オベロン社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 19:27 UTC 版)
「テイルズ オブ デスティニー」の記事における「オベロン社」の解説
セインガルド王国の国家予算に匹敵する年商を生み出し、世界的に活動する巨大企業。世界で唯一レンズの加工技術を持ち、加工したレンズを利用した製品を取り扱う。本社はセインガルド。フィッツガルド、カルバレイスにも支部を持つ。また、セインガルド王国では、社長のヒューゴ・ジルクリストが王の右腕となって国の繁栄と自社の利潤追求に勤めている。 レンズ製品は栄養ドリンクや家電などの日常的なものからモンスターと戦うための武器まで非常に多岐に渡るが、このためオベロン社は常時大量のレンズを必要としており、民間からのレンズの買取も行っている。レンズ買取を行う支店はほとんど世界中に存在する。 また、モンスターを倒したり遺跡から発掘したりしてレンズを集め、オベロン社に買い取って貰うことを生業とする、レンズハンターも存在する。
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オベロン社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 16:41 UTC 版)
「テイルズ オブ デスティニーの登場キャラクター」の記事における「オベロン社」の解説
ヒューゴ・ジルクリスト 声 - 内海賢二 一代にしてオベロン社を築き上げたオベロン社総帥で、ルーティとリオンの父。口ひげを蓄えた物腰穏やかなナイスミドル。元々は考古学者で、とある遺跡で発掘したソーディアン・ベルセリオスを手にした時、ベルセリオスに潜伏していたミクトランに操られてしまう。スタン一行を上手く利用して神の眼を奪い、空中都市群を復活させるが、最期はスタン達と戦い死亡する。本来は誠実で優しい人柄であり、死の間際にそれを見ることができる。ルーティを捨てた理由は「ルーティを巻き込みたくなかったから」とのこと。PS版での発信機ティアラを製作したのはこの人。小説版ではいのまたむつみの描いた彼のイラストがある。PS2版 PS版では顎鬚が目立っていたが、PS2版ではよく見ないと気づかないほど判り辛くなっており、スタイルも含めて全体的にスマートな印象となった。眼鏡も追加。 PS2版ではさらにグレバムをもその手中で操り、空中都市群復活の準備のために各地を廻らせていた。また、ベルクラントでは最終的に体をミクトランとして実体化され完全に支配されるが、最後の力でベルクラントをダイクロフトから切り離し、ミクトランのその手で殺されかけていた娘らの命を救った(彼の自我は完全に消滅した)。PS版ではグレバムが各地を廻った理由は特に明らかにされず、ベルクラントを切り離したのも外殻完成により不要とミクトランが判断したためだった。 備考 ドラマCD「プルースト・フォーゴットン・クロニクル」では、「本当のヒューゴ」が仮面の男として度々リオンの前に姿を現していた。ソーディアンマスターの資質は遺伝性である事から、彼自身も資質を所有している(シャルティエが指摘)。 啄木鳥しんき版ではミクトランが登場せず、18年前に発掘したベルセリオスの誘いに乗って以来、共謀者になったとされている。ダイクロフトの沈められた場所に工場を建てて廃止もしていた。リオンの剣の師としても描かれ、リオンを厳しく指導し、道具のようにも扱っていたが、ルーティの孤児院の事情をスタンを通じて知ったリオンから「アクアヴェイルに行く前に、ルーティに神の瞳奪還の報酬を今すぐ払ってほしい」という頼みを聞きいれた際には嬉しい表情を見せた。スタンたちに敗れた際、ルーティに「お前はお前の道を行けばいいさ」という言葉を遺し、後にルーティからは、自分たちに野望を阻止される事を半ば望んでいたのではないかと推察されていた。 シャイン・レンブラント 声 - 内海賢二(PS版)、幸野善之(ドラマCD)、滝雅也(PS2版) イレーヌの父。オベロン社の科学者で表向きはヒューゴ邸の執事。好々爺を装ってはいるが、本性であるマッドサイエンティスト状態の時は口癖である「ホヒ」を連発し、マリアンを平気で人質にするなどの卑劣さが表に出る。また、独特のネーミングセンスを持つ。 戦闘訓練を受けたかどうかは不明だが、肉弾戦は苦手らしく、専用の戦闘兵器に乗って戦う。その戦闘兵器は元々天上軍で使われていたものを彼自身が改造した物であり、その出来栄えはPS2版ではクレメンテに「あの技術を正しいことに使っていたら」と言わせるほど。PS2版 優秀な科学者という点は変更されていないが、マッドサイエンティストでは無く、口癖の「ホヒ」もなくなった。ヒューゴが貧乏な考古学者だった頃(ベルセリオスを発見する前)からヒューゴの世話になっており、ヒューゴへの忠誠心とイレーヌの敵討ちのためにスタンたちの前に立ち塞がる。PS版のような「卑劣な人物」といった印象はほとんど無くなってはいるものの、PS2版でもマリアンを人質(レンブラント自身は客人として扱っている)に取ったのは彼である。ドラマCDではマリアンを人質に取っていない。 備考 啄木鳥しんき版ではPS2版同様にマッド状態が払拭され、誠実で温和な好々爺として描かれた(啄木鳥版の方がPS2版より先に発表されている)。「主であるヒューゴの願いは自らの願い」と言い切るほどの忠誠心を見せ、自身の誇りと信念を賭けてスタン達と戦うが敗北。自分では彼らを阻止できないことを悟り、ダイクロフトのシステムカードもろとも自爆する最期を選んだ。 イレーヌ・レンブラント 声 - 天野由梨(PS版)、嶋方淳子(ドラマCD、PS2版) ノイシュタットに住む、オベロン社フィッツガルド支部の責任者。貧しい人や弱者に優しく芯の強い女性で、福祉事業に尽力して人々から慕われている。貧富の差の無い「真に平等な世界」を夢見ていたが、一向に貧富の差の縮まらないノイシュタットの現実に疲れ果て、「世界を一度無に帰す」という極論に達しヒューゴの計画に乗った。彼女は戦闘訓練を受けていないため、オベロン社製、もしくは空中都市製と思われる兵器で戦うが、スタンたちに敗れ、最後は空中都市から飛び降りて死亡した。小説版ではいのまたむつみの描いたイラストがある。 純粋な性格のスタンに好感を持っている。スタンの方も満更ではなく、その思想や大人の女性であることも相まってスタンにとっては憧れのような存在であり、その自決はスタンに大きな衝撃を与えた。PS2版 PS2版でも「差別のない世界」を希求する心は強いが、選民思想を有しているともとれる台詞が追加されており、共通の敵を作る(自分が敵になる)ことでノイシュタットの人たちに仲間意識を芽生えさせる考えを巡らせた事がサブイベントで描かれている。しかし、その慈善行為は「施し」の色が強く、幼少から貧困に耐えてきたルーティやコングマンは強い反感を抱いていた。また、街の住民達の評価も悪く、サブイベントではっきりと嫌われていた。 デザインが大きく変化しており、真ん中わけの髪型は変わらないが、胸元が大きめに開いた服にスリットの入ったスカートと、大人びた服装に変わった。 戦闘時はバリアーで身を守りつつ、生産能力のある支援遠隔ユニット「フィデリット」と多数の晶術を使う。 備考 『テイルズ オブ エターニア』では、インフェリアのシャンバールとセレスティアのティンシアに現れ、リッド達が集めたレンズの数に応じてアイテムと交換してくれる。 漫画版では、啄木鳥しんき版、くおん摩緒版、カスカベアキラ版の全てに登場している。 啄木鳥しんき版では心優しい女性としての性格が全面に押し出されており、貧富の差や差別のない世界を作りたいと思う一方で、心の奥底では自分たちの行いに疑問を持ち葛藤し続けていた。父の最期を目の当たりにし、スタン達に小型爆弾を使って戦いを挑むもルーティに阻止され、父同様に自爆しようとするが、荒れ果てた大地に変貌した地上をスタンに見せられ、取り返しのつかない過ちを犯したと思い知り戦意を喪失する。その後ルーティにダイクロフトのシステムカードを渡し、スタンに懺悔しながら空中都市から飛び降りた。なお、フィッツガルドではフィリアの誕生日ケーキを作るスタンのためにキッチンを貸し、フィリアの誕生日パーティーに参加した。パーティーの最中に酔っ払ったスタンの「皆が好き」発言にはイレーヌも含まれており、元々リオンを気にかけていたこともあってリオンに「あなたはスタン君たちを裏切っても良いの?」と問いかけた。 くおん摩緒版では、ヒューゴ側についた時、少々ドライな所を見せるもスタンの説得により戦うことなく終わる。最期はスタンに別れを告げ、爆弾を使い自殺した。 カスカベアキラ版では、ノイシュタットの責任者としてのイレーヌが描かれ、コングマンとの対峙も怯むことなく話し合おうとしている。また服装がPS2版のものをアレンジした物になっており、スカートのデザインやニーソックス等、凝ったものになっている。物語終盤では、彼女たちが人質として捕えていたマリアンが自害未遂に及んだ際、フィデリットを用いて阻止しており、最後まで人の命を奪うことへの呵責があった。 バルック・ソングラム 声 - 飯塚昭三(PS版)、幸野善之(ドラマCD、PS2版) オベロン社カルバレイス支部の責任者。貧しい人を救うためにバルック基金を設立した。しかし、カルバレイスの状況を知る立場にあり、世界を救うためには無からやり直すしかないと考えるようになる。そしてヒューゴに賛同し、スタン達の敵に回った。 戦闘時には虫を従えている。 自身の部屋には本棚があり、その種類は料理の本からスケベな本まで様々。PS2版 ピンチの時に駆けつけ、スタン達を助けるイベントが追加されている。またカルバレイス人であり、祖先の願いを成就させるために戦う、という設定に変更されている。 戦闘時には、PS版同様に虫を従えているほか、自身は禁断呪文を用いて虫の姿に変身する。 備考 啄木鳥しんき版には登場しない。くおん摩緒版では、カルバレイスまでヒューゴを探しに自分を訪ねてきたスタンたちに一服盛り、弱ったところを殺そうとしたが、ウッドロウに邪魔されて死亡した。 なお、空中都市でのイレーヌとバルックの交戦場所がゲーム本編とドラマCDでは逆になっている。
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