昇進・陥落要件とは? わかりやすく解説

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昇進・陥落要件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 10:14 UTC 版)

十両」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

十両限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではないが、関取については目安として、勝ち越し負け越し点数(勝数と、負数休み合計の差)と同じ枚数だけ番付上下する十両幕下入れ替え人数十両力士星取主な判断要素となるが、現行内規では幕下15以内全勝すれば、優先的に十両昇進させる扱いをしている。 前相撲から全勝続けた場合幕下通過には2場所かかると考えられていたため、番付外序ノ口序二段三段目の各1場所と合わせて十両昇進最短6場所で可能である、と長らく言われていた。実際初土俵から十両昇進まで最短記録は6場所である(板井圭介土佐豊祐哉常幸龍貴之炎鵬晃)。しかし2010年ごろから力士数の減少ともなってその分昇進する地位繰り上がるようになり、2011年9月場所では一度十両昇進した後、故障番付外まで転落していた北勝国英明前相撲から5場所での十両昇進果たした。なお初土俵前相撲)から5場所で十両昇進したケースはまだないが、常幸龍炎鵬ケースでは5場所目の地位それぞれ幕下15目と西幕下14目で、7戦全勝すれば5場所での十両昇進濃厚であった幕下付出場合は、10目格・15目格共に、7戦全勝することで1場所での十両昇進が可能である。しかし、15目格で唯一7戦全勝果たした下田圭将2006年5月場所)は、十両からの陥落力士少なく十両昇進はならず、翌場所は西幕下筆頭だった。旧制度60格付出の時代には、輪島大士長岡末広武双山正士雅山哲士の4人が2場所での十両昇進果たしている。 大関経験者関脇以下陥落後、幕内から十両陥落することが確定的となった場合は、慣例的に引退するケースが殆どであったが、近年では大関経験者現役中十両以下に陥落するケース増えてきている。 詳細は「大関#陥落・大関特例復帰」を参照

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昇進・陥落要件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 17:24 UTC 版)

序二段」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

序二段限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。1990年代以降番付編成傾向をみると、以下の成績上げれば翌場所の三段目昇進は確実とされる10以内で4勝以上。 35以内で5勝以上。 70以内で6勝以上。 7戦全勝番付優勝有無問わず無条件昇進)。 序ノ口への陥落についてはさらに流動的で、特に翌場所に大量新弟子序ノ口登場する5月場所は、序二段負け越しても、序二段下位全敗あるいは全休もしない限り陥落せず、逆に序ノ口負け越した力士までが新弟子押し上げられる形で序二段昇進するケースも多い。 1950年代までは、場所前半前相撲新序資格得た優秀な新弟子は場所後半序ノ口取組出場し、さらに次場所でいきなり序ノ口飛び越して序二段番付載せたことがあった。現在は前相撲出場力士序ノ口力士対戦することはないため、前相撲出場した力士は必ず1場所以上の序ノ口経験を必要としている。

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昇進・陥落要件

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幕下」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

幕下限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。特に幕下では上位ほど、十両から陥落する力士数や十両上の引退力士有無によって大きく左右される1967年5月場所幕内及び十両定員改定に伴い導入され十両昇進係る唯一の内規に、幕下15以内で7戦全勝した力士優先的に十両昇進させるというものが存在するこの内規は、7戦全勝同士優勝決定戦優勝逃した場合にも適用される幕下15格付出に内規適用するかは定かではなかったが、2006年5月場所に幕下15格付出で全勝優勝した若圭翔当時下田」)は、十両陥落者が少なかったため、「幕下15格付出は幕下15以内ではない」との理由付け十両昇進はならなかった。現行内規該当した力士十両昇進果たせなかった唯一の例である。 全勝以外で十両昇進を確実とする成績としては、東筆頭での勝ち越しがある(小結以上が関わる成績除いて1点でも勝ち越せば番付が半以上は上がるため)。対して西筆頭場合勝ち越して優先的に昇進できるわけではなく、他の勝ち越し力士成績比較されることになるため、勝ち越して昇進見送りとなる事例もある。 1枠に対して筆頭勝ち越し15以内全勝競合した例はなく、両者優先順位計算十両残留できる成績力士陥落させて2枠開けか否かなどは不明である。なお、2012年1月場所では幕下西11目で吐合が6戦全勝としていたが、同成績並んでいたのが同部屋佐久間山幕下15目)のみだったため全勝同士直接対決を組むことができず、吐合は5勝1敗の力士ではなく幕下筆頭で3勝3敗としていた里山との対戦組まれ十両昇進を確実とする成績力士が3人同時に現れることのない取組編成となったこの他幕下5以内で6勝または幕下2枚以内で5勝を挙げた場合十両昇進する可能性高くなるが、この場合でも昇進できなかった例は存在する幕下15以内での全勝幕下筆頭以外の力士十両から陥落する人数大きく左右されるため、「何目で何勝したので確実に昇進する」とは一概に言えない部分がある。また、1場所15番相撲を取る関取は「勝ち越し1点につき1枚昇進する負け越し場合も同様、横綱および大関は除く)」という目安計算できるため(以下「計算上」「相当」はこの目安を基にする)、幕内十両間の入れ替え計算上の番付優劣ある程度決められる部分があるが、1場所7番幕下力士にはこのような目安はないため、十両幕下間の入れ替え計算上の番付優劣では決めることができず、以下のような目安決められることになる。十両負け越し力士計算上、幕下陥落当の成績力士そのまま陥落するのが基本である。ただし、幕下上位での勝ち越し力士に対して幕下陥落当の成績力士少なすぎる場合計算十両最下位となる力士幕下陥落することはある。また逆に幕下陥落当の成績力士に対して幕下上位での勝ち越し少なすぎる場合、「あと1勝していれば計算十両残留できる力士」が陥落免れる場合もある。 幕下から十両への昇進十両から陥落する人数合わせて優先順位の高い順番決定する。この優先順位が高いことを俗に「強い成績」と表現されることがしばしばある。なお、この優先順位番付昇降別物であるため、ある二者比較して一方のみが昇進する場合双方とも昇進あるいは双方とも昇進見送りになった場合には番付下位になる方が昇進する場合もある。 幕下15以内での全勝幕下筆頭以外の力士については幕下5以内での勝ち越し優先される傾向にあるが、幕下5目での4勝3敗と幕下6目での6勝1敗のように近い番付成績開きがある場合にはこの例に当てはまらないこともある。 十両から陥落する成績力士幕下から昇進してもおかしくない成績力士の数に開きがあった場合の例 2008年11月場所、計算十両から幕下陥落する成績力士2人だった。安壮富士幕下筆頭で6勝1敗と勝ち越し琴国幕下10目で7戦全勝とともに十両昇進確定的となる成績だったため、幕下西筆頭で5勝2敗だった福岡昇進できなかった。 2010年7月場所計算十両から幕下陥落する成績力士2人(ともに仮にあと2勝していても陥落する成績だった)、大相撲野球賭博問題による全休幕下陥落することが決まっていた力士が4人と、同問題大関琴光喜解雇処分になったことによる穴埋め1枠の計7人が十両昇進する状況になった幕下5以内での勝ち越し5人と幕下12目で7戦全勝十文字全員昇進させても1枠余ってしまい、幕下西11目で6勝1敗の琉鵬十両昇進した2011年7月場所計算十両から幕下陥落する成績力士が5人、場所中に引退した大関魁皇穴埋め1枠そして大相撲八百長問題影響減らされていた関取定員元に戻すための4枠の計10埋めなければならない状況であった幕下西5目で7戦全勝直江(場所後に皇風改名)を含む幕下5以内での勝ち越し力士6人を全員昇進させても4枠余ってしまうため、十両13目で6勝9敗の飛天龍が十両残留し幕下西6目で5勝2敗の里山幕下西9目で5勝2敗の北勝国幕下西11目で6勝1敗の飛翔富士昇進した2017年9月場所、計算十両から幕下陥落する成績力士2人だった。貴源治幕下筆頭で4勝3敗と勝ち越し決めていたため、幕下西筆頭で4勝3敗の北太樹幕下2枚目で5勝2敗の翔猿幕下3枚目で6勝1敗の舛の勝のうち1人昇進する状況となり、番付編成会議結果、舛の勝(場所後に隆の勝改名)が昇進したこの際計算十両最下位となる成績だった矢後陥落させて北太樹翔猿昇進させる措置取られなかった。また北太樹翔猿ともに翌場所は番付が半ずつ上昇しており、結果的に翔猿の5勝目は翌場所の番付影響しなかった。 2018年1月場所、幕下5以内勝ち越し力士5人、幕下15以内全勝力士なしに対して計算幕下陥落する成績力士が7人いた(全員が仮にあと2勝していても計算幕下陥落する成績だった)。このため幕下東6目で4勝3敗の炎鵬幕下東7目で5勝2敗の貴公俊十両昇進した。なお、幕下17目で7戦全勝だった若隆景昇進しなかった。 成績番付による昇進比較基準一定ではない例 以下は1年以内の期間で同じよう番付下位好成績力士との比較になり、異な結果になった例である。 2018年9月場所、計算幕下陥落する成績力士が3人だった。幕下東5目の極芯道が7戦全勝十両昇進確定的としていたほか、幕下西筆頭で6勝1敗の豊ノ島上回ることができる力士がいなかったため、残り1枠は4勝3敗の力士最上位だった大成道(幕下2枚目で4勝3敗)と5勝2敗の力士最上位だった友風幕下西4目で5勝2敗)のどちらか昇進する状況となり、番付編成会議結果友風十両昇進した2019年7月場所、計算幕下陥落する成績力士が3人、場所中に引退した十両安美錦穴埋め1枠の計4枠空くことになった幕下筆頭で5勝2敗と勝ち越していた青狼昇進が確実となり、15以内で7戦全勝力士はいなかった。幕下西筆頭で4勝3敗の彩と幕下3枚目で4勝3敗の玉木(場所後に朝玉勢改名)を上回ることができる成績力士が5以内にいなかったため、残り1枠幕下西4目で4勝3敗の魁勝幕下西5目で5勝2敗の若元春どちらか昇進する状況となり、番付編成会議結果魁勝十両昇進した2020年3月場所計算幕下陥落する成績力士が3人だった。15以内優勝及び幕下東西筆頭勝ち越しもなく、幕下西2枚目で4勝3敗の琴太豪、幕下3枚目で6勝1敗の朝弁慶幕下西3枚目で5勝2敗の富士東幕下東4目で5勝2敗の千代ノ皇の4人で3枠を争うこととなり、番付編成会議結果、朝弁慶富士東千代ノ皇の3人が十両昇進した。尚この時十両最下位となる成績だった水戸龍陥落させ琴太豪を昇進させる処置は取らなかった。 2020年9月場所、計算幕下陥落する成績力士が3人、さらに場所前に引退した木﨑海穴埋め1枠の計4枠空くこととなった15以内で7戦全勝力士はなく、東筆頭貴源治が4勝3敗で勝ち越して昇進が確実とし、西筆頭で4勝3敗の常幸龍、東2枚目で4勝3敗の千代の海、西4目で5勝2敗の納谷、西5目で6勝1敗の宇良の4人で3枠を争うこととなり、番付編成会議結果常幸龍千代の海宇良の3人が十両昇進した

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昇進・陥落要件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 17:29 UTC 版)

序ノ口」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

序ノ口限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。特に序ノ口序二段は場所ごとに人数変動するため、なおさら一定ではない。 現行の番付編成傾向として、序ノ口で1勝でも挙げれば、翌場所の番付前相撲から上がってきた力士より下位になることは無く序ノ口下位番付編成は、序ノ口1勝6敗>序二段下位での全敗序二段下位での全休前相撲で1勝以上>序ノ口全敗前相撲全敗という順になっている。特に3月場所では負け越しても、翌5月場所では新弟子大量に序ノ口登場するため、繰り上げの形で序二段昇進する場合がある。勝ち越し場合は、2007年9月所以降は全員序二段昇進しており、相場としては「勝ち越せば確実に昇進」である。 一方番付外への陥落は、序ノ口全休不戦敗含む)した場合限られている。一旦番付外陥落した力士は、再び前相撲取って再出世する必要があるため、序ノ口休場している力士でも、13日以降の1番だけを強行出場することも多い。序ノ口全敗した場合でも、序ノ口の中で番付が下がることはあっても、番付外陥落することはない。そのため、体格技能著しく劣る力士がこの地位負け続けて連敗記録作る例もある。 2021年3月場所では新型コロナウイルス感染拡大の影響により前相撲実施されなかった。その結果本来前相撲を取るはずだった力士全員一番出世扱い新序出世順番新弟子検査届け出順となり、5月場所番付では3月場所新序出世力士序ノ口全敗力士次いで再出世→新弟子検査届け出順で据えられた。このため当時記録的な連敗続けていた勝南桜番付が東24目から東9目と大幅に上昇し自己最高位更新する珍事発生したほか、新弟子検査届出最後東西最下位(27目)となった藤島部屋青雲勝呂が7戦全勝し番付最下位2名による優勝決定戦が行われることとなった(東の青雲勝利)。

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昇進・陥落要件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 23:16 UTC 版)

関脇」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

関脇限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。特に、関脇定員少なく、さらに上位大関)への昇進審査厳格に管理されているため、他の力士との兼ね合いによる運・不運大きい。 幕内上位については、昇進要件が特に厳格である横綱・大関除いた力士のうち、前場所の番付成績加味して上から順に関脇2名、小結2名、それ以降前頭平幕)とすることが多い。そのため、小結勝ち越しても、関脇が空かずに昇進できないケースもあれば、逆に上位陣が軒並み負け越した場合には、単純計算昇進できない成績力士引き上げられ関脇に至るケースもある。そのため、大関その他の三役力士成績左右されるものの、通常の勝ち越しだけで昇進可能な番付としては最高位である。 逆に関脇在位する十分な成績残した力士が3名以上いた場合は、増員されことがある以前張出に相当)。具体的には、小結11勝以上の好成績挙げた場合は、戦後例外なく関脇昇進しているほか、大関からの陥落力士発生した場合も、関脇が3名以上になる場合が多い(ただし前場関脇関脇留まる力士1人または不在の時は大関からの陥落力士含めて関脇2人というケースもある)。一方関脇負け越した場合原則陥落するが、東関脇で7勝8敗の場合は、他の力士との兼ね合いで西関脇とどめられることもある。21世紀に入ってからは関脇で7勝8敗の力士平幕落ちた例は全くない関脇から大関昇進する場合大関から陥落した直後大関特例復帰を除く)には、関脇または小結続けて優秀な成績挙げなければならない近年では「3場所続けて三役地位にあり、その通算勝ち星33勝以上」がその目安とされている。したがって、8勝7敗・9勝6敗・10勝5敗といった並の勝ち越し続けている場合は、何場所も続けて関脇留まることになる。 1991年11月場所には前場所に平幕優勝達成していた琴錦功宗13日目を終えた時点11勝2敗をキープしており、連覇可能性があったことから、当時二子山理事長が「二場所連続優勝なら大関昇進考え余地がある」と発言しており、平幕小結と2場所連続優勝達成すれば関脇飛び越して大関昇進することも制度上は可能である模様大関が2場所続けて負け越す関脇へと陥落するが、その場合、関脇の中では最も低い順位据えられるのが通例で(関脇が2名であれば西関脇、3名以上であれば第2関脇過去であれば張出))、その陥落直後の場所に10勝以上した場合大関特例復帰となる。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 17:21 UTC 版)

三段目」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

三段目限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。平成以降番付編成傾向をみると、以下の成績上げれば翌場所の幕下昇進は確実とされる10以内で4勝以上。 25以内で5勝以上。 50以内で6勝以上。 7戦全勝番付優勝有無問わず無条件昇進)。 三段目には、初土俵から最速3場所(番付外序ノ口序二段を各1場所)で昇進することが可能である。

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昇進・陥落要件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 02:05 UTC 版)

小結」の記事における「昇進・陥落要件」の解説

小結限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。特に、小結定員少なく、さらに昇進限られてくるため、他の力士との兼ね合いによる運・不運大きい。 幕内上位については、昇進要件が特に厳格である横綱・大関除いた力士のうち、前場所の番付成績加味して上から順に関脇2名、小結2名、それ以降前頭とすることが多い。そのため、小結勝ち越しても、関脇開かず昇進できないケースもあれば、逆に上位陣が軒並み負け越した場合には、単純計算昇進できない成績力士引き上げられ小結に至るケースもある(1987年9月場所の玉龍前頭5目で8勝7敗ながら翌場所小結昇進している)。 ただし、関脇から前頭上位に、番付成績単純計算三役地位十分に足る力士多数いた場合は、関脇小結増員されことがある小結では、おおむね11勝以上の好成績挙げた場合は、たとえ関脇全員勝ち越していても関脇昇進する(翌場所、関脇3人以上増える)。逆に小結負け越しすれば、原則としてすぐ平幕陥落する近年番付では東前筆頭勝ち越し昇進として最優先される傾向強くなり、昇進少な場合それより下の番付単純計算東前筆頭力士上回る成績挙げたとしても、小結昇進できない事例見られるようになった平幕から小結飛び越えて関脇昇進する場合や、関脇から小結通り越して平幕陥落する場合があるため、小結よりも先に関脇経験する力士逸ノ城琴勇輝正代照ノ富士など)、関脇経験した小結には在籍しないまま引退する例(追風海北勝力など)がある。 大関昇進基準目安は「3場所連続三役にあって、その通算勝ち星33勝以上」であるため、小結での勝ち越しは後の大関昇進検討する際に起点成績みなされる平成以降大関昇進した力士昇進3場所前が平幕だった力士照ノ富士栃ノ心のみである。戦前まで小結優勝に近い成績挙げて関脇飛び越して大関昇進することもあったが、戦後においては全くない1991年11月場所の小結琴錦は、前場所に平幕優勝飾っており、この11月場所終盤で、琴錦が2場所連続優勝果たせば、関脇飛び越えて大関地位抜擢検討するという声も上がったものの、結果的に琴錦優勝逃したために昇進話題は出なかった。

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