惑星マークス~惑星プラチナムにて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 13:56 UTC 版)
「ラグナロック・ガイ」の記事における「惑星マークス~惑星プラチナムにて」の解説
(登場順) サム・R・バーク軍曹 メルダー部隊7(チェイサーズセブン)の隊長ハニー(ウルト)の部下。隊員から隊長の名を聞き出し直接ハニーの元に乗り込んできたガイに刀剣を投げ、1対1の対決を提案するが、ガイからまともに相手にされず、たちまち倒されてしまう。その後ハニーを連れて森林地帯に逃げ込んだガイを追い、遠くから射殺しようとするが、ハニーがガイに教えてしまったため返り討ちにあう。 ジャック、パム、ロディ 「ガイ・グレイバード」を名乗って人々を威嚇する若者が次々に殺されている町でガイが出会った家族。ジャックは飲食店の店主で、少女パムはその孫。ロディはパムの兄で、メルダー軍の兵士。ガイがジャックの店で暴れる男を倒したため仲間が仕返しに来たところを、ちょうど帰省したロディが倒したことから、ロディがガイと間違えられてしまう。 ビッグ・ゴッセージ 身長3mの巨漢。超人的な膂力を持つ巨漢で、かつてメルダーの外人部隊から追放されたとされるが、膂力以外では軍人としての適正に欠けていたらしく特殊部隊隊員の選考メンバーにも上がらなかった落ちこぼれだった。2年前から町を牛耳り、その手下は町で自分勝手に振る舞っている。後述のクワシールたちはガイの抹殺を図り、ガイを名乗る者をビッグ・ゴッセージが倒すたびに、偽者であっても賞金を払っていた。すでに5人の偽者を倒し、6番目のガイと誤認してロディに襲いかかるが、居合わせた本物のガイに挑発された形で挑みかかり、腹部への一撃で内臓を破裂させられ、側頭部に拳を打ち込まれて頭蓋骨諸共、脳を砕かれて即死する。 クワシール メルダー連邦を統治する"LEAF"に付き従うブレインズ・マスターの上司で、本星のプラチナム極点(トップ)にいる最高権力者。4人おり、全身がスーツに包まれて顔に丸い目が2つあるだけの外見だが、スーツが剥がれると、透明な頭蓋の中の脳が見える、皮膚のない顔が現れる。ガイを惑星プラチナムへ侵入させる手助けをしたヴェルダンディとスクルトを、プラチナム極点での軍法会議に呼びつけ、"大いなる意思"が対ラグナロックの素子としてクローン人間のハニーたちを作り出したこと、彼女たちの思考は"大いなる意思"に把握されていることを伝え、ガイを取り入れるべく彼の元に2人を送り込む。 名前の由来は北欧神話の知識の神クヴァシルから。 クロード・ローリングス 30・サタンの隊長。ガイからは「隊長(チーフ)」と呼ばれている。戦闘能力はガイとほぼ等しい水準にあり、指揮能力の高さからガイを初めとする部隊隊員たちの敬意を受けていた。 "LEAF"による洗脳を受け、その命令に従って、脱出したガイを攻撃するが逆に倒される。しかしその直後に洗脳が解けたことで強化バイオニックの体を得て甦った後は完全に自分の意志で行動できるようになっていた。ガイに他の隊員共々殺されたことへの復讐心からガイを追うが、死の間際に交わしたガイとの門等で洗脳前後の記憶を取り戻す。 後述のニッドヘグの意識体がガイの意識体と戦う際、ニッドヘグはガイにとって最強の敵でもあるクロードの姿で現れた。 レイニーダ大佐 メルダー連邦の女軍人。ガイへの対応に苦慮するクワシールに、クロード・ローリングスを差し向けることを提案。しかし彼女はクロードの恋人でもあり、ガイを襲撃に向かった彼の身を案じて勝手に部隊を送る。ドゥエルガルのアジト内でガイによってクロードが倒された後は、作戦ミスを理由に軍事査問にかけられて前線に送られる。 ドゥエルガル・ガーフィールド 自称天才科学者で、元ベガルダー軍武装兵器研究課技術将校。自分の作る兵器を使いこなせる兵士がおらずむしろ見下されたことで、5年前のマークス攻防戦の後、マークスにあったベガルダーの秘密工場に残って研究を続ける。ミユティカが運転する移動医療車を戦闘車両を作る目的で奪うが、負傷したガイと共に彼女を自分の秘密アジトへ連れ込み、結果クロードの攻撃からガイを守る。さらに本来は敵側であるガイの実力を見込んで自分の作った兵器を与える。秘密工場がメルダー軍に見つかった後はガイとともにフレイマン市へ向かう。彼がベガルダー時代に開発したシャドウスクリーンによって、ベガルダーの重機動部隊は気付かれることなくフレイマン市に接近できた。ガイは彼を「じいさん」と呼ぶ。 ドゥエルガルは「即反応超結晶体」をコーティングした戦闘服をガイのために開発し、ガイはこの服のおかげでベガルダーによるフレイマン市への総攻撃から身を守ることができた。 ロナルド ドゥエルガルの助手を務め、彼を「ジィちゃん」と呼ぶことから孫の可能性もある。肉付きのよい大男で、前髪が長い上大きなマスクを着けているため素顔が見えにくく、発話が鈍い。ドゥエルガルのアジト内に入ってきたクロードからミユティカを庇ったため、クロードに射殺されてしまう。 30(サーティ)・サタン メルダー連邦軍D777大隊第30分隊。外人部隊200万人中の選り抜きとされ、超人部隊とも呼ばれる最強の特殊機動部隊。クロードを隊長に、ガイを含む9名、計10名の1分隊ながら、敵の1個大隊を壊滅させる力をもつ。モロゾフ戦線でのR1作戦(レッドワンオペレーション)において2個連隊を壊滅させ無事帰還後、コンピューター・ブレーン"LEAF"の生体端末として個々の人格を抹消される。表向きは同作戦時にガイを残して全滅したことになっている。 ペミック大佐、Dr.トーマス クロードとガイが30・サタン壊滅の真相を語りあう場面に登場。前者は30・サタンの隊員を"LEAF"に取り込ませるべく、コンピュータにプロフィールを登録する予備審査と偽って彼らに洗脳を受けさせ、ガイが脱走した後には彼の抹殺を命じられる。後者は洗脳の作業を実施するも、洗脳用カプセル内から出たガイによって負傷し、彼の脱走を許してしまう。 院長先生、パティ、ジョアナ ミユティカが働く病院(FRAYMAN HOSPITAL)の院長は老婆だが大型のオートバイに乗り、ドゥエルガルとも威勢良く口喧嘩をする。パティ、ジョアナは同僚。ベガルダー軍のフレイマン市侵攻後、院長が集中治療室に入れられ、負傷したミユティカらが見守る描写がある。 スクライカー、トーク、アッシュ、ファンクス、リュタン 30・サタン以上の力を持つ特殊部隊を育成する、シグナ・ポリス傭兵養成所出身のS・A(スペシャル・エリーター)の5人のメンバー。編成間もないこともあってメンバーの全員が10代の少年である。戦闘シミュレーションで実力をつけたものの、実戦経験はないとされる。惑星マークスでは、ガイの先制攻撃に対するカウンター・アタック・フォーメーションをとって5人がかりで挑むものの、数々の実戦を経験していたことで臨機応変なセンスを身に付けていた戦闘証明済(コンバット・プローブン)のガイにかなわずリュタンが倒される。ベガルダーの奇襲により彼らはガイとの戦闘を中断し、その後は植民星ゼラードでの戦闘に参加していた。 プラチナムからの脱出船の1機が地球に向かったと知っていた4人は、ゼラードを引き上げる際に勝手に地球に飛び、そこで行方を捜していたハニー、そしてガイと再会する。ガイを攻撃するが、ファンクスは、ニッドヘグに操られたフレイヤがガイに向かって撃った弾に当たって死ぬ。 ハニー(ヴェルダンディ、スクルト)は元々、優れた兵士である彼らからさらに選ばれた者の血を受け継ぐ母胎だったと説明される。 おばさん(マーシャ?) フレイマン市の雑貨店(看板の一部は「MARSHA'S STO(RE)」と読める)の女主人で、ミユティカは「おばさん」と呼んで慕っている。ガイはミユティカに連れられてこの店に旅の食料を買いに行くが、おばさんはミユティカの思いに気付き、遠出しても彼女に手紙を送るなら商品代は要らないと申し出る。ガイが多額の金を払おうとしたため怒っていったんは追い出しかけるが、後で商品を配達してくれた。 クエスチョナーズ 上記は組織名である。メルダー、ベガルダーと異なる第3勢力。フレイマン市に侵攻してきたベガルダーの重機動部隊との戦闘の後、その下部メンバーである屑鉄屋が、おそらくは力尽きていたガイを廃墟と化したフレイマン市内で保護したと推定される。メンバーの1人はメルダー軍とのパイプ役となっており、彼の助力でガイはプラチナムに潜入できた。 ブレインズ・マスター 上記は役職名である。惑星プラチナムの5つの都市をそれぞれ支配する、"LEAF"を構成するコンピュータ「ブレインズ」の管理者たち。ブレインズ5を管理していたマスターたちは、5を支配したガイによって1人を残して殺害される。生き残ったシドが、ガイを愛すると言うヴェルダンディに怒って絞殺しようとするが、スクルトに射殺される。 ジュアンと両親 プラチナムの住人。ジュアンは幼女で、リングをしていなかったためガイを追うレーザー兵器レディ・ビートルに襲われかけ、ガイが庇う。母親は負傷したガイにリングを投げて彼を助けようとした。プラチナムの崩壊時に3人が、脱出用宇宙船に直結したシェルターへ避難する場面が描かれる。 ブレインズ・ガーディアン 上記は部隊名である。"LEAF"の最強親衛隊で、30・サタンのメンバーも洗脳を受けた後にブレインズ・ガーディアンに加えられただろうとされており、その経緯から彼らも洗脳措置を受けて自我を奪われたエリート兵であった事が伺える。 全身を強固な装甲で覆い、ロボットのように無感情に動く。ガイの体がエネルギーシールドによって具象化された後、彼を抹殺すべくブレインズ5内に侵入し攻撃してくる。エネルギーシールドのままでは彼らを倒せないとみたガイは、1人の首を落とし、その体を乗っ取って反撃する。
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