元勲とその家族とは? わかりやすく解説

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元勲とその家族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:17 UTC 版)

青天を衝け」の記事における「元勲とその家族」の解説

大隈重信おおくま しげのぶ) 演:大倉孝二 佐賀藩出身大蔵大輔。 「減らず口」と評されるほどの能弁家で、新政府への出仕拒否する栄一口説き落とす佐賀弁話し、「あるんである」が口癖栄一の上司として「改正掛」の設置協力するほか、築地自邸官吏たちと日夜交流重ねる。栄一旧幕臣を多く登用して改革当たらせるも、これにより大久保対立し大蔵大輔罷免される栄一井上退官後、大蔵卿就任。「政府素直に動く商人」として三菱商会岩崎弥太郎肩入れし、その事業を支援する大久保死後政府の最高実力者一人となるが、北海道事業国会開設巡って伊藤井上と関係が悪化し明治十四年の政変失脚する下野後は政党結成し三菱後方支援受けて政府対抗する大正入り元勲多く世を去る中で内閣総理大臣に就任し、日本の第一次世界大戦への参戦決める。大正8年には体調崩しており、見舞いに来た栄一からワシントン軍縮会議合わせて渡米することを告げられると、「アメリカ戦争の道に進んでならない」との思い託す栄一渡米中の大正11年1922年)に死去井上馨いのうえ かおる) (井上聞多井上馨) 演:福士誠治 長州藩出身通称は聞多(もんた)。 伊藤とともに下関戦争講和にあたる。 維新後新政府入り大隈後任大蔵大輔就任し栄一新たな上役となる。廃藩置県断行決意すると、改正掛対策命じる。明治6年1873年)、予算配分巡って大隈衝突し栄一連名政府財政批判する建議書を新聞掲載し辞職一時期実業界身を置くが、その後政府復帰する明治十四年の政変後は権力握った伊藤補佐政府対抗する大隈抑えるため、彼の資金源である三菱海運独占打破するよう栄一たちに依頼し共同運輸会社設立援助する大正4年1915年)、体調崩している中、日本の第一次世界大戦参戦快哉叫んで倒れ死去伊藤博文いとう ひろぶみ) (伊藤俊輔伊藤博文) 演:山崎育三郎 長州藩出身通称は俊輔(しゅんすけ)。 イギリス公使館焼き討ちなどに参加する過激な攘夷志士だったが、渡英機に開国派に転じ井上とともに下関戦争講和あたった維新後大蔵少輔就任部下栄一改正掛設置提案すると、これに賛同する。やがて専横強めていく大隈存在危惧し明治十四年の政変大隈政府から追放政治主導権を握る三菱岩崎弥太郎卑怯だ非難する栄一対し自分正しさ主張するために敵の悪口を言うのもまた卑怯だたしなめるその際日本独自憲法議会作る構想語り、「一番大きな目日本見ているのはあなたなんじゃなでしょうね」と栄一驚かせた。明治18年1885年)、内閣制度発足する初代内閣総理大臣に就任する。 明治42年1909年)、渡米する栄一に「アメリカ任せた」と伝え自身満州朝鮮問題解決のため日本あとにするが、ハルビン駅韓国運動家安重根暗殺される岩倉具視いわくら ともみ) 演:山内圭哉 公家官名中将幕府和宮降嫁求めてくると、これを機に幕府意のままに動かすべく、降嫁許容孝明天皇求める。だが、それにより尊攘派から恨まれ蟄居追い込まれるその後討幕派となり、密かに大久保討幕の密勅引き出すべく運動する明治維新後は大納言右大臣就任する天皇による親政望んでおり、建武の新政二の舞になりたくないと考え西郷鹿児島から連れてきたり、欧米外遊したりなど、政府強くすべく奔走栄一とはたびたび衝突するが、その手腕を見て時代の変化痛感する明治16年1883年)、病床天皇の幻を見て恍惚表情浮かべながら死去三条実美さんじょう さねとみ) 演:金井勇太 公家攘夷派で、上洛した慶喜・春嶽に対し攘夷期日決めるよう要求する長らく追放されていたが、明治維新に伴い政界に復帰し、太政大臣就任する栄一大久保対立し辞職しようとした際には引き止め回っている。その後インフルエンザにより死去したことが栄一によって語られる大久保利通おおくぼ としみち) (大久保一蔵大久保利通) 演:石丸幹二 薩摩藩出身通称は一いちぞう)。 久光側近として、公武合体実現するために上洛し、裏工作奔走するその後慶喜罵倒され幕府を倒すと言い出した久光対し今は兵を整え将来の戦に備えるべきだと助言する慶喜禁裏御守衛総督就任すると、上京した西郷にあとを任せ自身久光とともに薩摩帰り討幕機会をうかがう。 その後再び上洛し、岩倉協力して討幕の密勅引き出すことに成功するも、慶喜先手打って大政奉還されてしまう。巻き返し図って王政復古の大号令実行する明治維新が成ると参議就任する旧幕臣の起用に慎重で、急進的な改革進めていく改正掛反感強める。軍事費予算編成巡って栄一反発遭うと、改正掛解散させる一方で栄一能力認めており、蚕卵紙価格暴落する問題が起こると、退官した栄一説得して解決依頼する大蔵卿次いで内務卿就任し政府指導者となるも、紀尾井坂の変暗殺される西郷隆盛さいごう たかもり) (西郷吉之助 → 西郷隆盛) 演:博多華丸 薩摩藩出身通称は吉之助(きちのすけ)。 久光目指す公武合体実現のため、大久保のあとを追って上京する折田要蔵弟子入り称して薩摩藩の動き探っていた篤太夫出会い、彼と豚鍋をつつきなが日本前途語り合う橋本左内とはともに慶喜将軍にすべく奔走した仲であり、橋本が賢すぎたがゆえに井伊によって処刑されてしまったことを挙げ、円四郎気を付けるよう忠告するその後慶喜大政奉還をされ、小御所会議でも山内容堂松平春嶽らに論破されてしまった大久保対し、「戦がしたなければやりたいようにするだけじゃ」と言い放ち江戸市中騒動を起こさせ、無理矢理徳川方兵を挙げさせる。 戊辰戦争後身を引き薩摩隠退する。だが、明治政府一向に腰が据わらぬことに不安を感じた岩倉大久保説得されて、政治改革のため上京し参議就任する。しかし、その後一向に一つまとまらぬ政府次第呆れるようになり、「慶喜公に申し訳が立たん」と栄一にこぼす。政府内での自分立場居心地悪さ感じ栄一に「まだいろんな道が開いちょる」と助言し背中を押す岩倉使節団帰国後、政府内での対立により下野西南戦争戦死する江藤新平えとう しんぺい) 演:増田修一朗 司法卿佐賀藩出身留守政府予算案巡って井上対立する下野後、佐賀の乱起こす大隈綾子おおくま あやこ) 演:朝倉あき 大隈重信の妻。小栗忠順縁戚。 気が強く表だって助言はばからずに夫を支え賢夫人井上武子いのうえ たけこ) 演:愛希れいか 井上馨の妻。 夫とともに渡欧した経験があり、西洋式社交術を身につける井上末子いのうえ すえこ) 演:駒井蓮 井上馨養女

※この「元勲とその家族」の解説は、「青天を衝け」の解説の一部です。
「元勲とその家族」を含む「青天を衝け」の記事については、「青天を衝け」の概要を参照ください。

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