大礼服とは? わかりやすく解説

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大礼服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 14:12 UTC 版)

大礼服(たいれいふく、旧字体大禮服󠄁)は、明治時代から太平洋戦争敗戦までの日本において使用されていた、エンパイア・スタイルの宮廷服(court dress)。明治初頭に導入され、その後大日本帝国憲法発布に至る立憲君主制確立の過程で整備・確立された、いわゆる「大日本帝国の服制」[1]における最上級の正装であった。皇族華族(有爵者)および文官などの大礼服は諸法令により制式が定められていた。


注釈

  1. ^ 『明治詔勅輯』によれば「侍従一同へ服制更正ノ勅諭」、『稿本詔勅録』によれば「侍従一同ヘノ詔」ともいう[3]
  2. ^ 米内は現役軍人の総理就任は統帥権干犯につながりかねないとして、組閣と同時に予備役に編入した。米内光政の項および盛岡市先人記念館展示資料参照。
  3. ^ 錦織は明治5年の天長節から着用としているが[22]、刑部は翌年6月としている[23]
  4. ^ 同年には李王世子方子女王が結婚しており、日清汽船社長の白岩龍平(当時)より「内鮮間ノ融和」のために華族と朝鮮貴族の有爵者大礼服の区別を撤廃するよう、宮内大臣の波多野敬直に問い合わせがなされている[30]

出典

  1. ^ 刑部 第5章
  2. ^ 刑部 p 12-24
  3. ^ 単行書・稿本詔勅録・巻之一・内部上」 アジア歴史資料センター Ref.A04017123000 
  4. ^ 刑部 p 24-45
  5. ^ 青幻社発行「明治150年記念 華ひらく皇室文化~明治宮廷を彩る技と美~」11ページ彬子女王著「明治宮廷の華」
  6. ^ 刑部 p 68-70
  7. ^ 錦織 p 236
  8. ^ 刑部 p 178-179
  9. ^ a b 坂本一登『伊藤博文と明治国家形成』(講談社学術文庫、2012)
  10. ^ 『図録 特別展 上杉伯爵家の明治』米沢市上杉博物館、2008年
  11. ^ 前者については日本ニュース第111号および第166号、後者については同第24号参照。
  12. ^ 大正天皇崩御(NHKアーカイブス)
  13. ^ グロスター公爵の奉迎映像YouTube
  14. ^ 東京駅での溥儀の奉迎映像(YouTube)
  15. ^ 刑部 p 55-61
  16. ^ 刑部 p 70-71
  17. ^ 刑部 p 158-160
  18. ^ 刑部 p 150-151
  19. ^ 国立公文書館単行書
  20. ^ a b 刑部 p 176
  21. ^ 刑部 p 65, 66
  22. ^ a b 錦織 p 76
  23. ^ a b 刑部 p 67
  24. ^ 天皇ノ御服ニ関スル件』、2020年2月7日閲覧。
  25. ^ 刑部 p 106
  26. ^ 皇族服装令中改正』、2020年2月7日閲覧。
  27. ^ 王公族ノ服装ニ関スル件』、2020年2月7日閲覧。
  28. ^ 朝鮮貴族タル有爵者大礼服制』、2020年2月7日閲覧。
  29. ^ 朝鮮貴族タル有爵者大礼服制中改正ノ件』、2020年2月19日閲覧。
  30. ^ 朝鮮貴族有爵者大礼服制ヲ廃止シ朝鮮貴族有爵者モ内地ノ有爵者ト同様有爵者大礼服制ニ依ラシムルコトニ付宮内大臣ヘ照会ノ件」 アジア歴史資料センター Ref.A04018155600 
  31. ^ 刑部 p 173
  32. ^ 大礼服の制定とその推移(摂南大学)
  33. ^ 刑部 p 201
  34. ^ 刑部 p 200
  35. ^ フォン・モール p 172
  36. ^ 法規分類大全






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