グレバム勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 16:41 UTC 版)
「テイルズ オブ デスティニーの登場キャラクター」の記事における「グレバム勢力」の解説
グレバム・バーンハルト 声 - 飯塚昭三 ストレイライズ神殿の大司祭で、フィリアの直属の上司。神の眼の存在を知り、その力で世界を我が物とするために神の眼を強奪した。その際に大司教マートンを殺害し、フィリアを石化させている。古代文明について豊富な知識を持ち、研究を続けるうちにモンスターを製造・操作する手段を知る。世界各地を逃げ回り、ファンダリアにてイクティノスと神の眼の力を持ってスタン達と対峙するが、最期は神の眼の力を取り込んで相討ちを狙い、過ぎた力を取り込めず息絶える。備考 ゲーム本編とドラマCDでは名称のイントネーションが違う。それにより声優陣はかなり混乱したらしい。 啄木鳥しんき版では一人娘がおり、娘を「セインガルドのある男(ヒューゴ)」に人質に取られ、新しいソーディアンの開発を強要される。しかし開発に失敗し、娘を殺されてしまう。神の眼を使ってその男を殺害し、彼の築き上げてきた物全てを壊そうとするが、スタンたちに阻止される。その時復讐に心を奪われて聞こえなかった娘の霊の声を初めて聴いたことで本来の自分を取り戻し、フィリアの手で復讐劇に幕を閉じた。 バティスタ・ディエゴ 声 - 山寺宏一(PS版)、山田真一(ドラマCD)、真殿光昭(PS2版) グレバムの造反に加担したストレイライズ神殿の司祭。フィリアの同僚。格闘術に長けた武僧であり、大型の爪を武器としている。拷問にも口を割らず、電撃を浴びたまま戦うなど驚くべき忍耐力の持ち主。グレバム勢力の軍事力としてモンスターを製造するために、海賊を率いてフィッツガルド周辺の海域を通るオベロン社の運搬船を襲いレンズを奪っている。一度スタン達に負けて捕まるも逃亡(実際はリオンがわざと逃がした)、アクアヴェイルでもう一度戦うことになり、最後は自らの手で拷問用のティアラを外そうとして自害する。フィリアにとっては言葉や態度は乱暴ながらも研究を手伝ってくれる良き同僚であり、彼の造反は信じ難いものであった。PS2版 カルバレイスのストレイライズ神殿で拾われた孤児であり、そこで様々な問題を起こしたため厄介払いの意味合いでセインガルドのストレイライズ神殿へとやって来た(サブイベントで判明)。そういった生い立ちからか、特に神への信仰心は無かった模様。アクアヴェイルでの再戦時には何らかの方法でティアラが外されていたため、PS版とは死に様が異なる(戦いに敗れてそのまま果てる)。武器である爪はPS版とは違い、小型のものとなっている。 備考 くおん摩緒版ではダリスに命を奪われる。 ドラマCDではスタンとの一騎討ちの末敗れ、スタン達に情報を与えた後自らの武器で首を掻き切り自害する(フィッツガルドで逃がした際、こちらでは電流を流すティアラの設定がなくなっているため発信機をつけられていた)。ドラマCD「プルースト・フォーゴットン・クロニクル」によるとグレバムより神殿にいた期間は長いらしい。 ティベリウス・トウケイ 声 - 玄田哲章(PS版)、池水通洋(ドラマCD)、野田圭一(PS2版) アクアヴェイル公国・トウケイ領の領主。周囲からは「ティベリウス大王」と呼ばれる。グレバムと手を組みアクアヴェイルの総領主だったシデン領領主を罠にはめ、神の眼の力を盾にアクアヴェイルを掌握した。武力でアクアヴェイルを牛耳るだけあり、自身も剣豪と呼べる技量の持ち主。いずれは世界を支配するべく、隙を見てグレバムから神の眼を奪おうとしている野心家だが、スタンらに敗れた際に自身がグレバムに利用されていたことを悟り、自暴自棄になり吐いた言葉がリオンの逆鱗に触れ殺された。小説版ではいのまたむつみが描いた彼のイラストがあるが、PS2版のグラフィックとは大分違う。PS2版 PS版とは結末が異なる。敗北後に自身がグレバムに利用されていたことを悟るが自暴自棄にはならず、アクアヴェイル大王としての意地からジョニーに1対1の決闘を申し込み、再び敗れ死亡する。 備考 ドラマCDではリオンではなくジョニーが手を下す。 啄木鳥しんき版では、領民を平気で虐殺するなど残忍な性格が強調され、城の至る所に危険なトラップを仕掛けていた。ルーティとリオンを罠にはめてスタンたちを窮地に追い込むものの、彼のやり方に密かに反感を抱いていたトウケイ城の兵士一同(リオンを含むスタンたちの不殺戦法に感動したためでもあるが)の人海戦術によって、ロープでぐるぐる巻きにされ、そのままフェイト・モリュウ率いる黒十字軍に引き渡された。 ダリス・ビンセント(PS2版では「ヴィンセント」) 声 - 速水奨(PS版)、堀井真吾(ドラマCD)、大川透(PS2版) マリーの夫で、マリーの記憶を失わせた張本人。サイリルの自衛団団長を務める黒髪長髪の大剣使い。グレバムの洗脳により自身も記憶を失っており、グレバムの臣下としてファンダリアを制圧している。物語の進め方によって彼の生死が変わり、それによってマリーが仲間に加わる時期も変わる。『テイルズ オブ デスティニー2』(18年後)では既に他界。マリーとの関係は、敗残兵だった彼女をかくまって共同生活を始め、のちに夫婦となったというもの。PS2版 PS版とは設定が大きく変化し、国王専制のファンダリアにおいて民の政治参加を求めるオピニオンリーダーとなっている。記憶を失ってグレバムに加担した訳ではなく、マリーの記憶喪失も偶然に起きたものとなっている。また、マリーとの出会いも「敗残兵であった彼女を匿った」というものではなく、ティルソの森で偶然会ったというものに変更された。ストーリーが進んでも彼が死ぬことは無い。 当初は武力行使を盾に民の政治参加を迫ったが、そのために義勇軍の拠点であったサイリルが国軍に制圧され(この時マリーだけでも逃がそうとして彼女を崖から突き落とし、偶然記憶喪失になった)、ダリス自身は投獄された。獄中生活の間に考えを改め対話に拠る交渉を決意するも、牢獄から解放されたとき、グレバムと手を結んだ義勇軍の武力行使は既に後戻りできない所まで進んでいた。そのため、いずれ義勇軍が国軍に敗れて罰されるとき、一人で反乱の罪を背負うために敢えてグレバムに加担した。 備考 啄木鳥しんき版では、マリーがサブキャラクター扱いということもあり未登場。くおん摩緒版ではマリーと再会し生存する。小説版ではいのまたむつみが描いたイラストがある。ドラマCDでは洗脳したのはグレバムではなくヒューゴとなっており、最後はマリーをグレムリンの攻撃から庇い命を落としている。
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