シャルティエ
シャルティエ (Chaltier)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 16:07 UTC 版)
「テイルズ オブ デスティニーの登場キャラクター」の記事における「シャルティエ (Chaltier)」の解説
声 - 石川英郎(ドラマCD、PS2版) 地上軍の第二師団分隊長ピエール・ド・シャルティエ少佐の人格を投射したソーディアン。護拳の付いた曲刀。地属性の晶術を得意とし、闇属性や戦闘補助の晶術も多少使用できるが、ディムロス同様剣自体の威力が高い白兵戦向きのソーディアンである。リオンを「坊ちゃん」と呼び、リオンからは「シャル」という愛称で呼ばれている。 リオンとは彼が幼少時の頃からの付き合いのため彼の孤独と優しさを誰よりも理解し、精神的支柱として彼を陰ながら、ずっと見守ってきていた。リオンが仲間を裏切った際に、ソーディアンとしての使命を放棄するなど、彼との絆は他のソーディアン達に比べはるかに強い。PS2版で彼が濁流に飲まれ死を遂げる際にも「僕のマスターは坊ちゃんです」と言い彼と運命を共にする。 天地戦争時代と性格や口調が変わっているらしく、ディムロスに指摘された(シャルティエはリオンの影響だと言っている)。オリジナルメンバーのシャルティエは臆病で消極的な性格で、他のメンバーに比べ自分だけ地位が低い事に萎縮して卑屈になっていき、結果、本来は選ばれるにふさわしい力の持ち主でありながら、ついに最後まで実力を十分に出し切れなかったのだと言われている。現存ソーディアンの中では唯一、ソーディアン研究所にてパワーアップせず、神の眼の破壊にも使用されなかった。 PS2版 PS版では発見された場所などは不明だったが、PS2版では後にアクアヴェイルと呼ばれる第一大陸圏内に安置され、後にシデン家と深く関わりを持つ設定になっている。シデン家(ジョニーの家)の者によってアクアヴェイル内で発掘され、アクアヴェイルの宝剣として祀られていたが、約10年前にヒューゴの手の者によって盗まれている。 どちらかと言えば常に余裕を感じさせる性格になっており、日記に不平不満を書き連ねていたオリジナルの雰囲気は全く無くなったといえる。オリジナルの体格は小柄(ディムロスの頭一つ分小さく、アトワイトよりやや大きい程度)でソーディアンチームのメンバーの中では最年少。また、頭髪の色や容姿が小説版や『テイルズ オブ デスティニー2』と異なる(金髪だったのが銀髪になっている)。 DC版では、約10年前から宝剣として祀られるようになり、それ以前は重罪人の処刑に使われていたというエピソードが追加。なお、彼が宝剣として祀られるようになったのは、ジョニーがそう進言したからだと推察させるイベントが多数用意されている。また、フェイスチャットで他ソーディアンメンバーの不平不満をぶちまけているシーンもある。 備考 護拳の向きが逆になっている(いのまたむつみの設定画の時点で描かれていた)。西洋の曲刀の場合、使用者の指を守るために外側(刃に沿う感じ)に柄を覆う。 啄木鳥しんき版では、崩壊する海底洞窟とともに死のうとするリオンに対して彼の本心を語る形で説得をし、生きる道を選ばせたなど普段の気弱さとは逆に芯の強い部分を見せていた。またディムロスの晶術を「熱血根性丸出しの晶術」、クレメンテの晶術を「年甲斐も無くド派手な晶術」と評するなど毒舌な一面も覗かせる。神の眼を破壊する直前の別れの際には、リオンをもう「坊ちゃん」ではなく一人前の人間と認め、彼のお守り役としての役目を終えた。 ドラマCDでは、「最後まで一人ぼっちは変わらずか」という死ぬ間際のリオンに「一人ぼっちじゃありません」と言っており、彼らの絆が強調されていた。また、リオンが一人で決断した時、ヒューゴ(本物)の手を振り払い姉達の加勢に行くといった彼を見て涙ぐむなど、ある意味親より親らしいところを見せている。 カスカベアキラ版では、シャルティエ視点による天地戦争時代を題材にしたエピソードが語られている。その中では、生来の消極的な性格に加え、ソーディアンの構造的な問題である「人格の相互干渉」によってソーディアン・シャルティエの人格に不調和が生じ、自己の存在意義に思い悩むという姿が描かれる。しかし後に新たなマスターである幼少期のリオンと出会い、彼の成長を見守りながらともに過ごすことによって悩みが解消されていくこととなり、その恩義が転じて新しいマスターであるリオンへの強い忠誠心を形成するきっかけとなっている。
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