メモリコントローラ
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メモリコントローラ (Memory controller) とは、コンピュータシステム上でRAM(半導体メモリ)の、データの読み出し、書き出し、DRAMのリフレッシュなど、メインメモリのインタフェースを統括するLSI、または機能のこと。
それまでのメインメモリはCPUにフロントサイドバスを介して直接接続されていたが、次第に必要とされるメモリが増大し、Double-Data-Rateなどの特殊な制御を必要とするものも多くなってきたため、CPUとメモリのあいだを仲立ちするLSIに移行した。
パソコンなどのコンピュータシステムでは、この機能はチップセットに統合されているが、Athlon 64は高速化のためにメモリコントローラを内蔵している[1]。インテル Core プロセッサー・ファミリーの途中から、時代の進歩や機能の洗練のために再び高機能化したCPUに統合される流れになっている[2]。
脚注
関連項目
メモリコントローラ
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「Alpha 21364」の記事における「メモリコントローラ」の解説
21364は2つのメモリコントローラを統合しており、プロセッサのクロック周波数の3分の2の周波数で操作できる RDRAM をサポートしている。1.2GHzなら800MHzで駆動できる。コンパックが設計したメモリコントローラには通常のRDRAM対応のコントローラにはない機能があり、128ページをオープンしてそれらのページのアクセスレイテンシを低減できる。また、独自のフォールトトレラント機能も備えている。 メモリコントローラはそれぞれ5つのRDRAMチャネルを提供し、各チャネルは PC800 RIMM をサポート可能である。そのうち4チャネルは通常のメモリ用だが、5つめはRAIDのような冗長性を提供する。各チャネルは16ビット幅で400MHzで駆動する。そしてクロック信号の立ち上がりと立ち下がりでデータ転送するので(ダブルデータレート(英語版))、転送レートは 800MT/s となり、1.6GB/s の帯域幅となる。8本のチャネルを合計するとメモリ帯域幅は 12.8GB/s となる。 メモリコントローラはキャッシュコヒーレンシも提供する。それぞれのメモリコントローラにコヒーレンシエンジンがある。21364ではディレクトリによるキャッシュコヒーレンシ方式を採用しており、メモリの一部を使ってMESIプロトコル相当のコヒーレンシデータを格納する。
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