2025年世界陸上競技選手権大会とは? わかりやすく解説

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2025年世界陸上競技選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/04 04:50 UTC 版)

2025年世界陸上競技選手権大会
World Athletics Championships
TOKYO 25
第20回世界陸上競技選手権大会
国立競技場
開催都市 日本東京
標語 Every second, Sugoi.[1]
主催 ワールドアスレティックス
開催回 20
参加国・地域数 198ヶ国
参加人数 2202人
種目数 49種目
開催日 2025年9月13日 - 21日
開会宣言 秋篠宮文仁親王
閉会宣言 セバスチャン・コー
主会場 国立競技場
公式サイト
worldathletics.org

2025年世界陸上競技選手権大会(2025ねんせかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい、英語: 2025 World Athletics Championships)は、日本東京にある国立競技場2025年9月13日から9月21日まで開催された、ワールドアスレティックス主催の第20回世界陸上競技選手権大会である。主管は日本陸上競技連盟、日本では3度目の開催となった[2]。198の国と地域から選手2,202名が参加し、619,288人の観衆を集めた[3]。男子棒高跳でスウェーデンアルマンド・デュプランティスが6m30の世界新記録を樹立した。

大会開催までの経緯

この大会には、オーストラリアアフリカの数か国が招致を検討していた[4]。その後、ワールドアスレティックスのセバスチャン・コー会長はケニアでの開催について興味を示していた[5][6]。 しかし、2020年東京オリンピック最終日となった2021年8月8日、コー会長が2025年以降の東京国立競技場での開催の意向を示した[7]。同年10月には、日本陸上競技連盟(以下、日本陸連)側も開催地に立候補するための応募書類をワールドアスレティックスへ提出した[8]。なお、同所で開催する場合には日本陸連の定める「公認陸上競技場および長距離競走路ならびに競歩路規程」において認定される第1種陸上競技場とする必要がある一方で、認定のために必要となる常設の補助陸上競技場の確保が難しいことがネックとなっていたが、日本陸連が2021年12月に『オリンピック競技大会を開催した陸上競技場は、補助競技場を欠く場合であっても、第1種公認陸上競技場とすることができる』とする規程を加えており、開催が可能となった[9]。補助競技場として代々木公園陸上競技場(織田フィールド)を使用した。

2022年7月14日、アメリカオレゴン州ユージーンで開かれたワールドアスレティックスのカウンシル会議でシンガポール、ケニア、ポーランドとの競合の末に東京で開催されることが正式に決定した[10]。東京で世界陸上が開催されるのは1991年以来34年ぶりであり、日本での開催は2007年の大阪大会以来18年ぶり3回目となった[11]。また、同じ国で世界陸上が3回実施されるのは日本が初となった[11]

この大会を前に出場選手全員を対象として生物学的な性別を判別するための遺伝子検査が行われた[12]。フィールド競技の決勝は10・8・6ルールが導入されて、4巡目以降は上位10名のみ、5巡目以降は同8名、最終6巡目は同6名と人数を絞って競技を実施するルール変更が行われた。

開催中の出来事

開会式は天皇皇后がながさきピース文化祭2025(第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭)行幸啓のため秋篠宮が出席した[13]。大会初日に予定されていたブルーインパルスの展示飛行は天候と安全上の理由によって中止された[14]。男子棒高跳でスウェーデンアルマンド・デュプランティスが6m30の世界新記録を樹立した。秋篠宮の次女佳子、長男悠仁が大会4日目(9月16日)を観覧した[15]。天皇、皇后、愛子が大会最終日(9月21日)のイブニングセッションを観覧した[16]。最終日は降雨によってフィールド種目が遅延し、男子円盤投の競技中にも関わらず閉会式が行われた[17]セバスチャン・コー会長や小池百合子東京都知事が出席し、大会旗を次の開催国である中国選手団に引き継いで式は終了した[18]。大会9日間の総入場者数は619,288人となった[19]

会場

メイン会場は国立競技場。メダルセレモニーは競技場Fゲート付近に野外ステージを設けて行われた[20]

マラソンは国立競技場をスタート・フィニッシュに設定し、神保町からは周回コースを2周した。具体的には、国立競技場→水道橋→神保町<ここから周回>→須田町秋葉原(折り返し)→須田町→銀座四丁目(折り返し)→須田町→神保町→皇居前→東京駅丸の内中央口(折り返し)→皇居前→神保町<ここまでを2周>→水道橋→国立競技場を通るコースを走った。

競歩も国立競技場をスタート・フィニッシュに設定し、青山門から明治神宮外苑を南北に往復するコースを周回(20kmは1周1kmを18周、35km競歩は1周2kmを16周)した。周回コースでは青山門→いちょう並木→北青山2丁目交差点(20km・35km南側折り返し)→いちょう並木→青山門の南(20km北側折り返し)→首都高速4号外苑上り出口前(35km北側折り返し)を歩いた[21]

大会マスコット・メインカラー・モットー

  • 大会のマスコットはりくワン。柴犬がモチーフ[22]
  • メインカラーは江戸紫[23]。東京らしさや格調高い気品を表現する伝統色であることが選出理由であった。
  • モットーはEvery second, SUGOI[24]

大会日程

P 予備予選 Q / H 予選 ½ 準決勝 F 決勝 M モーニングセッション E イブニングセッション
※原則としてモーニングセッションは9時開始(マラソン・競歩のみ7時30分)、イブニングセッションは18時開始[25]
混合
日 → 13日(土)
種目 ↓ M E
4×400mR H F

参加資格

参加標準記録[26][27]
種目 男子 女子 ターゲットナンバー
100m 10.00 11.07 48
200m 20.16 22.57 48
400m 44.85 50.75 48
800m 1:44.50 1:59.00 56
1500m1マイル 3:30.00(3:50.00) 4:01.50(4:19.90) 56
5000m 13:01.00 14:50.00 42
10000m 27:00.00 30:20.00 27
マラソン 2:09:40 2:23:30 100
100mH - 12.73 40
110mH 13.27 - 40
400mH 48.50 54.65 40
3000mSC 8:15.00 9:18.00 36
走高跳 2m33 1m97 36
棒高跳 5m82 4m73 36
走幅跳 8m27 6m86 36
三段跳 17m22 14m55 36
砲丸投 21m50 18m80 36
円盤投 67m50 64m50 36
ハンマー投 78m20 74m00 36
やり投 85m50 64m00 36
七種競技 - 6500 24
十種競技 8550 - 24
20km競歩 1:19:20 1:29:00 50
35km競歩 2:28:00 2:48:00 50
4×100mR 世界リレー14+ランク2 世界リレー14+ランク2 16
4×400mR 世界リレー14+ランク2 世界リレー14+ランク2 16
混合4×400mR 世界リレー14+ランク2 16
単位は : (時間、分) . (秒)

競技結果

男子

2022 | 2023 | 2025 | 2027

種目
100m
詳細
オブリク・セヴィル
 ジャマイカ (JAM)
9.77 キシェーン・トンプソン
 ジャマイカ (JAM)
9.82 ノア・ライルズ
 アメリカ合衆国 (USA)
9.89
200m
詳細
ノア・ライルズ
 アメリカ合衆国 (USA)
19.52 ケネス・ケニー・ベドナレク
 アメリカ合衆国 (USA)
19.58 ブライアン・レベル英語版
 ジャマイカ (JAM)
19.64
400m
詳細
ブサン・コレン・ケビナトシピ英語版
 ボツワナ (BOT)
43.53 ジェリーム・リチャーズ
 トリニダード・トバゴ (TTO)
43.72 バヤポ・ヌドリ
 ボツワナ (BOT)
44.20
800m
詳細
エマニュエル・ワンヨニ英語版
 ケニア (KEN)
1:41.86 ジャメル・セジャチ英語版
 アルジェリア (ALG)
1:41.90 マルコ・アロップ英語版
 カナダ (CAN)
1:41.95
1500m
詳細
イザク・ナデル英語版
 ポルトガル (POR)
3:34.10 ジェイク・ワイトマン英語版
 イギリス (GBR)
3:34.12 レイノルド・チェルイヨット英語版
 ケニア (KEN)
3:34.25
5000m
詳細
コール・ホッカー英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
12:58.30 アイザック・キメリ英語版
 ベルギー (BEL)
12:58.78 ジミー・グレシエ英語版
 フランス (FRA)
12:59.33
10000m
詳細
ジミー・グレシエ英語版
 フランス (FRA)
28:55.77 ヨミフ・ケジェルチャ英語版
 エチオピア (ETH)
28:55.83 アンドレアス・アルムグレン英語版
 スウェーデン (SWE)
28:56.02
110mハードル
詳細
コーデル・ティンチ英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
12.99 オーランド・ベンネット英語版
 ジャマイカ (JAM)
13.08 タイラー・メイソン英語版
 ジャマイカ (JAM)
13.12
400mハードル
詳細
ライ・ベンジャミン
 アメリカ合衆国 (USA)
46.52 アリソン・ドス・サントス英語版
 ブラジル (BRA)
46.84 アブデラマン・サンバ
 カタール (QAT)
47.06
3000m障害
詳細
ジョーディー・ビーミッシュ英語版
 ニュージーランド (NZL)
8:33.88 ソフィアン・エルバカリ
 モロッコ (MAR)
8:33.95 エドモンド・セレム英語版
 ケニア (KEN)
8:34.56
4×100mリレー
詳細
 アメリカ合衆国
クリスチャン・コールマン
ケニー・ベドナレク
コートニー・リンジー英語版
ノア・ライルズ
ロニー・ベイカー*
トレイボン・ブロメル*
ティーマーズ・マッカラム英語版*
37.29  カナダ
アーロン・ブラウン
ジェロム・ブレーク英語版
ブレンドン・ロドニー英語版
アンドレ・ドグラス
37.55  オランダ
ヌシカク・エクポ英語版
タイミル・ビュルネト英語版
ハビ・モアヨク英語版
エルフィス・アフリファ英語版
37.81
4×400mリレー
詳細
 ボツワナ
リーベケンピロ・エピー英語版
レツィレ・テボゴ
バヤポ・ヌドリ
ブサング・コレン・ケビナシッピ英語版
レウンゴ・スコッチ*
2:57.76  アメリカ合衆国
バーノン・ノーウッド英語版
ジャコリー・パターソン英語版
カレブ・マクレイ英語版
ライ・ベンジャミン
デマリウス・スミス英語版*
クリストファー・ベイリー英語版*
ジェノア・マッキーヴァー英語版*
ブライス・デッドモン英語版*
2:57.83  南アフリカ共和国
リス・ピレイ英語版
ウデメ・オコン英語版
ウェイド・バンニーキルク
ザキティ・ネネ英語版
ガルデオ・アイザックス英語版*
レーンデルト・クーケモエル英語版*
2:57.83
マラソン
詳細
アルフォンス・シンブ
 タンザニア (TAN)
2:09:48 アマナル・ペトロス英語版
 ドイツ (GER)
2:09:48 イリアス・アウアニ英語版
 イタリア (ITA)
2:09:53
20km競歩
詳細
カイオ・ボンフィン
 ブラジル (BRA)
1:18:35 王朝朝英語版
 中華人民共和国 (CHN)
1:18:43 パウル・マグラス英語版
 スペイン (ESP)
1:18:45
35km競歩
詳細
エバン・ダンフィー英語版
 カナダ (CAN)
2:28:22 カイオ・ボンフィン
 ブラジル (BRA)
2:28:55 勝木隼人
 日本 (JPN)
2:29:16
走高跳
詳細
ハミッシュ・カー英語版
 ニュージーランド (NZL)
2.36 ウ・サンヒョク英語版
 韓国 (KOR)
2.34 ヤン・シュテフェラ英語版
 チェコ (CZE)
2.31
棒高跳
詳細
アルマンド・デュプランティス
 スウェーデン (SWE)
6.30 エマノイル・カラリス
 ギリシャ (GRE)
6.00 カーティス・マーシャル英語版
 オーストラリア (AUS)
5.95
走幅跳
詳細
マッティア・フルラニ英語版
 イタリア (ITA)
8.39 タジェイ・ゲール英語版
 ジャマイカ (JAM)
8.34 石雨豪英語版
 中華人民共和国 (CHN)
8.33
三段跳
詳細
ペドロ・ピカルド英語版
 ポルトガル (POR)
17.91,+0.5 アンドレア・ダッラバッレ英語版
 イタリア (ITA)
17.64,+1.5 ラサロ・マルティネス英語版
 キューバ ({{{size}}})
17.49,+0.0
砲丸投
詳細
ライアン・クルーザー
 アメリカ合衆国 (USA)
22.34 ウジエル・ムニョス英語版
 メキシコ (MEX)
21.97 レオナルド・ファブリ英語版
 イタリア (ITA)
21.94
円盤投
詳細
ダニエル・スタール英語版
 スウェーデン (SWE)
70.47 ミコラス・アレクナ
 リトアニア (LTU)
67.84 アレックス・ローズ
 サモア (SAM)
66.96
ハンマー投
詳細
イーサン・カツバーグ英語版
 カナダ (CAN)
84.70 マーリン ・フンメル英語版
 ドイツ (GER)
82.77 ベンツェ・ハラス英語版
 ハンガリー (HUN)
82.69
やり投
詳細
ケショーン・ウォルコット
 トリニダード・トバゴ (TTO)
88.16 アンダーソン・ピーターズ
 グレナダ (GRN)
87.38 カーティス・トンプソン英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
86.67
十種競技
詳細
レオ・ノイゲバウアー英語版
 ドイツ (GER)
8804 エーデン・オーウェンスデレルメ英語版
 プエルトリコ (PUR)
8784 カイル・ガーランド英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
8703
世界記録  | 今季世界最高記録  | アフリカ記録  | アジア記録  | ヨーロッパ記録  | オセアニア記録  | カリブ海北中米記録  | 南米記録  | ジュニア世界記録  | 大会記録  | 国内記録  | 自己ベスト  | シーズンベスト

* 予選のみ出場しメダルを獲得

女子

2022 | 2023 | 2025 | 2027

種目
100m
詳細
メリッサ・ジェファーソン=ウッデン英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
10.61 ティナ・クレイトン英語版
 ジャマイカ (JAM)
10.76 ジュリアン・アルフレッド
 セントルシア (LCA)
10.84
200m
詳細
メリッサ・ジェファーソン=ウッデン英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
21.68 エイミー・ハント英語版
 イギリス (GBR)
22.14 シェリカ・ジャクソン英語版
 ジャマイカ (JAM)
22.18
400m
詳細
シドニー・ミシェル・マクラフリン=レヴロン
 アメリカ合衆国 (USA)
47.78 マリレイディ・パウリノ英語版
 ドミニカ共和国 (DOM)
47.98 サルワ・エイド・ナセル英語版
 バーレーン (BHR)
48.19
800m
詳細
リリアン・オディラ英語版
 ケニア (KEN)
1:54.62 ジョージア・ベル英語版
 イギリス (GBR)
1:54.90 キーリー・ホジキンソン英語版
 イギリス (GBR)
1:54.91
1500m
詳細
フェイス・キピエゴン
 ケニア (KEN)
3:52.15 ドーカス・エウォイ英語版
 ケニア (KEN)
3:54.92 ジェシカ・ハル英語版
 オーストラリア (AUS)
3:55.16
5000m
詳細
ベアトリス・チェベト英語版
 ケニア (KEN)
14:54.36 フェイス・キピエゴン
 ケニア (KEN)
14:55.07 ナディア・バットクレッティ英語版
 イタリア (ITA)
14:55.42
10000m
詳細
ベアトリス・チェベト英語版
 ケニア (KEN)
30:37.61 ナディア・バットクレッティ英語版
 イタリア (ITA)
30:38.23 グダフ・ツェガイ・デスタ
 エチオピア (ETH)
30:39.65
100mハードル
詳細
ディタイ・カンブンジ英語版
 スイス (SUI)
12.24 オルワトビロバ・アムサン英語版
 ナイジェリア (NGA)
12.29 グレース・スターク英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
12.34
400mハードル
詳細
フェムケ・ボル
 オランダ (NED)
51.54 ジャスミン・ジョーンズ英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
52.08 エマ・ザプレタロバー英語版
 スロバキア (SVK)
53.00
3000m障害
詳細
フェイス・チェロティッチ英語版
 ケニア (KEN)
8:51.59 ウィンフレド・ヤビ英語版
 バーレーン (BHR)
8:56.46 センボ・アルマエフ英語版
 エチオピア (ETH)
8:58.86
4×100mリレー
詳細
 アメリカ合衆国
メリッサ・ジェファーソン=ウッデン英語版
トワニシャ・テリー
ケイラ・ホワイト英語版
シャカリ・リチャードソン
ジャシアス・シアーズ英語版*
41.75  ジャマイカ
シェリー=アン・フレーザー=プライス
ティア・クレイトン英語版
ティナ・クレイトン英語版
ジョニール・スミス英語版
ジョディーン・ウィリアムズ英語版*
41.79  ドイツ
シナ・マイヤー英語版
レベッカ・ハーゼ英語版
ソフィア・ユンク英語版
ジーナ・ルケンケムペル英語版
41.87
4×400mリレー
詳細
 アメリカ合衆国
アイザベラ・ホイッテーカー英語版
リンナ・アービー英語版
アリーヤ・バトラー
シドニー・ミシェル・マクラフリン=レヴロン
アレクシス・ホームズ英語版*
ロージー・エフィオン英語版*
クワネラ・ヘイズ英語版*
ブリットン・ウィルソン英語版*
3:16.61  ジャマイカ
デジャネア・オークリー英語版
ステーシー=アン・ウィリアムズ英語版
アンドレネット・ナイト英語版
ニキーシャ・プライス英語版
ロネイシャ・マクレガー英語版*
3:19.25  オランダ
エブリン・サールベルグ英語版
リーケ・クラバー
リサネ・デウィッテ英語版
フェムケ・ボル
ミルテ・ファン・デル・スホート英語版*
3:20.18
マラソン
詳細
ペレス・ジェプチルチル
 ケニア (KEN)
2:24:43 ティギスト・アセファ英語版
 エチオピア (ETH)
2:24:45 ジュリア・パテルナイン英語版
 ウルグアイ (URU)
2:27:23
20km競歩
詳細
マリア・ペレス
 スペイン (ESP)
1:25:54 アレグナ・ゴンサレス英語版
 メキシコ (MEX)
1:26:06 藤井菜々子
 日本 (JPN)
1:26:18
35km競歩
詳細
マリア・ペレス
 スペイン (ESP)
2:39:01 アントネッラ・パルミサノ英語版
 イタリア (ITA)
2:42:24 パウラ・ミレナ・トーレス英語版
 エクアドル (ECU)
2:42:24
走高跳
詳細
ニコラ・オリスラガース英語版
 オーストラリア (AUS)
2.00 マリヤ・ジョジク英語版
 ポーランド (POL)
2.00 ヤロスラワ・マフチフ
 ウクライナ (UKR)
アンゲリナ・トピッチ英語版
 セルビア (SRB)
1.97
棒高跳
詳細
ケイティ・ムーン英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
4.90 サンディ・モリス英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
4.85 ティナ・シュテイ英語版
 スロベニア (SLO)
4.80
走幅跳
詳細
タラ・デイビス英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
7.13,-0.2 マライカ・ミハンボ英語版
 ドイツ (GER)
6.99,+0.1 ナタリア・リナレス英語版
 コロンビア (COL)
6.92,+0.5
三段跳
詳細
レヤニス・ペレス・エルナンデス英語版
 キューバ ({{{size}}})
14.94,-0.3 シーア・ラフォンド
 ドミニカ国 (DMA)
14.89,+1.0 ジュリマール・ロハス・ロドリゲス英語版
 ベネズエラ (VEN)
14.76,+0.3
砲丸投
詳細
イエシカ・スヒルダー英語版
 オランダ (NED)
20.29 チェース・ジャクソン英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
20.21 マディソン=リー・ウェシュ英語版
 ニュージーランド (NZL)
20.06
円盤投
詳細
バラリー・オールマン英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
69.48 ヨリンデ・ファン・クリンケン英語版
 オランダ (NED)
67.50 シリンダ・モラレス英語版
 キューバ ({{{size}}})
67.25
ハンマー投
詳細
カムリン・ロジャーズ英語版
 カナダ (CAN)
80.51 趙傑英語版
 中華人民共和国 (CHN)
77.60 張家楽英語版
 中華人民共和国 (CHN)
77.10
やり投
詳細
ジュレイシー・アングロ英語版
 エクアドル (ECU)
65.12 アネテ・シエティナ英語版
 ラトビア (LAT)
64.64 マッケンジー・リトル英語版
 オーストラリア (AUS)
63.58
七種競技
詳細
アナ・ホール英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
6888 ケート・オコナー英語版
 アイルランド (IRL)
6714 タリヤ・ブルックス英語版
 アメリカ合衆国 (USA)
カタリナ・ジョンソン=トンプソン英語版
 イギリス (GBR)
6581

世界記録  | 今季世界最高記録  | アフリカ記録  | アジア記録  | ヨーロッパ記録  | オセアニア記録  | カリブ海北中米記録  | 南米記録  | ジュニア世界記録  | 大会記録  | 国内記録  | 自己ベスト  | シーズンベスト

* 予選のみ出場しメダルを獲得

混合

種目
4×400mリレー
詳細
 アメリカ合衆国
ブライス・デッドモン英語版
リンナ・アービー英語版
ジェノア・マッキーヴァー英語版
アレクシス・ホームズ英語版
3:08.80  オランダ
ユジェーン・オマラ英語版
リーケ・クラバー
ジョナス・ファイファース英語版
フェムケ・ボル
エブリン・サールベルグ英語版*
3:09.96  ベルギー
ディラン・ボルレー英語版
インケ・フェルバト英語版
アレクサンダー・ドーム英語版
エレナ・ポネット英語版
ヨナサン・サコール英語版*
3:10.61

* 予選のみ出場しメダルを獲得

国別メダル受賞数

  *   開催国/地域 (日本)

順位 国/地域
1  アメリカ合衆国 (USA) 16 5 5 26
2  ケニア (KEN) 7 2 2 11
3  カナダ (CAN) 3 1 1 5
4  オランダ (NED) 2 2 2 6
5  スウェーデン (SWE) 2 0 1 3
 スペイン (ESP) 2 0 1 3
 ニュージーランド (NZL) 2 0 1 3
 ボツワナ (BOT) 2 0 1 3
9  ポルトガル (POR) 2 0 0 2
10  ジャマイカ (JAM) 1 6 3 10
11  イタリア (ITA) 1 3 3 7
12  ドイツ (GER) 1 3 1 5
13  ブラジル (BRA) 1 2 0 3
14  トリニダード・トバゴ (TTO) 1 1 0 2
15  オーストラリア (AUS) 1 0 3 4
16  キューバ (CUB) 1 0 2 3
17  エクアドル (ECU) 1 0 1 2
 フランス (FRA) 1 0 1 2
19  スイス (SUI) 1 0 0 1
 タンザニア (TAN) 1 0 0 1
21  イギリス (GBR) 0 3 2 5
22  エチオピア (ETH) 0 2 2 4
 中華人民共和国 (CHN) 0 2 2 4
24  メキシコ (MEX) 0 2 0 2
25  バーレーン (BHR) 0 1 1 2
 ベルギー (BEL) 0 1 1 2
27  アイルランド (IRL) 0 1 0 1
 アルジェリア (ALG) 0 1 0 1
 ギリシャ (GRE) 0 1 0 1
 グレナダ (GRN) 0 1 0 1
 ドミニカ共和国 (DOM) 0 1 0 1
 ドミニカ国 (DMA) 0 1 0 1
 ナイジェリア (NGR) 0 1 0 1
 プエルトリコ (PUR) 0 1 0 1
 ポーランド (POL) 0 1 0 1
 モロッコ (MAR) 0 1 0 1
 ラトビア (LAT) 0 1 0 1
 リトアニア (LTU) 0 1 0 1
 韓国 (KOR) 0 1 0 1
40  日本 (JPN)* 0 0 2 2
41  ウクライナ (UKR) 0 0 1 1
 ウルグアイ (URU) 0 0 1 1
 カタール (QAT) 0 0 1 1
 コロンビア (COL) 0 0 1 1
 サモア (SAM) 0 0 1 1
 スロバキア (SVK) 0 0 1 1
 スロベニア (SLO) 0 0 1 1
 セルビア (SRB) 0 0 1 1
 セントルシア (LCA) 0 0 1 1
 チェコ (CZE) 0 0 1 1
 ハンガリー (HUN) 0 0 1 1
 ベネズエラ (VEN) 0 0 1 1
 南アフリカ共和国 (RSA) 0 0 1 1
計 (国/地域数: 53) 49 49 51 149

参加国・地域

賞金

大会では個人およびリレー種目は8位までの選手(入賞者)およびチームに対してそれぞれ賞金が贈られた。賞金総額は8,498,000USドル[28]。また各種目の世界新記録を樹立した選手に対してTDKとワールドアスレティクスから100,000USドルの賞金が贈られた。ワールドアスレチックスより発表された各種目の賞金額は以下を参照。

個人種目
  • 1位 - 70,000USドル
  • 2位 - 35,000USドル
  • 3位 - 22,000USドル
  • 4位 - 16,000USドル
  • 5位 - 11,000USドル
  • 6位 - 7,000USドル
  • 7位 - 6,000USドル
  • 8位 - 5,000USドル
リレー種目
  • 1位 - 80,000USドル
  • 2位 - 40,000USドル
  • 3位 - 20,000USドル
  • 4位 - 16,000USドル
  • 5位 - 12,000USドル
  • 6位 - 8,000USドル
  • 7位 - 6,000USドル
  • 8位 - 4,000USドル

スポンサー

TDKHONDAアシックスセイコーSONYがワールドアスレチックスパートナーを、TBSがメディアパートナーをそれぞれ務めた[29]Deloitte.MORINAGAPOCARI SWEATがワールドアスレチックスサポーターとなった。その他にも大会スポンサーとして、1社あたり協賛金額3億円以上の東京2025世界陸上公式プリンシパルサポーター、同1億円以上の東京2025世界陸上サポーターなどが募集された[30]

ワールドアスレチックスパートナー

TDKHONDAアシックスSEIKOSONY

ワールドアスレチックスメディアパートナー

TBS

ワールドアスレチックスサポーター

Deloitte.MORINAGAPOCARI SWEAT

ワールドアスレチックスサプライヤー

Corpay、JAPAN AIRLINES、Mondo、Nielsen、Pinsent Maisons、Salonpas

東京2025世界陸上公式プリンシパルサポーター

近畿日本ツーリストMORI BUILDINGTBSTokyo Metro

組織・評価

東京2025世界陸上財団

アスリートが活躍する最高の場を創出することなどを目的とし、大会を運営するための組織として東京2025世界陸上財団が2023年(令和5年)7月に設立された[31][32]

大会運営に対する評価

運営は大会の観客動員数を50万人と想定していたがチケットは大会開幕前に50万枚を売り上げ、大会9日間の総入場者数は619,288人に上った[19][35]。一方、ジャマイカの名コーチであるスティーブン・フランシスは、メインスタジアムの国立競技場とサブトラックの織田フィールドがバス移動で15分かかる離れた立地であることでウォーミングアップを競技開始1時間前に終えざるを得なかった環境面について、「世界最高の大会としてふさわしくない」と不満を表明した[36]オランダのヘッドコーチであるローラン・ミューリーも同様の意見を述べ、競技後のリカバリーに関しても移動に時間が掛かることを指摘して、メイン会場とサブトラックが離れている点について非難した[37]。両者は選手村となった選手宿舎ホテルに2,000人も同宿を強いられた点についても、混雑や騒音の面で苦痛があったと指摘した。女子800m銅メダリストのキーリー・ホジキンソンや女子1500m5位のニッキー・ヒルツもサブトラックが離れた場所に設置された点について調整に困難があったことを挙げて不満を表明した[38]。その他、選手村の限られた貧弱な食事メニューやホスピタリティに関して世界基準に達していないと不満が上がった[39][40]

放送

関連項目

脚注

出典

  1. ^ 「すごい」を「SUGOI」へ”. ワールドアスレティックス (2025年1月22日). 2025年5月5日閲覧。
  2. ^ 25年世界陸上の東京開催決定 91年東京、07年大阪大会に次ぎ国内3度目”. 日刊スポーツ (2022年7月15日). 2023年7月10日閲覧。
  3. ^ THE ANSWER編集部・鉾久真大 (2025-09-20). 世界陸上に「1/2202」の挑戦 母は日本人、19歳で島を背負い「グアムをみんなに見せるのが僕」 THE ANSWER. 2025年10月1日閲覧
  4. ^ Kenya faces Morocco, S. Africa challenge to bid for 2025 IAAF World Championships”. xinhuanet.com (2019年10月7日). 2021年8月10日閲覧。
  5. ^ Coe backs proposed Kenya bid for 2025 IAAF World Championships”. insidethegames.biz (2019年10月5日). 2021年8月10日閲覧。
  6. ^ LANE ONE: Was the IAAF World Championships a success or failure in Doha?”. thesportsexaminer.com (2019年10月6日). 2021年8月10日閲覧。
  7. ^ 世界陸連・コー会長が東京での世界選手権開催の意向示す「国立競技場を使い、人々が見損ねたものをお目にかけたい」」『月陸Online』陸上競技社、2021年8月8日。2021年8月10日閲覧。
  8. ^ 25年世界陸上、日本が立候補 開催地決定は22年3月”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2021年10月2日). 2022年7月17日閲覧。
  9. ^ 国立競技場で世界陸上開催可能に 日本陸連がルール改正」『共同通信』2022年3月23日。2022年5月20日閲覧。
  10. ^ あの熱狂が再び!!2025年世界選手権の東京開催が決定! 日本での開催は07年大阪以来3回目”. 月陸Online. 陸上競技社 (2022年7月15日). 2022年7月15日閲覧。
  11. ^ a b 【速報】2025年世界陸上、34年ぶりの東京開催が決定 1991年東京・2007年大阪以来3回目の日本開催”. TBS NEWS DIG Powered by JNN. TBS・JNN NEWS DIG合同会社 (2022年7月15日). 2022年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月16日閲覧。
  12. ^ 遠田寛生 (2025-09-17). 東京世界陸上、遺伝子検査は「実施100%」 チケット52万枚突破 朝日新聞. 2025年9月20日閲覧
  13. ^ 開会式に秋篠宮さまご出席 「鼓童」がOPパフォーマンス 国歌独唱は岡本知高/東京世界陸上”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年9月5日). 2025年9月16日閲覧。
  14. ^ ブルーインパルスの飛行中止のお知らせ ワールドアスレティクス (2025-09-13). 2025年10月1日閲覧
  15. ^ 【世界陸上】佳子さまと悠仁さまが観戦 中島、村竹ら躍動を見守られる 開会式には秋篠宮ご夫妻”. 日刊スポーツ (2025年9月17日). 2025年9月21日閲覧。
  16. ^ 中田絢子 (2025-09-21). 天皇、皇后両陛下と愛子さま 世界陸上を観戦 朝日新聞. 2025年9月24日閲覧
  17. ^ 「世界選手権でこんなことがあってはいけない」独円盤投げ選手が雨対策に恨み節「まるで酷い映画のようでした」【東京世界陸上】 CoCoKARA (2025-09-26). 2025年9月29日閲覧
  18. ^ 【世界陸上】閉会式に小池都知事や中島佑気ジョセフら 入場者は目標上回る62万人 サンスポ (2025-09-22). 2025年9月29日閲覧
  19. ^ a b DAY9入場者数(速報値) 及び入場者数60万人突破について World Athletics 2025年9月21日
  20. ^ 東京世界陸上の表彰式はスタジアム外で実施 ファンとの交流スペースも設置 月陸Online (2025-08-25). 2025年10月1日閲覧
  21. ^ 東京2025世界陸上 マラソン・競歩コースの詳細が決定!”. ワールドアスレティックス (2025年8月13日). 2025年9月8日閲覧。
  22. ^ りくワンの紹介ページ ワールドアスレティックス
  23. ^ 東京大会メインカラーが「江戸紫」に決定! ワールドアスレティックス (2023-10-26). 2025年9月26日閲覧
  24. ^ 「すごい」を「SUGOI」へ ワールドアスレティクス (2025-01-22). 2025年9月26日閲覧
  25. ^ スケジュール(TBSテレビ世界陸上東京2025公式サイト)
  26. ^ 東京2025世界陸上競技選手権大会 トラック&フィールド種目(リレー種目除く)日本代表選手選考要項” (PDF). 日本陸上競技連盟 (2024年12月10日). 2025年9月8日閲覧。
  27. ^ Target number of athletes / teams by event” (PDF). ワールドアスレティックス (2024年7月31日). 2025年9月8日閲覧。
  28. ^ TDK and World Athletics to support world record programme in Tokyo ワールドアスレチックス (2025-09-12). 2025年9月24日閲覧
  29. ^ PWorld Athletics Partners ワールドアスレチックス. 2025年9月24日閲覧
  30. ^ スポンサーシップ販売方針 ワールドアスレチックス. 2025年9月24日閲覧<
  31. ^ a b c d ガバナンス確立へ体制構築 ロイター通信、2023年7月4日
  32. ^ 東京 2025 世界陸上競技選手権大会開催基本計画 東京2025世界陸上財団. 2025年10月1日閲覧
  33. ^ 東京2025世界陸上に向けて大きな一歩――大会運営組織「東京2025世界陸上財団」を設立 日本陸上競技連盟、2023年7月6日
  34. ^ 一般財団法人東京2025世界陸上財団 第1回理事会について 日本陸上競技連盟、2023年6月
  35. ^ 世界陸連コー会長「記憶に残る大会」世界陸上を総括 観客動員60万人超 産経新聞 (2025-09-21). 2025年10月1日閲覧
  36. ^ ジャマイカ名将「これまで見てきた中で最悪の世界陸上だ」 運営・環境面をバッサリ「問題を語るには15分では足りない」【東京世界陸上】 CoCoKARA (2025-09-23). 2025年9月29日閲覧
  37. ^ 大盛況の東京大会は「これまでで最悪」 蘭代表コーチが解決されなかった“サブトラック問題”を糾弾!「とんでもなく異常だった」【東京世界陸上】 CoCoKARA (2025-09-23). 2025年9月29日閲覧
  38. ^ 「普通じゃない!」英女子選手らが訴えた“サブトラック問題” 国立競技場から移動約3キロの環境に噴出した不満「ふさわしくない」【東京世界陸上】 CoCoKARA (2025-09-22). 2025年9月29日閲覧
  39. ^ 独女子選手たちも「疑問を抱いた」と赤裸々告白 大会運営に湧き出る不満「密閉空間で、紙皿で食事をするのは理想的ではない」【東京世界陸上】 CoCoKARA (2025-09-23). 2025年9月29日閲覧
  40. ^ ドイツ選手が食事面の不満吐露…ベジタリアン向けのメニューほとんどなく自ら「スーパーで食料を調達した」【東京世界陸上】 CoCoKARA (2025-09-24). 2025年9月29日閲覧

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