メモリア魔法陣出場者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:09 UTC 版)
「マテリアル・パズルの登場人物一覧」の記事における「メモリア魔法陣出場者」の解説
カミッツ 剣の最高峰「剣仙十二客」の一人。師である幻鉏(げんさい)が亡くなり、剣仙の名を受け継いだ。他の剣仙達を殺害した斬り裂き魔を追ってメモリアにやってくる。来徒やシュダン、サンとともに斬り裂き魔を追いつめるも、コルクマリーの懐刀に胸を貫かれ絶命。死の間際、シュダンに最後の剣仙として生き後進を育てるよう言い遺した。 その剣技はメモリア魔法陣にて魔法使いの太陽丸とも互角に渡り合う程だが、剣が手元にないと情緒不安定になる。 サン同様初出作品は『1/Nのゆらぎ』だが、そこでは剣術の達人なのは同様だがとある出来事により剣を持つことが出来なくなった(剣を見るだけで気分が悪くなる)完全なギャグキャラで、作者曰く「別次元の存在」である。 メモリア魔法陣第一段階・第四戦敗退。使用魔法:なし 使用剣技舞打(まいうち) 刀から闘気を無数に飛ばして攻撃する。斬るというより峰で叩く破壊の技。 精霊廻身剣(せいれいかいしんけん) サンから石の精霊を操る術を教わったことで使えるようになった技。剣の柄についた宝石から精霊を呼び出し、剣に纏わせて戦う……筈だったが精霊が臆病だったため剣ごと逃げられてしまった。 通称「砕剣(くだきのつるぎ)」 / 轟天乱馬(ごうてんらんま)シュダンから借りた刃がない剣。斬るのではなく、使い手の魔力を破壊力に変換し、全てを破壊する破壊の剣。魔力を込める程に威力は増大するが、比例して重量が増すので非常に扱いが困難。遠方へ破壊の力を球状にして放つことも可能。 正式な名称はなく、使い手ごとに名前をつける習わしとなっており、「轟天乱馬」はカミッツの命名である。刀身の模様はよく見ると“1/Nのゆらぎ”と書かれている。 威塗(イド) ウォーブール国代表。投獄されていた囚人だが、国が開発した新兵器「魔導膨斧」のテストパイロットに選ばれ、罪の免除と仲間の釈放を条件に、魔法陣で優勝する使命を受ける。強大な魔力を有するマテリアル使いで、魔力を抑える枷すら易々と破壊できる。メモリア魔法陣敗退後、バレットの要請でヒルドゥマーロと共に封印解除儀式攻防戦に加わった。 自分が育てる花を「恋人達」と呼ぶ程の花好きで、投獄されたのも「訓練によって辺りの草花を焼いた軍人相手に暴れまわった」という理由から。不良のような風貌に似合わず優しい性格の持ち主で、肉体派に見えて案外理知的な面がある。周りにツッコミをよく入れるが、自分がボケることもある。魔導膨斧を授かった後からは、斧の形をしたピアスを耳につけている。 メモリア魔法陣第一段階・第三戦敗退。使用魔法:なし 魔導膨斧(まどうぼうふ)軍事国家であるウォーブール国が開発した魔力兵器(のプロトタイプ)。イドは説明を聞かされたとき、名前を「マーボードーフ」と勘違いした。 球体に近い、いびつなボディに四本の足が生えた形をしている。通常は一抱え程の大きさに圧縮されていて、使用者の魔力を吸収することで膨張、巨大なエナジーアックス(斧型の魔力の刃)を発生させる。 防御面に優れ、本体を覆う「魔甲ラバー」は物理攻撃を無効化し、五大石を組み込むことで展開するマジックバリアは魔法攻撃を無効化する。また自己学習機能もあり、単純な攻撃や一度受けた攻撃になら自動で対処できる。 メモリア魔法陣第一段階・第三戦でアクアのブラックブラックジャベリンズを受けて暴走事故を起こすが、ティトォの解析とリュシカの奮闘で停止した。弐号機(練習用)も登場したが、封印解除儀式攻防戦にて月花光刺態のヨマに一瞬で破壊された。 シャルロック 五大石を護っていた辺境の一族「シャラカ族」の少年。石を狙って村を襲撃した月丸と太陽丸に自分以外の一族が皆殺しにされてしまい、唯一の生き残りとなる。元々強い魔力を持っており、三十指に引き入れられそうになっていたが、瀕死のエンペルドラゴンによって逃がされる。そして、力尽きたエンペルドラゴンの肉を喰らったことで、その魔力と魔法を受け継いだ。 一族の仇を討つ為、魔法使いが集まるメモリア魔法陣に出場し、太陽丸達と再会を果たし復讐を誓うが、お互い勝ち上がることが出来なかったため魔法陣では仇討ちは果たせずに終わる。しかし、命七乱月封印解除儀式の妨害に現れた太陽丸達にリゼルと協力して挑み、ついに仇敵を倒す。シャルロック本人は命まで奪うつもりは無かったが、太陽丸達はその場で自害した。 村で暮らしていたころは、唯一字の読み書きができる一方で臆病で狩りもまともにできず、一族の使命も「いかれてる」と嫌っていたため、村の大人達からは困り者を思われていたが、若い頃に彼の様な疑問を持っていたことがある長老は「どの時代でも一人はいる。いつの日か誰よりも強く使命に目覚める」とシャルロックの成長に期待していた。 魔法陣の戦いの中、受け継いだ魔力の影響で身体は青年の物になり、人間をはるかに超える身体能力を持つようになる。加えて太陽丸達との戦いの中、一族としての誇りを自覚することで精神的にも大きく成長する。それに伴い波の大きかった魔力が安定するようになり、魔法も使いこなせるようになった。 月丸と太陽丸を下した後は泳いでマージ島の対岸に渡り、そこでライトと接触。太陽丸が口にした「魔王の骨」の情報を伝えた。 メモリア魔法陣第二段階・第一戦敗退。使用魔法:ドラゴンスフィア【属性「餌」、魔法レベル61】月丸達の襲撃で、シャルロックを助け力尽きたエンペルドラゴンを喰らい習得した魔法。 あらゆる物を丸く封じ込める魔法。生物相手に使えば動きを拘束し、また魔力を内部に押し込め封じることもできる。初期はシャルロック自体が上手く力を使いこなせていなかったが、後に力の特性を理解することで、様々な使用法を編み出す。弱点として元々丸いものには効果がない。 魔法の由来を知ったシシメは、エンペルドラゴンの餌を球状に圧縮し保存する習性から生まれた魔法と推測している。 リゼル クリスタベース国代表。サンタクロースのような赤い服を着込んだ少年。18歳。魔法科学研究所で研究されていた人工的に魔法使いを作り出す実験として、母親のお腹にいるときに父親によって投薬された事で人造魔法使いとして生まれた。普段から体が冷気に包まれており、近くによると寒くなる。 出生の経緯は重いが、本人はそんなことも全く気にしない位のアホ。背は低く、年齢に見合わず子供っぽい。喧嘩屋的なところがあり、1対2での戦闘を好む。アイスが大好物で、いつもポケットに入っている。 メモリア魔法陣敗退後、命七乱月封印解除儀式の見物にマージ島を再訪したが、そこで月丸・太陽丸と戦うシャルロックに加勢した。儀式終結後はクリスタベースに帰国しようとして間違えてネクバーパのグノキングに乗り込んでしまい、成り行きでそのまま最終決戦に同行してしまっている。クゥ暴走後の消息は不明。 昔から背は低かったようで、6歳の頃には妹のリーザに身長を抜かれている。外伝において彼の幼少期がかなりデフォルメされた形で描写されており、それ以降はギャグキャラとして扱われるようになってきている。 メモリア魔法陣第二段階・第二戦敗退。使用魔法:アイスランランス【属性「凍」、魔法レベル77】左手から槍状の魔力を伸ばし、地面に刺して冷気の場を作り出すことにより、動いた物を凍らせる魔法。動きが速いほど凍るスピードも速いが、相手が氷を元から纏っていたり、逆に高熱に包まれている、または魔力に差がありすぎると効かない。槍の部分で直接攻撃・凍結も可能。ア〰イスランチャー 槍を突き刺し凍らせた物を破裂させ、破片を散弾のように飛ばし広範囲を攻撃する技。 ヒルドゥマーロ ゴビ国代表。語尾に「ドゥーブル」をつけて喋る。生まれつき尾が生えており、手先よりも器用で力も強く木を簡単に叩き折れる。紅茶が好き。メモリア魔法陣に出場するも、出場者たちの中では実力は劣り、エイキにあっさりと敗れてしまった。しかし、マテリアル使いであるため常人なら耐えられない毒にも耐えるなど、身体は丈夫。また、火を放ってエイキの探知能力を妨害し、御風を援護するなど、その勝利に貢献した。その後、バレットの要請で封印解除儀式攻防戦に加わった。 メモリア魔法陣第一段階・第一戦敗退。使用魔法:なし デッドスパイラル尾を矢のように突き刺す技。本編には未登場だが、単行本のおまけページによれば「余り好きではない」との理由から滅多に使わないという。
※この「メモリア魔法陣出場者」の解説は、「マテリアル・パズルの登場人物一覧」の解説の一部です。
「メモリア魔法陣出場者」を含む「マテリアル・パズルの登場人物一覧」の記事については、「マテリアル・パズルの登場人物一覧」の概要を参照ください。
- メモリア魔法陣出場者のページへのリンク