元力士からの損害賠償請求訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 10:14 UTC 版)
「栃乃和歌清隆」の記事における「元力士からの損害賠償請求訴訟」の解説
春日野部屋の所属力士(2013年から2015年7月場所まで所属)が弟弟子の顔を殴って傷害罪で起訴され、2016年6月に懲役3年・執行猶予4年の有罪判決が確定していたことが2018年1月24日に報道された。関係者の証言などによると、2014年9月5日夜、その7ヶ月前に入門したばかりの弟弟子の顔を拳で殴ったり、腹を蹴ったりした。元力士が部屋の掃除の仕方を注意しようとした際にトラブルになったのが原因だったという。 加害者の元力士は取材に応じ「殴ったことは悪かった。自分自身の問題で部屋が悪いわけではない。(事件のことを)話すなと言われたことはない」と話した。弟弟子は顎を骨折して全治1年6ヶ月と診断され、味覚消失の後遺症を負ったという。必要な治療を受けさせなかったとして、春日野親方も保護責任者遺棄容疑で告訴したが不起訴処分となった。「公にすべきだった」と相撲ファンからも批判があり、2018年1月25日にスポーツ庁が報告などを要請する事態となった。 同月、この件の被害者である元力士が加害力士と春日野を相手取り3000万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こしていることが分かった(提訴自体は2017年3月)。2月20日に口頭弁論が行われ、原告側は暴行の結果負ったとしている味覚障害について、改めて医療機関で検査する意向を明らかにしている。
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