講壇会館(こうだんかいかん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/26 19:50 UTC 版)
「空手小公子 小日向海流」の記事における「講壇会館(こうだんかいかん)」の解説
和泉光章が総裁を務めるマンモス道場。空手だけにとどまらず、ムエタイやボクシングといった専門トレーナーも数多くいる。
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講壇会館
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和泉光章(いずみ こうしょう) 講壇会館館長兼K・O・S総合プロデューサー。強い男をコレクションすることが趣味で、「ダイヤより価値がある」彼らが価値の理解できない連中の手に渡ることを嫌っている。実力のない選手を認めず、真に強い選手のみ認めている。各方面に強いパイプを持っているらしく、かつてK・O・Sで伊吹悟留が事故死した際にもそれを一切公表させなかった。経営者としては、試合に集中させるために黄遥華を里見から示談金を渡して引き剥がしたりするなど冷徹な部分を持つ一方で、気に入った「ダイヤより価値がある」男には非常に目にかけ厚遇し、手に入れようとする。息子のカオルに対しても自ら空手を教え込み、父親として見守っている。 本人も若い頃に講壇空手全日本選手権大会で優勝経験のある武道家。「どん亀」と呼ばれる不器用な空手家として知られていた。優勝後、キックデビュー戦で世界王者を破り、WKKAJr.ウェルター級王者に輝き、立花や師である鏑木重蔵の手を借りずに闘いたいと志願し本部へ移籍した。しかし続く元ムエタイ王者タナゴーン・アムマラットとの試合で完敗し、その負傷を押して一ヶ月後に試合を強行、連敗し引退した。このことから「弱い者は強い者に敗れる、その摂理を小細工で曲げてまで弱者を勝利させるのは勝負に対する冒瀆」という自論・偏見を持つようになる。 濱田馨(はまだ かおる) 講壇会館所属。大阪府出身。身長163センチメートル 体重68キログラム。 空手、キックボクシング問わず国内軽量級では敵無し、中量級でも日本最強のプロ格闘家。打撃のみならず寝技も優れている。国内の中・軽量級では頭一つ抜けた実力を誇っており、世界相手にも互角以上に戦え、その実力はタナゴーンやサーマートにすら認められる。明るくフレンドリーなお調子者の一方で、試合では相手を痛めつけることに興奮する残虐さと好奇心旺盛な面を併せ持っており、鏑木流全国大会軽量級ではリュウ・オオスギの顔のみを狙って弄び、海流との決勝では遊びモード全開で制限時間一杯まで翻弄して試合に勝利した。論より才能が抜きん出た、いわゆる天才型の選手だが、その一方で後輩への指導では理論的な指導者としての資質も見せている。しかし、K・O・S本戦を見据え過ぎて一戦一戦を消耗の激しい戦い方をしてしまう海流に対して、自身も海流を世界と戦わせることばかりを見据えて、GENESISのトーナメントでは実力任せで具体的な作戦も立てず、相手選手の情報も殆ど集めずに臨むなど、参謀としては未熟であり、本人もGENESISにてそれを自覚した。 中量級世界最強の座と引退を懸けてサーマートと対戦。圧倒的な実力差に満身創痍となりながらも必殺の「海老チリパンチ」にて一矢報いたが、壊れた足ではダメージも与えられず、直後にワンツーでダウンを奪われた。しかし、勝機の無い体でも立ち上がるが、危険な攻撃を封印するサーマートはそれ以上の攻撃を拒み、試合放棄してしまう。ルール上では勝利するも事実上完敗であり、その行為を受け引退を宣言した。その後は海流や伊吹に後を託し、海流のセコンド兼トレーナーに多く付くようになる。GENESISにて参謀としての己の未熟さを痛感し、講壇館職員も辞して、海流の専属トレーナーとなって共に歩むことを決意する。 プロ格闘家の本業以外に時折、タイ料理店「チョークディー」の余興試合で、「ドス・カオルJr.」と言うリングネームを用いて試合も行っていた。講壇会館館長である和泉光章の子供である。 モデルはシュートボクシング出身で、K-1、総合格闘技、プロレスでも活躍した村浜武洋[要出典]。 得意技は「カオルちゃん」シリーズ。必殺技はアッパーで相手の注意をひきつけ、すぐさまハイキックを繰り出すことで相手の死角をつく「海老チリパンチ」。前述の通りこの技のキモは蹴りの部分であるが、サーマート戦では罠としてスパーリングや記者会見であえて「パンチ」であるとアピールしていた。なおサーマート戦後、弟子となった海流も同じ技を使う場面があるが、そこでは実況で「エビチリキック」とより正しい名称で呼ばれている。 里見雅廣(さとみ まさひろ) 講壇会館所属。大阪府出身。身長185センチメートル 体重105キログラム。 ヘビー級の第一線で戦ってきた日本重量級最強の空手家。第2回K・O・SGP準優勝という経歴を持ち、日本人の中で世界の壁を誰よりも知っている男。黄遥華とは幼馴染みであり、かつての恋人でもあったが、世界と戦うために遥華を捨てて海外へ渡り、それ以降は疎遠になっている。幼少時は凶暴な闘犬を殴って海に沈めるなど、和泉曰く「狂犬」のような相当やんちゃな子供であったため、矯正するために和泉に空手を教えられた。これまでの試合で受けたダメージからくる首神経の負傷や失明の危機、全国大会での右腕の故障を抱えた状態ながらも、K・O・Sを守るためにリングに上がる。 鏑木流全国大会無差別級に異例の参戦をし、元無差別級王者の田沼哲史に右腕を破壊されながらも撃破、続く決勝戦で武藤と対峙し、激闘を繰り広げる。結果的に判定勝利したが、武藤が負傷を押して戦っていたことから自分の負けであったと認めている。 得意技は左レバーブロー、下段廻し蹴り、右上段廻し蹴り。 里見大地(さとみ だいち) 里見雅廣の父違いの弟。顔や性格、体格も、拳の大きさ以外は兄とまるで似ていない。地味な容姿に控えめな性格で、さらに赤面症であり、女性と向かい合って話が出来ない純情な性格。自らが兄に代われるだけの選手になることを目指している。「講壇の秘密兵器」として徹底的に存在を隠されてきて、日本ではなくタイやヨーロッパに渡って試合を重ね、チャンピオンも含めたタイ人相手に無敗を誇っていた。 関節が硬く、キックはローとミドルしか打てないが、その硬い体ゆえに打撃が異常な痛みを与える。パンチは大振りかつスローながらも持ち前のパワーと拳の大きさからヘビー級のパンチ力を誇り、打たれ強さも常人離れしている。最大の武器が天性の不器用さからくる独特な攻撃リズムで、相手が一流であるほど、その異質な攻撃リズムに感覚を狂わされ、攻撃を受けてしまう。それら数多の才能を活かし、格上の実力者にも勝ち続けてきた。 GENESISに参戦、二回戦で南と対戦する。異質なリズムとパワーで押すも、南の蚊作戦によってそのリズムを矯正されて圧倒される。和泉の指示で立ち直るも、南との打ち合いの末肘の二連打を受けてKOされ、敗退した。 ミシェール和泉(ミシェールいずみ) 講壇会館会長・和泉光章の姪。K・O・Sの統括ブッキングマネージャー。ハーフである金髪の美女。大会のカード編成に携わっているK・O・Sの天才ブッカー。和泉とは異なる考え方をし、和泉は切り捨てた選手でも、彼女が実力を認めた選手は独自にスカウトし取り込んでいる。そうして自ら目を付けた選手を集めた新人トーナメント・GENESISを企画、開催する。
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