王都の住人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:55 UTC 版)
シア・フォシュローゼ 声 - 水瀬いのり クリフとエレローラの娘で、ノアの姉。15歳。王都の学生。エレローラ譲りの綺麗な金髪をロール状のツインテールにしている。普段はエレローラと一緒に王都で暮らしている。ユナと一緒に課外授業に行ったのち冒険者登録をし、現在はランクE。剣と魔法の両方が得意で、ユーファリアの学園との交流会では学生代表選手の一人に選ばれるなど、非常に優秀。真面目で常識的な性格で、周りからは父親(クリフ)似だと言われている。出会った当初は、自分よりも年下(に見える)の女の子でありながら妹のノアを王都まで護衛してきたユナに反発していたが、直後に試合をして圧倒的完敗を喫し、すぐに反省して謝罪する。今ではユナのことを尊敬し、大切な友人として見ている。「クマの水上歩行」を知る人物のうちの一人。くまゆるぬいぐるみとくまきゅうぬいぐるみを持っている。くまさんファンクラブの一員。 エレローラ・フォシュローゼ 声 - 巽悠衣子 ノアとシアの母親。クリフの妻。35歳。金髪の美しい女性。実年齢からは想像もできないほどに若い容貌をした美魔女。奔放かつ神出鬼没。いたずら好きで、よく周りを振り回している。普段は国王の補佐役として王城に勤務しているため王都の屋敷で暮らしており、クリフとは別居状態(関係は円満)。その子供っぽい態度とは裏腹に非常に有能で顔も広く、ユナに色々と手を貸してくれる。娘(と夫)を心から愛しており、その感情を表現することをまったく惜しまない。魔法が使える。 世間的には、子供の部類に入るユナについて「王都にいる間は、自分が保護者代わりを務める」と自称しており、彼女さえ良ければ養子にすら迎えてもよいと豪語している。 スリリナ 王都のフォシュローゼ家で働くメイド。屋敷の庭に花壇を作る際、ユナに手伝ってもらう。 サーニャ 声 - Lynn エルフ。女性。薄緑の髪の色をしている。王都の冒険者ギルドのギルドマスター。エルフの里の出身で、里長の孫娘でもある。風魔法が得意。鷹のような召喚鳥「フォルグ」を呼び出し、尚且つその視覚情報を共有できる。「くまさんパンツ」の目撃者として、ユナに恨みがましい目を向けられている。ユナの秘密を多く知っているがゆえに、そのことを誰かに話すと(笑い)死んでしまう契約魔法を結んでいる。「クマの転移門」の存在を知る人物のうちの一人。「クマの水上歩行」を知る人物のうちの一人。Web版および書籍版では、グルザムの襲撃時に一人逃げ出した(ように見えた)ユナを最初蔑視する描写があったが、漫画版やアニメ版では上記召喚鳥で一部始終を見ていたため、そのような描写はなされなかった。 ラン 王都の冒険者ギルドの受付嬢。ブリッツパーティーのランとは別人。状況把握能力や判断力に乏しく、無自覚に事態を悪化させる悪癖がある。読者(作者含む)に嫌われており、Web版のみの登場。作者直々に「登場しない」「いなかった事にしてください」とWeb版の人物紹介からも除外されている。 フローラ 声 - 木野日菜 エルファニカ王国の王女。4、5歳。桃色の髪をしている。純真無垢で素直。くまさん(ユナ)が大好きで、ユナが王城に来るといつも、走ってきて抱き着いてくる。くまゆるぬいぐるみとくまきゅうぬいぐるみを持っている。 ティリア エルファニカ王国の王女。フローラの姉。15歳。桃色の髪をしている。王都の学生。気さくで明るく、誰にでも分け隔てなく接する性格で、学園内では絶大な人気を誇る。シアとは同級生で友人。家族や友人たちからの噂で聞いていた「くまの女の子」に一目会いたいと長らく切望していたが、間が悪く中々会えずにいた。学園祭編にてとうとう念願叶い、ユナとの邂逅を果たす。くまゆるぬいぐるみとくまきゅうぬいぐるみを持っている。 フォルオート 声 - 石田彰 エルファニカ王国の国王。40歳。ハンサムな男性。王都を襲う魔物一万匹の脅威から救ってもらったことをきっかけに、ユナと関わりを持つ。ユナ(主に作ってくる料理)に興味を持ち、気に入っている。かなりフランクでフットワークが軽く、王であるにも関わらず、共もつけずに一人でユナの家を訪ねたりもする。デゼルトの街で何か問題が起きていると察した際には、単身デゼルトの街へ向かうよう依頼するなど、冒険者としてのユナの実力に強い信頼を置いている。 キティア エルファニカ王国の王妃。のんびりほわほわとした美人。どれだけ食べても太らない体質で、エレローラの嫉妬を買っている。 エルナート エルファニカ王国の王子。20歳。既婚。結果的にいつも仕事の邪魔をするユナ(ユナが王城へ来ると、フォルオートが仕事を投げ出してそちらに向かうため)へは、心なしか当たりが強い。 アンジュ フローラの乳母。二十代前半の女性。フローラと同い年の娘がいる。 リーシャ アンジュの娘。くまゆるぬいぐるみとくまきゅうぬいぐるみを持っている(Web版ではくまゆるぬいぐるみのみ)。 モルナカ エルファニカ王国の王城で働く女性。20歳くらい。アンジュの同僚で、1年ほど前から王城に勤務している。フローラに「くまさんと少女」の絵本の読み聞かせをしてもらった。 モリッサ エルファニカ王国の王城で働く女性。アンジュの同僚。娘のために「くまさんと少女」の絵本を欲しがっていた。 ゼレフ エルファニカ王国の王宮料理長。メタボ体形の男性。ユナを料理人として尊敬している。穏やかな性格だが、未知の料理に関しては子供のように興味津々になる。当初は、王宮料理長である自分を差し置いてフローラに食事を与えているユナにあまりいい感情を抱いていなかったが、ユナの作ったお菓子を試食した際に衝撃を受け、負けを認める(ユナ自身は「お互い得意な料理のジャンルが違うのだから勝ちも負けもない」と考えている)。負けを認めた後はユナに好意的であり、シーリンの街の件では(国王の許可もあって)自らシーリンの街に赴くなどユナへの協力を惜しまず、また、王都に「ユナのレシピを扱う店」を出す際の責任者にもなっている。 ザング エルファニカ王国の宰相。髭を生やした年配の男性。国王が最も信頼を置く腹心で、奔放な国王に振り回される苦労人。国王に意見できる数少ない人物の一人。 ロイモンド エルファニカ王国の王城門番。 ロック エルファニカ王国の王城門番。 ランゼル 王都第15兵士団の副団長。 ヴォルズ ランゼルの部下。シーリンの街の視察に来たエレローラに随伴していた。 ミッシェル ランゼルの部下。シーリンの街の視察に来たエレローラに随伴していた。 マリクス 王都の学生。シアの同級生。男子。15歳。ユナと一緒に課外授業に行ったのち冒険者登録をし、現在はランクE。剣が得意。生意気な性格。行動力があるが、目先のことしか見えない傾向がある。父親は、王国第二騎士団の隊長。出会った当初はユナを馬鹿にしていたが、黒虎(ブラックタイガー)から守ってもらったことを契機に、ユナを強く尊敬するようになる。 ティモル 王都の学生。シアの同級生。男子。15歳。ユナと一緒に課外授業に行ったのち冒険者登録をし、現在はランクE。魔法が得意。理知的な性格で、友人であるマリクスのブレーキ役を担っている。黒虎(ブラックタイガー)から守ってもらったことを契機に、ユナを強く尊敬するようになる。 カトレア 王都の学生。シアの同級生。女子。15歳。ユナと一緒に課外授業に行ったのち冒険者登録をし、現在はランクE。魔法が得意。くまゆるぬいぐるみとくまきゅうぬいぐるみを持っている。黒虎(ブラックタイガー)から守ってもらったことを契機に、ユナを強く尊敬するようになる。 ジグルド 王都の学生。シアの同級生。男子。15歳。マリクスたちと同時期に課外授業を行い、その際にはジェイドとメルが護衛についていた。マリクスたちの護衛として現れたユナを馬鹿にし、マリクスたちの怒りを買う。 リーネア 王都の学生。シアの同級生。女子。15歳。剣が得意。髪は短くカットしている。ティリアに心酔しており、ティリアの護衛騎士を目指して日々修練に明け暮れている。学園祭の出し物の一環として騎士と試合をし、ルトゥムの策謀によって大怪我をするところだったが、ユナの介入によって救われる。 シューグ 王都の学園の教師。30歳くらいの男性。シアやマリクスたちの通う学園で働いている。課外授業の際にユナと知り合い、ユーファリアでの交流戦においては、魔力欠乏によってダウンした生徒の代わりに、ユナを代理の選手として推した。 ガザル ドワーフ。王都の鍛冶屋。ルドニークの街出身。ユナの武器「くまゆるナイフ」と「くまきゅうナイフ」の製作者。ゴルドとは兄弟弟子の関係。ユナの実力を高く評価しており、ユナがルドニークに行く際には、自分の師匠であるロージナへ宛てた紹介状を書いた。 リリカ ドワーフ。ロージナの娘。18歳。ガザルとゴルドの幼馴染。Web版では「リッカ」という名前だった。想い人のガザルを追いかけて、ルドニークの街から王都にやってきた。現在はガザルの鍛冶屋で一緒に暮らしている。 ダージュ 王都の冒険者。ランクD。中々ランクCに上がれず苛立っていたところにユナと出会い、勝負を挑む。結果惨敗し、以降、王都においてユナに降りかかるトラブルの防波堤となるよう約束させられる。 グルザム 声 - 鳥海浩輔 かつて危険思想により王都を追放された魔術師。国王への復讐のため、十年という月日と自身の命をもかけて一万もの魔物を集め王都にけしかけたが、ユナによってあっさり阻止される。失意の中、フォルオートによって討たれ死亡する。アニメ版ではユナのくまパンチにてK.Oされる。 ルトゥム・ローランド 伯爵。元王国の第三騎士団の隊長。エンズ・ローランドの兄でもある。エレローラとはエンズの件もあり犬猿の仲。女は騎士に相応しくないという思想の持ち主で、騎士団から女性を排斥するよう、策をめぐらせていた。騎士として圧倒的な実力を誇っていたが、学園祭でのユナとの試合に負けたことで騎士団長の座を降りることとなり、現在は学園の教師として働いている。 フィーゴ 王国の騎士。20代半ばくらいの男性。ルトゥムに次ぐ高い実力の持ち主だったが、ユナとの試合に敗れる。騎士道精神を持った人格者。 モルーグ かつてゼレフとボッツが共に働いていた、大きな鷹の石像があるレストランの元料理長。ゼレフが店を去ったのち引退する。 ボルサック モルーグの後を継いで大きな鷹の石像があるレストランの料理長となった男。人間性に問題はあったが、料理と、目上の人間に媚を売ることだけはうまかった。自身に盾突いたボッツを解雇し、さらに、王都内で働けないよう料理ギルドに圧力をかけた。 ジョルズ 王都の商人。肥満体形で、顔はガマガエルのよう。かなり悪質な詐欺まがいの商売を繰り返しており、多数の犯罪にも手を染めている。行った詐欺の中の一つとして、モリンの夫を騙し多額の借金を背負わせ、さらに、借金の返済期限が来ていないにもかかわらず強引に店をも取り上げようとした。しかし、ユナが介入したことですべてがおじゃんに。ユナを痛めつけ、モリン親子を連れ去ろうと目論んだが、当然のように返り討ちに遭う。苦し紛れの出まかせで国王の名を騙ったが、偶然その場に本物の国王が居合わせたことにより、犯罪の現行犯で捕縛される。その後、行っていた数々の悪事が露見し、すべての財産を没収される。アニメ版では未登場。
※この「王都の住人たち」の解説は、「くまクマ熊ベアー」の解説の一部です。
「王都の住人たち」を含む「くまクマ熊ベアー」の記事については、「くまクマ熊ベアー」の概要を参照ください。
- 王都の住人たちのページへのリンク