空中発射型 (ASM)
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「対艦ミサイル」の記事における「空中発射型 (ASM)」の解説
詳細は「空対艦ミサイル」を参照 誘導爆弾と並行して、これに推進装置を備えたような巡航ミサイルの開発も進められており、ドイツ空軍では1943年よりHs.293も実戦投入した。大日本帝国陸軍もイ号一型甲無線誘導弾およびイ号一型乙無線誘導弾を開発していたが、いずれも実戦投入には至らなかった。またアメリカ海軍でもガーゴイルを開発していたが、こちらも実戦投入には至らなかった。 大戦後、ソビエト連邦ではナチス・ドイツから獲得したミサイル技術も踏まえて巡航ミサイルの開発を進めており、1953年にはMiG-15戦闘機を無人化したような設計のKS-1(AS-1)(英語版)を就役させ、これが同国初の空対艦ミサイルとなった。その後も順次に開発・配備が進められていき、1966年には最大射程350海里 (650 km)という長大な射程を誇るKSR-5(AS-6)(英語版)が配備された。ただしソ連では、政治的な理由もあって、このように戦略爆撃機でなければ搭載できないような大型・長射程のミサイルの開発が先行したため、戦術的に使用できるようなミサイルの開発が開始されたのは1960年代中盤になってからであった。 これに対して西側諸国では、むしろ比較的小型・短射程のミサイルの開発が先行しており、まず1959年、アメリカ海軍の対潜哨戒機が浮上した潜水艦を攻撃するための兵器として、指令誘導式のブルパップ(射程10海里 (19 km))が配備された。その後、1970年代には北大西洋条約機構(NATO)諸国でも電波・光波ホーミング誘導式の空対艦ミサイルの実用化が相次いだが、これらの多くはSSMとファミリー化されていた。特にエグゾセは1982年のフォークランド紛争で実戦投入され、駆逐艦「シェフィールド」撃沈などで有名になった。また航空自衛隊でも、1980年には80式空対艦誘導弾(ASM-1)を制式化した。 対艦ミサイルが登場した当初は、単に小さく高速であるというだけで要撃を避けることができていたが、水上艦の側でもミサイルの脅威に対抗するため電子攻撃やCIWSなど対艦ミサイル防御(ASMD)の技術を発達させていったことから、後にはミサイルの側でも、超低空飛行(シースキミング)やレーダー反射断面積(RCS)の低減によって敵からの探知を避けたり、超音速化によって要撃のための余裕を与えないようにしたりといった策を講じていくことになった。 Tu-16戦略爆撃機に搭載されたKSR-5 F-16戦闘機に搭載されたハープーン
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空中発射型
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「航空機関砲」、「航空魚雷」、および「空対艦ミサイル」も参照 第二次世界大戦中、航空機が使用する対艦兵器としては砲熕兵器やロケット弾、魚雷、無誘導爆弾などが用いられていた。その後、精密誘導兵器(PGM)の開発が進むと、まず誘導爆弾として導入が図られることになり、1943年にはドイツ空軍がフリッツXを、1945年にはアメリカ海軍がバットを実戦投入して、前者はイタリア海軍の戦艦「ローマ」を撃沈する戦果を挙げている。またこれと並行して、推進装置を備えた空対艦ミサイルの開発も進められており、ドイツ空軍では1943年よりHs.293も実戦投入した。 大戦後、ソビエト連邦ではナチス・ドイツから獲得したミサイル技術も踏まえて巡航ミサイルの開発を進めており、1953年にはMiG-15戦闘機を無人化したような設計のKS-1(AS-1)(英語版)を就役させ、これが同国初の空対艦ミサイルとなった。その後も順次に開発・配備が進められていき、1966年には最大射程350海里 (650 km)という長大な射程を誇るKSR-5(AS-6)(英語版)が配備された。ただしソ連では、政治的な理由もあって、このように戦略爆撃機でなければ搭載できないような大型・長射程のミサイルの開発が先行したため、戦術的に使用できるようなミサイルの開発が開始されたのは1960年代中盤になってからであった。 これに対して、西側諸国ではむしろ比較的小型・短射程のミサイルの開発が先行しており、まず1959年、アメリカ海軍の対潜哨戒機が浮上した潜水艦を攻撃するための兵器として、指令誘導式のブルパップ(射程10海里 (19 km))が配備された。その後、1970年代には北大西洋条約機構(NATO)諸国でも電波・光波ホーミング誘導式の空対艦ミサイルの実用化が相次いだが、これらの多くはSSMとファミリー化されていた。これらのうち、特にエグゾセは1982年のフォークランド紛争で実戦投入され、駆逐艦「シェフィールド」撃沈などで有名になった。 クックー雷撃機から投下された航空魚雷 水上標的に命中するペイブウェイII誘導爆弾 Tu-16戦略爆撃機に搭載されたKSR-5 ASM
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