MACSJ0647.7+7015
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「MACS0647-JD」の記事における「MACSJ0647.7+7015」の解説
MACS0647-JDは極めて遠方にあるため、通常の観測では暗すぎて観測できないはずである。しかし、MACS0647-JDの手前には、地球から見て72億8700万光年先にMACSJ0647.7+7015という巨大な銀河団が存在する。MACS0647-JDは、MACSJ0647.7+7015の重力による重力レンズ効果によって像が3つに分裂している。この重力レンズ効果による2倍近い増光によって、MACS0647-JDは観測することが出来たのである。MACS0647-JDの3つの像は、明るい順にそれぞれJD1、JD2、JD3と名づけられている。JD1とJD2は見かけの位置が近くにあるが、JD3はやや離れている。 MACS0647-JDとその像JD1JD2JD3合計赤経 06h 47m 55.731s 06h 47m 53.112s 06h 47m 55.452s 06h 47m 45.90s 赤緯+70° 14′ 35.76″ +70° 14′ 22.94″ +70° 14′ 38.09″ +70° 15′ 02.99″ AB等級F140W26.90 ± 0.17 27.15 ± 0.17 27.86 ± 0.17 26.04 ± 0.11 F160W25.88 ± 0.09 26.07 ± 0.07 27.34 ± 0.10 25.07 ± 0.05
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