盤戸スパイダーズ(盤戸高校)
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「アイシールド21の登場人物」の記事における「盤戸スパイダーズ(盤戸高校)」の解説
事情によりキックゲームに特化したスペシャルチーム。選手の名前は楽器やスターなどから付けられたものが多い。マスコットはギターを持ったロッカー蜘蛛のロカ・ビリー。昨年の東京大会で準優勝を果たしたが、その後主力メンバーをアレキサンダーズに引き抜かれ大幅な戦力減を余儀なくされ春季東京大会では惨敗を喫した。それゆえ秋季東京大会前の評価ではコータローのキック以外は評価されずDクラスの扱いだったが下馬評を覆し準決勝まで勝ち抜いた。準決勝でホワイトナイツに敗退し、関東大会出場を懸けてデビルバッツと3位決定戦で激突した(実際の東京4位校はSIC地区大会準優勝校とのプレーオフを制すれば関東大会に出場できる)。一流選手と呼べるのは赤羽とコータローのみだが、赤羽の指導により全員が後述の「スパイダーポイズン」を習得し押し合いには強く、屈強な幻詩人ファイターズを赤羽抜きで破り、泥門もライン戦では終盤まで苦戦を強いられた。本来リスキーなプレイであるオンサイドキックを連発する特殊戦術「スパイダーズウェブ(蜘蛛の網)」と赤羽の超人的な活躍により泥門を敗退寸前まで追い詰めるも1点差で敗れ関東大会出場はならなかった。 赤羽隼人(あかば はやと・2年) 声 - 平川大輔 タイトエンド (TE)兼ラインバッカー(LB)。背番号21(日本代表では22)。身長174cm、体重64kg。9月21日生まれ。血液型A型。40ヤード走4秒9。ベンチプレス100kg。 通称「赤目のエース」。赤髪と赤瞳にサングラスをかけ両耳にはピアスをしており、桜庭が所属するジャリプロにスカウトされる程ルックスがよい。少し笑みを浮かべただけでコータローとジュリを驚愕させるほど普段はポーカーフェイスを崩さない怜悧冷徹な男である。しかしながら常にギターを携帯し何でも音楽に例える変わり者でもあり、演奏も不必要なほどうまい。時折その奇妙な言動を突っ込まれることがあるがチューニングを行い誤魔化す癖がある。コータローとは性格や志向など180度趣味(赤羽によると“音楽性”)が合わず言い争いが絶えないが、お互いの意志と勝負への覚悟、クリスマスボウルへの思いは認め合っている。瀧や水町とは音楽性が合うらしく、即興でコンビを組んだことがある(デビルバットによると、元気な変態が合うらしい)。口癖は「フー」。好きな食べ物はサラダ。尊敬する人はノーベル。父と母、妹の4人家族。 身体能力自体は大和、進、阿含など他のトッププレイヤーに一歩譲るものの非常に強く、更に高い知略と天才的なテクニックも持ち合わせ、昨年の東京大会では優勝した王城の進や黄金世代を抑えて1年生にしてMVPを獲得するなど押しも押されもしない日本トッププレイヤーの一人である。TEというポジション柄、非常にバランスの取れたオールラウンダーでランにパスキャッチ、ディフェンスと万能の活躍を見せるが、その真骨頂はボールキャリアーを護衛する「リードブロック」にこそあり、敵選手の重心移動のタイミングに合わせて繰り出す「スパイダーポイズン(蜘蛛の毒)」は栗田ですら片手で吹き飛ばし複数の敵選手を一度に殲滅する威力を誇る。また劇中屈指の戦術家でもあり、事前に敵チームの能力や戦術を研究し尽くすし味方に技のタイミングを伝授し、「ランフォース」で敵ランナーの走行コースを思いのままに誘導する。 父親の転勤で関西の帝黒学園へ転校するが、帝黒が盤戸の有力選手を引き抜きキックチームだけが取り残された事実を知り、このやり口に反発しその力を証明するべく盤戸高校に出戻った(その為、東京で一人暮らしている)。しかし転校の繰り返しが大会規定に引っ掛かり春季大会はもちろん秋季大会でも終盤まで出場停止となり、準決勝の王城戦もベンチから眺めるだけだったが、3位決定戦の泥門戦でチーム復帰した。背番号21とアイシールドを付け『本物のアイシールド21』を名乗ったためセナは最初彼こそが筧の言っていたアイシールド本人だと誤解したが、赤羽は「最強であり続ける」=「絶対に負けない」という覚悟の証のために名乗っているだけであり、大和とは特に関係はなかった(そもそもアイシールド21とは一個人の愛称ではなく米国ノートルダム大附属中のエースランナーが名乗る称号のことであり、必ずしも大和個人のことを指すものではない)。 泥門戦では栗田率いる泥門ライン陣を一人で制圧、セナのランをも封じ、攻撃面でも獅子奮迅の大活躍を見せた。特に同じTEの瀧には付け入る隙すら与えず完膚なきまでに打ち倒したが、敗北を認めた瀧の捨て身のブロックとセナの渾身のランの前に決勝点を許した。 秋季東京大会では先述の泥門戦1試合しか出場していないが、ベストイレブンの攻撃・タイトエンド部門で選出された。 後に泥門の全国制覇のため、同じTEである瀧のマンツーマンコーチとなる。全国大会決勝後、全日本選抜代表結成に際しセナとモン太の推薦で選出されるも、本人の希望でキックチームの指揮に専念することとなる。 ヒル魔からは「糞(ファッキン)赤目」(アニメでは「クソ赤目」)と呼ばれている。 高校卒業後は最京大学に進学してアメフトを続けている。 佐々木コータロー(ささき コータロー・2年) 声 - 森山栄治 キッカー (K)兼ラインバッカー(LB)(泥門戦のみ)。背番号99。身長177cm、体重65kg。11月30日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒5。ベンチプレス65kg。 TFP成功率100%の実力派キッカー。ムサシの「60ヤードマグナム」伝説を聞きつけ、彼に一目置きつつライバル視している。荒れ球ともとられる剛性のキックを誇る彼とは対照的に針の穴を通す柔らかく精密なキックを得意としているが、ムサシ程ではないもののキックの飛距離もかなりあり、作中多くの人から評価される日本最高クラスのキッカーである。その高いキック技術を以って、強い横風すら計算に入れて成功させたりオンサイドキックで正確な位置に落とすなど盤戸の戦術の要として活躍する。キックのことなら何時間でも話せると豪語するキッカー一筋で「スマート」が口癖(この「スマート」という言葉は、賛辞や「凄い」などという意味を表すために使っている)。熱血漢でチームメイトの赤羽とは反りが合わず衝突することが多く、ギターに唾攻撃をしかけては喧嘩を起こすのが日常茶飯事であり、また仲間思いの面もあるがそれが遠因でキッカーとしては図太さに欠ける所がある。好きな食べ物は肉。尊敬する人はエルビス・プレスリー。父と母、姉の4人家族。常に髪の乱れを気にし、携帯している折り畳みのクシで髪形を整えるのが癖。激昂するとクシを折ってしまうこともあり、単行本おまけページでは持っているクシの数が軽く小山ができることが明かされる。足が結構長い。東京大会3位決定戦での紹介文は「成功率100%のスマートキッカー」。アニメのみベストイレブンのキッカー部門に選出されている(しかし、キッカーはサブポジションの為、ベストイレブンがあるのかは不明)。 ヒル魔からは「糞(ファッキン)モミアゲ」(アニメでは「クソモミアゲ」)と呼ばれている。 高校WCではムサシとともにキッカーとして参加した。高校卒業後は炎馬大学に進学しアメフトを続けている。ヒル魔によって勝手に恋ヶ浜大学との対外試合を組まれていたのを知って驚愕している。 堺(さかい・3年) ランニングバック (RB)。背番号58。赤羽のリードした道を走りボールを確保する。 キックチームキャプテン 背番号59。本名不明(Wii版では「オトナシ」)。盤戸のキックチームを縁の下の力持ち精神で地味にまとめてきたキャプテン。泥門の石丸に同じ匂いを感じているらしい。 沢井ジュリ(さわい ジュリ・2年) 声 - 樋口智恵子 マネージャー。70年代ファッションを好む凄まじい突っ込み娘で、赤羽のギターですらドツキに使う。コータローとは幼馴染の間柄で息もピッタリ。コータローからは過去に三回「俺と付き合っちまえよ」とアタックされているが、その度に「ハイハイ、何バカ言ってんの」といなしており明確に答えていない。名前の由来は沢田研二とその愛称である「ジュリー」[要出典]。 倉敷卓人(くらしき たくと) 声 - 高瀬右光 アニメオリジナルキャラ。盤戸の元監督。回想シーン以外ほぼ登場していないが、メンバー、特にコータローからの思いは強い。原作ではまったくチームに関わらなかった。 アメフトは全くの素人でコータローのキックに期待していた。主力選手が帝黒に引き抜かれた頃には既に監督を無理矢理辞めさせられたが、3位決定戦を観戦。敗退後コータローと赤羽の頑張りを称える。
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