アイリッシュコーヒーとは? わかりやすく解説

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アイリッシュ‐コーヒー【Irish coffee】

読み方:あいりっしゅこーひー

アイルランド風のコーヒー濃いめホットコーヒーウイスキー砂糖加えて、上に生クリーム浮かせる


アイリッシュ・コーヒー

アイリッシュ・コーヒー アイリッシュ・コーヒー
 レシピ
アイリッシュ・コーヒー
■  アイリッシュ ベルベット
(IRISH VELVET)
60ml
アイリッシュ・コーヒー
アイリッシュ・コーヒー
アイリッシュ・コーヒー
■  熱湯                   120ml
アイリッシュ・コーヒー
アイリッシュ・コーヒー
アイリッシュ・コーヒー
■  生クリーム                適量
アイリッシュ・コーヒー
アイリッシュ・コーヒー
アイリッシュ・コーヒー

 作り方
アイリッシュ・コーヒー
1) あらかじめ温めておいたホットグラスにアイリッシュ ベルベット熱湯注ぎ軽くステアする。
2) 軽くホイップした生クリームフロートする。

※レシピの分量表記について
アイリッシュ・コーヒー
カクテルタイプ:ロング
グラス:ホット・グラス
テイスト甘口
色:茶色琥珀色
アルコール度数:弱い(8度以下)
製法ビルド

ワンポイント
アイリッシュ・コーヒー
冷えた体を温めるには最高のホットカクテルアイルランドシャノン空港内のバーラウンジのチーフバーテンダー・ジョー・シェリダンによって考案されカクテル。まだ航空機ヨーロッパからアメリカまで、大西洋ノン・ストップ飛べなかった時代に、給油のために寄港した際、乗客寒さしのぎ飲んだのがきっかけ世界中知られるようになったアイルランドといえばアイリッシュウイスキー故郷当然ながら「アイリッシュ・コーヒー」にはアイリッシュウイスキーを。
 
アイリッシュ ベルベット」は、選び抜かれアイリッシュウイスキーに、香り高いブラック・コーヒー甘みバランスよく配合アイルランド生んだアイリッシュ・コーヒー・リキュールの名品である。シンプルなレシピだからこそつくるのが難しといわれる「アイリッシュ・コーヒー」もこの一本完璧

生クリーム最後に入れる際には静かに注ぎ入れると、混ざらずに液体の上浮かせることができる。これは液体比重利用したフロート”という技法白と黒コントラスト美しく見た目楽しめる

アイリッシュ・コーヒー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 13:22 UTC 版)

アイリッシュ・コーヒー
基本情報
作成技法 ビルド
茶褐色
アルコール度数
度数
18度[1]
レシピの一例
ベース アイリッシュ・ウイスキー
備考 写真はアイリッシュ・コーヒーパフェのものである。
テンプレートを表示


アイリッシュ・コーヒー (Irish Coffee) とは、アイリッシュ・ウイスキーをベース(基酒)とするカクテルである。コーヒー砂糖生クリームの入った甘めのホットドリンク。主に寒い時期に好まれる。なお同じウイスキーでもスコッチ・ウイスキーをベースにすると、ゲーリック・コーヒーに名称が変わる。

由来

1938年のフォインズ飛行場。飛行艇と搭乗客を乗せたボート

アイルランド南西部・シャノン川河口の漁村フォインズ(Foynes)にあった水上飛行場で、旅客機の乗客のために1942年に創案されたカクテル。考案者はフォインズ飛行場のパブのシェフ、ジョー(ジョセフ)・シェリダン(Joseph Sheridan 1909-1962)。

フォインズは1935年から飛行艇の発着する水上飛行場となったが、第二次世界大戦前の1937年からパンアメリカン航空によって、飛行艇を使ったアメリカイギリス間の大西洋横断航空路が運行開始されると、その寄港地にもなった。当時の飛行艇は航続距離が短く、大西洋上の経路途中で、燃料補給のためアイルランドとカナダノバスコシアに寄港せねばならなかったのである。

当時のプロペラ飛行艇は後年の旅客機と違って気密構造ではなく、暖房はあまりよく効かなかった。加えて飛行艇が水上で給油する間、乗客は安全のためボートで移動して陸上待機せねばならなかったが、港の天候が悪ければ、飛行艇からパブのあるレストハウスにたどり着くまで更に凍える羽目になった。

そこで燃料補給の待ち時間を利用して、乗客に体を温めて貰おう、という心遣いから、アイルランド名物のアイリッシュ・ウイスキーをベースとしたこの飲み物が考案されたという。

このカクテルはフォインズ近郊に1940年に開港し、戦後陸上機が主流となってからフォインズに代わる大西洋航空路の中継地となったシャノン空港でも提供され、当地の名物として大西洋横断航空路を利用する人々に知られるようになった。1952年にはサンフランシスコの「ブエナ・ビスタ・カフェ」にレシピが伝えられて飲まれるようになったことから、更にその存在が広まり、世界中で飲まれる温かいタイプのカクテル(ホットドリンク)の1つとなった。

現在、シャノン空港にはカクテル考案者のシェリダンを記念して「ジョー・シェリダン・カフェ」が設けられており、記念プレートも設置されている。ここでは無論アイリッシュ・コーヒーを注文することができる。

一般的な材料

作り方

  1. グラスにホット・コーヒーを注ぎ、角砂糖或いはブラウンシュガーを入れる。
  2. アイリッシュ・ウイスキーを注ぎ、ステアする。
  3. 生クリームをフロートさせ完成。

備考

  • マドラーを添える場合が多い。
  • ウイスキーを瓶からそのまま(棚などに保管されている温度のまま)注ぐと、温度が下がってしまうので注意する。エスプレッソマシン英語版があれば、事前にウイスキーをスチームで温めることが出来る。なければステア後に電子レンジで温め、その後に生クリームをフロートさせても良い。
  • バリエーションの節を見れば判るように、別の国のウィスキーを入れると別の名前のカクテルになってしまうため、アイリッシュ・コーヒーを作る場合のベースのウイスキーは、必ずアイルランド産のウイスキーを使わなければならない。

バリエーション

など

関連項目

出典

  1. ^ 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年12月18日、125頁。ISBN 4-278-03752-X 



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