刑事貴族2初登場組
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本城 慎太郎(警部補もしくは巡査部長) - 水谷豊(「2」「3」全話主演) 風間、泉、岩田の後任として墨田東署から赴任した刑事。昭和30年7月4日生まれ。 独特の軽い口調が特徴であり、 「あ〜あ、お恥ずかしったらありゃしない」 「あ♪ラッキー♪ラッキー♪ラッキー♪」 「本城、了解~!」 「はい、亮と大が「押す」(正面から容疑者宅へ)、俺と夏美が「受ける」(窓から逃げる容疑者を裏口で待ち受ける。)、 「『ところてん方式』で行こう!はい!散ってくれ!」 「喋るまえに考える癖つけな」 などのユニークな口癖や、捜査手法に関する独特のやり取りを見せる場面が多い。 個人主義者で、激昂すると相手が誰彼かまわず暴走してしまう。一人で犯人を追い詰めると返り討ちに遭い、感情的になると警察手帳をデスクに置いて行くなど、数え切れないほどの問題や失敗を繰り返す。実際に始末書も相当数提出している模様。 しかしながら、洞察力・推理力・射撃・格闘と小柄ながらも抜群の実力を持つ。ただし、自分より大柄な相手に対する格闘はやや苦手ではある。 本人曰く、"本城流"と称した独自の捜査哲学を持ち、 ・多彩な変装で犯人を欺く ・自白するまで腕相撲 (負けたらペナルティの腕立て10回) ・容疑者を留置場から連れ出して泳がせる ・留置場に変装で入り込み、犯人と仲良くなり真実を聞き出す ・巧みな話術で犯人を煽り、ミスを誘う ・別の管轄で犯罪を犯していた容疑者を横からかっさらう といった合法、非合法問わぬ手段で事件を解決していく。おかげで宮本や武田にとっては牧・風間とは異なる悩みの種となっている。 離婚歴があり、元妻・典子(演・原日出子)は弁護士。1度、本城達が逮捕した容疑者の弁護人として登場しており、事件にも巻き込まれている。どうやらお互いにまだ未練はある様子だが、復縁とまでは行かず、現在は友人として関係は修復されている。ベストの多くは典子からのプレゼントであったことも「2」第4話「女弁護士」で判明している。 新人刑事への面倒見はいいが、2の後半からは若手が不手際を起こした際、その責任を負う形で武田の怒りを買うという立場に立たされることもある。ベテランが減り、若手が増えてきたためか気が短くなっている。 そういった中でも、転勤の村木を快く送り出したり、結婚と刑事に悩む夏美に刑事の資質を説くなど、より先輩としての存在感を発揮する場面が増える(なお、芝に対するアドバイス内容は宮本課長と同じ)。 3の最終回では代官署に赴任した最初の事件で逮捕した麻生ナオミが復讐目的で脱獄、米軍横流しのライフルで狙われる。しかもその日は当直で代官署内で襲撃を受ける。銃の他にナイフの多さには悲鳴を上げた。この時誘拐の脅迫に踊らされて新宿、大久保、代々木を走り回った。 使用拳銃:デトニクス.45オート(2の初回のみ二丁所持、3では脚本の都合上、拳銃の使用頻度が減っている) 使用車両:バンデン・プラ・プリンセス1300 原田 実 - 田中実(「2」「3」全話・未出演回あり) 城南署から本城と同時期に転属。階級は巡査部長もしくは巡査長。 通称「原田」もしくは「実(さん)」と呼ばれる。 くせ者揃いの刑事課にあって一際几帳面な性格で、刑事としては模範的だが、融通の利かない堅物。本城は「3」で原田を「こいつの長所は真面目な所、短所は真面目過ぎる所」と事件の聞き込みで知り合った女性に話しているが、一方で酒が入ると人が変わったように陽気になる。 初期には正攻法の捜査に固執するあまり、本城の捜査手法に反発する場面が多かったが、その正攻法が通用しない相手には「こういうやり方は好きじゃない」と言いながら自らおとり捜査を買って出る事もあり、後半では進んで参加するなど、柔軟性に富んだ内面も覗かせている。 恋愛小説を愛読しており、そのことを周囲から茶化されている。これは恋愛経験が少ないためと思われ、村木曰く童貞らしい。 村木とは同い年かつ同期であり、よく対立している。藤村が入ってきてからは彼とライバル関係になる。 「3」の18話から本人曰く「秋だから」と坊主頭になっているが、カズの発言によると失恋した為だという。 パート2最終話で南が抜けたため、刑事課一の長身となる。その他、青森に病弱な姉がいることがパート3で判明する。 警察手帳には正規の吊紐ではなく銀色のチェーンをつけて首から下げている。 使用拳銃:2-3前期コルト・ローマンMK3 4インチ、3後期:コルト・ローマンMK3ニュータイプ 2インチ 繁尾 雅人 - 団優太(第1話 - 第19話) 登場当初は捜査講習受講中の身である代官署の留置管理(看守)係で、同じ北海道出身である本城にかわいがられていた。第1話の事件解決後、講習期間を終えて刑事課に転属する。お調子者で新人刑事ゆえの失敗も多いが、その言動とは裏腹に目の前の物事に正面からぶつかっていく熱い面も持つ。家族は妹がいる。第2話で殺し屋に撃たれて退職も考えるが立ち直り、本城と一緒に殺し屋を逮捕する。第17話では南米の組織に撃たれて出血多量での死亡寸前に陥る。第19話で青木と共に警視庁捜査一課に異動する。 通称「シゲ」。 使用拳銃:S&W M586 4インチ 芝 夏美 - 鳥越マリ(2第20話 - 3第17話) 本庁へ転属した青木の後任。 色々と口うるさく、仕事に対して腰掛け的な姿勢が目立つ。しかし、女性や子供が被害に遭っている事件に対しては普段以上のやる気を見せる。 3でも、前作と変わらず口うるさい部分もあるが、原田と同じくらい常識人に成長。3の第17話で一度は結婚退職に傾きかけるが、管内で発生した婦人警官(現・女性警察官)襲撃事件をきっかけに警察官を続ける決意を固め、海外研修へ参加するため代官署を去る。 使用拳銃:S&W M36チーフ 藤村 亮 - 寺脇康文(2第20話 - 3第26話・未出演回あり) 本庁へ転属した繁尾の後任。 警察に就職する以前は、本屋・製版所・不動産屋とさまざまな職を経てきた異例の経歴を持つ。 「唖然くらっちゃうな」が口癖で高校時代はツッパリ。イライラすると眉間にシワが寄ったり、聞き込みの相手の態度が悪いとガンを飛ばしたりする場面で当時の片鱗を覗かせる。 一方で飲み会・宴会の場では「刑事課の宴会部長」の異名を取る名幹事ぶりを発揮し、本城からも「お前がいなきゃ始まらねえ」と評されている。 数々の転職経験ゆえ、原田と村木より少し年長ながら警察学校では同期。民間企業の勤務経験が長いことから「警察の常識」が備わっていない一方、さまざまな職種を経験したおかげで一般の警察官にはない知識を備えており、意外な場面でその知識が役に立つ事がある。 占いは自身に都合の良い内容だけを一方的に信じ、好意を持っていた女性に利用され落胆するも次の日には復活するなど調子がよい。おかげでその無鉄砲な性格が恋人を失った女性の逆恨みを買ったこともあった。 「3」でも占いを信じ込むなど相変わらず思い込みが激しいところがあるが、逆恨み事件の経験からか、職務に責任感を増した言動が多くなる。3の第18話で代官署へカムバックしてきた青木とは、当初は考え方ややり方の違いなどで対立しているが、後には特に問題なくコンビを組んだりもする。 シリーズを通して喫煙家で外出時はサングラスを着用。女性絡みで事件に巻き込まれるケースが多い。 本城と組む事が多く、本人たちによると「代官署最強コンビ」。(ただし、悪い意味での方が多い) 基本はショルダーホルスター(ホリゾンタルタイプ)を使用しているが、登場回によってヒップホルスター(クロスドロウタイプ)の場合もある。 使用拳銃:コルト・ガバメントMk IVシリーズ70フレームカスタム ステンレスモデル 千春 - 比嘉ひとみ(第1話 - 第19話) 内藤巡査の後任で内勤の女性警察官。 多少ガサツなところがあり、何事もそつなくこなす渡辺をライバル視することもある。
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