空中王国ネオスフィア
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「Deep-Blueシリーズ」の記事における「空中王国ネオスフィア」の解説
『蒼い空のネオスフィア』で登場。現存する唯一の空中都市国家。スーパーシンカム「エフェクティブE」により、一万年の間航路に一度の狂いも無く運行されている。全盛期は天空の十字路とまで呼ばれた程で、他国より豊富に保有していたパシアテ遺産を礎に栄華を極め、地上国家を見下し君臨していた。またパシアテの後継を名乗り、実際に貴族達はとんがり耳の形質を受け継いでいた。しかしそれ以外の面では何も受け継いでおらず、統一戦争で敗れてからはプライドだけが高い落ち目の国家となっていた。落ち目となって以降、愚かな貴族達によって違法Eテク産業の巣窟となり、国際的に孤立。また王族が長らく権力喪失状態にあり、実権を握っている元老院と工房士組合は腐敗しきっていたため、平民は貴族に搾取され苦しい生活を強いられていた。このままでは遠からず国が破綻するのは確実で、困窮した状況を打開するためエリンシエは禁断のEテク「記憶転写(シナプシファイアー)」を受ける決意を固めて女王として即位。反対勢力である元老院を押さえ込むため独裁政治を行った。
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空中王国ネオスフィア
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「Deep-Blueシリーズの登場人物」の記事における「空中王国ネオスフィア」の解説
エリンシエ・ヤースロップ 声 - 釘宮理恵 / 名前の由来はノースロップ 11歳。身長143cm、体重「無礼である/35kg」、スリーサイズはB「まだ子供である/UNKNOWN」W「人並みである/UNKNOWN」H「育ち盛りである/UNKNOWN」(併記は蒼い空のネオスフィア/白銀のカルと蒼空の女王)。幼くして即位した空中王国「ネオスフィア」の女王。近親婚を繰り返して純血を維持してきた王族ゆえに血が濃すぎて体が弱く、それゆえに寿命も短いだろうと言われている。王国の荒廃と、それに起因する王族派と元老院派の対立にいつも心を痛めている。ネオスフィアに受け継がれてきた先史パシアテ由来の秘儀、過去の王達の知識や経験を脳内に移植して、人工的に賢王を作り出す記憶転写処置「シナプシファイアー」により作られた天才。その頭脳で幼くして国政を担い、国内はおろか帝国の海千山千の政治家とも互角以上に渡り合う。『白銀のカルと蒼空の女王』に登場するにあたり『蒼い空のネオスフィア』の元老院ルート(元老院の反乱により帝国海軍の介入を許し、女王位を禅譲して人質として帝国へとやってくるEND)をベースに、他ルートでの重要イベントを混合したものが正式設定となった。 『白銀のカルと蒼空の女王』では、帝国ジュニア・アカデミーへと留学してきた元女王として登場。彼女が帝国に連れてこられた根本原因は禁断のEテク「シナプシファイアー」の施術を受けたためだが、これは機密レベルの事情であるため、帝国への恭順の証にネオスフィアから人質に送られたという内容で関係各所には通達されている。帝都滞在の後見人はエイジ・ハンプデン。帝国に来てから髪型を変え、性格も変わっている。試験では学年首席であるアマネカと同点首位。アカデミーに来てから変貌した彼女の性格に関してはいくつもの報告例があり、引っ込み思案でおとなしい、舌禍事件は数知れずの毒舌家、大時代的な演説好きの雄弁家など、とても同一人物とは思えないものばかり。当初カルに対して行っていたわがままキャラもその一つで、このキャラの時はアカデミー内で因縁をつけて来た帝国至上主義者達をその頭脳で徹底的にやり込めていた。実はこれらは自分の置かれた政治的状況や汚染者に狙われている立場を鑑みて、それらをくらませるために意図的に行っていたことで、どれが一番効果的かを試すため様々なキャラを演じていた。 記憶転写で受け継いだ膨大な知識の中には、統一戦争中の帝国とネオスフィアで交わされた密約に関する全ての資料、かつてガラクシア王国が健在だった頃に有事の備えとしてネオスフィアに嫁いできた王族の記憶などもあり、ガラクシア王族の記憶にはEプラントが停止した際の再起動キーが含まれていた。ガラクシアがエリンシエを狙っていた理由はこの再起動キーにあり、連中に誘拐された彼女は記憶走査のEユニットでこの情報を知られてしまう。その後、奪われたキーにより可能になった帝都への「ガラクシア落とし」を防ぐため、元敵国の女王という立場でありながら帝国最高機密であるビッグEの修理と戦闘指揮を請け負う。戦いが終わった後は、表沙汰に出来ないこの事実の隠蔽処理のため一生どこかの辺境国に軟禁されるだろう運命を受け入れていたが、ウィナプスやゲーブルを始めとした関係各位の配慮で事件にエリンシエが関わった事実が消滅したため、元の学生生活へと復帰できた。 ノキ・ウェルキン 声 - 高橋美佳子 / 名前の由来はウェストランド ウェルキン 16歳。身長162cm、体重50kg、スリーサイズはB81W61H83。王国宰相・ウェルキンの娘で、サウス・タウン区長代理。父が人間、母が貴族のハーフなのだが、耳が人間と同じ形(貴族は耳が長く伸びた、いわゆる「エルフ耳」)であるため見た目には貴族であることが分からない。特技は運動。PS2移植の際に大食いの特技も追加された。王国にある大半のレストランの味や値段といった情報は網羅している。 竹を割ったような性格で、自分なりに街を活性化しようと日夜奮闘している。実は母親が王族出身者であるため、王位継承権を持っている。そのため、元老院が反乱を起こすルートでは帝国に行くことになったエリンシエより女王位を禅譲される。 ネオスフィア以降の作品には出演していないが、『白銀のカルと蒼空の女王』でのストーリーにより元老院ルートが正史とされ、現在は女王として王国を治めていると思われる。 ゲルエリンシエ 声 - 釘宮理恵 『蒼い空のネオスフィアどきどきアドベンチャー EfectiveE』に登場。エリンシエの先祖エリンシエ・ヤースロップ2世をEプラントがデータとして再現したもの。容姿は瓜二つで性格が少々悪い。標記の名前は現在の女王エリンシエ3世と区別するためナノカが勝手に命名したもので、連呼したところ当人の怒りを招いた。 アカハナ&アオヒゲ 王家に代々伝わる護衛ユニット。冒頭では故障しており、寿命が来たとして王宮の植物園に葬られている。故障箇所がオリハルコン素子だったためネオスフィア工房士では修理不可能となっていたが、ナノカの手により修理され復活する。それ以降は常にエリンシエの側にあり、彼女が登場する作品には共に登場する。 マドラス エリンシエの叔父。エリンシエの警護やナノカとの連絡をする。いわゆる良い人なのだが、人を見る眼はあまりない。 エストランド・ウェルキン / 名前の由来はウェストランド ウェルキン 平民出身の宰相で、ノキの父親。エリンシエの片腕として彼女をサポートしている。公私の区別が明確な人物で、娘のことを気に掛けながらも一区長としては他と平等に扱う。 『暁のアマネカと蒼い巨神』ではネオスフィアの要人として帝都万博を訪れ、帝都案内役のアマネカ、メイルと共に反帝国テロリストにより人質となる。 グリャマン / 名前の由来はグラマン 元老院議長。貴族であるためプライドだけは高い。私腹を肥やすことが得意な典型的な政治屋で、悪巧みは得意だが政治の能力は低い。ファイアフォックスルートでは、ジュラーブリクに体良く利用されて切り捨てられ、Eプラントに立てこもった彼を説得することで失墜した地位の回復を画策する。しかし、逆にジュラーブリクに今までの悪行を暴露されて政治家として完全に終わる。元老院ルートでは、劣勢を挽回すべく愚かにも反乱を起こす。本人は成功を夢想していたが、当然のように失敗して帝国がネオスフィアに介入する口実まで作ってしまった。 フランク・リード4世 / 名前の由来はフランク・リード シリーズ 貴族の工房士。凋落著しいネオスフィア工房士組合の中ではそれなりに実力が高め。そんな自分に奢っているが、実際は大した腕前ではない。 ウーラガン / 名前の由来はダッソー・ブレゲー ウーラガン ネオスフィアに姿だけ伝わる先史パシアテ文明期のゴーレムを、フランク・リード4世が劣化再現したもの。大した性能ではないので、テンザンにあっさり破壊された。後にジュラーブリクによって高性能に強化されたウーラガン改が量産される。 ハリー / 名前の由来はホーカー・シドレー ハリアー ネオスフィアの工房士。工房士としてはそこそこ腕が良く、ナノカの作ったアイテムからその実力をすぐに見抜く。ジュラーブリクからもネオスフィアの工房士で唯一まともな話ができる相手と認識されている。かつては組合の筆頭工房士だったが、今ではそれを辞して元老院とは距離を置いている。ナノカの才能を見込んでおり、持てる人脈を利用して手助けしてくれることがある。
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