが、美山家の人々の支えや戦いを通してさらに一回り成長する。第51話でブラックエンドを倒し、円盤生物を送り込んでいた惑星ブラックスターも壊滅させた後、本当の故郷と決めた地球の平和を一人の地球人として確かめるべく、ヨットに乗って旅立っていった。 モロボシ・ダン 元ウルトラ警備隊員にして、MACアジア本部の隊長。背番号「1」。ウルトラマンタロウの後を継いで地球防衛の任を受け、再来したウルトラセブンの地球人としての姿であり、その正体はMAC内ではゲン=レオのみが知っている。 第1話でブラックギラスやレッドギラスとの戦闘中に右脚を折られ、以降はレオ=ゲンに地球防衛を託し、セブンへの変身能力を犠牲にして戦友(師匠)として厳しい特訓を課して彼を鍛え上げていく。 先述の骨折によりロフストランドクラッチを使用しており、この杖には銃やガスなどの機能が搭載されている。また、唯一の能力である「ウルトラ念力」で相手の動きを封じることも可能であるが、長時間の使用は精神的負荷が大きく、寿命を縮めてしまうというリスクを持つ。 第40話でMACがシルバーブルーメの襲撃を受けて全滅した際に行方不明となったが、後にウルトラの母に救出されていたことが『メビウス』で判明した。 詳細は「ウルトラセブン (キャラクター)」を参照 黒田 明雄(くろだ あきお) MACアジア本部の初代副隊長格。背番号「3」。年齢24歳。機械整備を得意とし、第3話ではマッキーのエンジンの換装を行った。ゲンに対しては先輩風を吹かせる面もあったものの、ゲンを気遣う姿も見せている。登場期間は第8話まで。 青島 一郎(あおしま いちろう) MACアジア本部の初期メンバーで、空手を中心とした格闘技全般を得意とする。背番号「5」。年齢22歳。任務には忠実だが喜怒哀楽が激しい性格で血の気が多く怒りっぽい。そのせいか、ゲンとよく対立していたが、第8話ではベキラの弱点の背中を撃とうとして命令違反をしたり、第13話では殺人の嫌疑が晴れたゲンにいち早くその報を知らせようと必死になるなど、ゲンとは友好的な面もある。第16話では、トオルが録音したアトラー星人の声が記録されたカセットテープを基地に持ち帰った。ゲンと子供たちの空手の稽古に参加したこともある。登場期間は第16話まで。 赤石 清彦(あかし きよひこ) MACアジア本部の初期メンバーの1人。背番号「6」。年齢20歳。初期メンバーの中ではあまり目立たない隊員だが、メカニックに関する知識は豊富であるため、黒田とともにマッキーのエンジン換装を行う。黒田や青島よりも明らかに若年。無表情であることが多く、劇中での個性の発揮はほとんど見られず、クールな雰囲気を醸しており、ゲンに対する対応も少々冷淡な印象があるが、第1話で黒潮島の調査に赴いた際には黒田や青島とは逆に、ゲンの指示に従うという一面を見せた。大型銃マックブラスターを軽々と使いこなすなど、パワーファイターとしての一面もある。登場期間は第16話まで。 桃井 晴子(ももい はるこ) MACアジア本部の初期メンバーの1人。背番号「9」。本部でのオペレーターを担当しているが、マッキー2号で現場に赴くことも多い。登場期間は第16話まで。年齢は18歳で最年少の隊員である。他の隊員の指示に従って行動するなど、口数が少ない。 白川 純子(しらかわ じゅんこ) MACアジア本部の初期メンバー。背番号「8」。年齢20歳。主にオペレーター、特に通信関連を担当する。それゆえ、劇中では無線通信で隊員たちを呼び出し「東京XX地区に星人が出現しました」といった通報をすることが多い。第4話ではマッキー2号に搭乗し、黒田の指示で分離してツルク星人に攻撃を行い、第17話ではウルフ星人に襲われそうになったところを猛に助けられるなど、状況に応じては実戦に参加することもある。ダンに対しては好意を抱いている節が見られた。 シルバーブルーメの急襲を受け、本部基地から脱出しようとしたところを乗っていたマッキーごとシルバーブルーメに飲み込まれ殉職。序盤でゲストで登場し、後にレギュラー化した白土とともに第40話まで残った。 平山 あつし(ひらやま あつし) 黒田隊員の後任として配属となった二代目副隊長格。背番号「3」。格闘を得意とする寡黙な人物。登場期間は第9話から第18話まで。 佐藤 大介(さとう だいすけ) 第19話から登場。MACアジア本部の三代目副隊長格。ダンよりも年長との裏設定がある。優しい性格で明るい人物。人当たりの良さは随一。困っている人を見ると放っておけず、怪獣容疑をかけられた郷秀樹を連行するも「怪我をしたままで取調べを行うのは酷」と同行していたゲンに進言して、スポーツセンターに立ち寄り、郷の手当てを行った。ダンとはマッキーからの交信の会話をするだけでダンが基地でコーヒーを飲んでいることを当てるなど、友好的な面がしばしば見られた。 シルバーブルーメの急襲の際に白川と同様の理由で殉職。 白土 純(しらと じゅん) 最初は第6話ゲストの宇宙ステーション所属MAC隊員として登場。年齢22歳。ゲンとは同期の友人であるものの、同話で彼に護衛を任せていた恋人を守りきれずカーリー星人に殺されたことからゲンを非難した上に対立関係となり、宇宙パトロール隊に一時的に所属。打倒カーリー星人の一心からの特訓により二丁拳銃をマスターした。このため、マックガンの腕前は隊員一である。カーリー星人がレオに倒された後もゲンを完全には許さず、皮肉を吐いて宇宙ステーションに戻っていったが、第17話で宇宙パトロール隊に正式配属されてからはゲンとの仲は以前のように戻っていた。 シルバーブルーメの急襲の際に白川と同様の理由で殉職。最初はゲストだったとはいえ、彼も白川とともに第40話まで残った。 梶田 一平(かじた いっぺい) 第17話から登場。青島、赤石両隊員の代わりに配属された隊員。マッキー2号の操縦技術の腕はかなりのものであるとされているが、劇中では単独でマッキー3号に搭乗することが多い。ゲン、白土と同格で仲も良く、一緒に行動することも多かった。 シルバーブルーメの急襲の際に白川と同様の理由で殉職。 松木 晴子(まつき はるこ) 第26話から登場。桃井隊員の後任として配属された女性隊員。主にオペレーターを担当するが、実戦に出ることもある。 自身の誕生日パーティー中にMAC本部がシルバーブルーメに急襲されて脱出を試みるも殉職した。演じた藍とも子は、松木隊員の出番自体は少なかったが、誕生パーティ中に死亡するという最期が印象付けられ、ファンに記憶されていると解釈している。 大槻 美也子(おおつき みやこ) 桃井と松木の臨時要員としてオペレーションを担当した。登場は2回(第23話と第25話)のみ。 鈴木(すずき) 第3話に登場。ツルク星人に父親を殺害されたトオルとカオルを自宅に保護するはずだったが、その当日にツルク星人に襲われて殉職。妻と2人暮らし。 佐藤 三郎(さとう さぶろう) 第12話に登場。アフリカ大陸帰りの陽気な冒険野郎。マイペースな性格の関西人で、自動車の運転ができない。背番号はない。独自のユニークな戦法で、バンゴに立ち向かった。戦いの後、ヒマラヤで雪男を探すために旅立っていった。 北山 洋二(きたやま ようじ) 第21話に登場。かつて、ノースサタンに襲われていたアルファ星人ニケの女神を救出したことがあり、ニケの女神に恋心を抱くようになる。ノースサタンとの戦闘で、右足を切断するか否かの傷を負う。手術は成功するが、退院した時にはニケの女神は地球を去った後だった。スキーの名手で、オーロラ国際スキー大会での優勝経験がある。 高倉(たかくら)長官 MAC最高司令部の責任者。第13、36、39話に登場。誠実で見識も高い人物で、ダンには絶対の信頼を寄せているが、第39話でウルトラの星が地球に接近してきた際に破壊を決断するなど、感情に流されない冷徹な判断を下すこともある。一人娘・あや子は、内田隊員と婚約していた。
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