すばる

実用日本語表現辞典

統ばる

読み方：すばる
別表記：統る

集まる・集まって一つになる、という意味で用いられる表現。「統べる」の自動詞にあたる語彙であり「すばる（昴）」の語源にあたる語。

（2021年1月4日更新）

デジタル大辞泉

すばる【スバル／昴】

読み方：すばる

（スバル）文芸雑誌。明治42年（1909）1月創刊、大正2年（1913）12月廃刊。「明星」廃刊後、森鴎外を中心に石川啄木(いしかわたくぼく)・木下杢太郎(きのしたもくたろう)・吉井勇らが発刊。詩歌中心で、新浪漫主義思潮の拠点となった。

（すばる）文芸雑誌。昭和45年（1970）集英社より創刊。純文学の新人賞であるすばる文学賞を主催。

すばる【^×昴】

読み方：すばる

《動詞「統(す)ばる」から》二十八宿の一、昴宿(ぼうしゅく)の和名。牡牛座(おうしざ)にあるプレアデス星団で、肉眼で見えるのはふつう6個。六連星(むつらぼし)。→昴(ぼう)

（「すばる」と書く）⇒すばる望遠鏡

すば・る【^×窄る】

読み方：すばる

［動ラ四］「すぼる」に同じ。

「下戸は酒にあうてから、口が—・る程に」〈咄・醒睡笑・六〉

すば・る【^▽統ばる】

読み方：すばる

［動ラ四］集まって一つになる。すまる。〈名義抄〉

世界宗教用語大事典

すばる 【昴】

スマルとも（一つにまとまる意の「統る」から）。牡牛座にある散開星団。プレアデス星団。二十八宿の一つで漢名は昴宿。肉眼ではふつう六個の星が見えるので六連星とも。古代中国やギリシア、また日本でも南方の島々でも、農耕の星として重んじられ、漁業ではイカの集まりなどを知るのに利用される。日本の方言ではスワリ・ツバル・スマリ・スモリなどとも。熊本地方では「スワリ地蔵」とも。

ウィキペディア

昴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/17 06:48 UTC 版)

昴（ぼう）、すばる、スバル

ウィキペディア小見出し辞書

すばる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/15 06:41 UTC 版)

「銀河 (列車)」の記事における「すばる」の解説

1963年10月から1964年9月まで東京駅 - 大阪駅間で運転されていた夜行急行列車。東海道新幹線の開業によってわずか1年で廃止された。 当時の寝台急行は、寝台料金を払っても快適に旅をしたいという要望が強かったが、線路容量が一杯でこれ以上の増発ができる状態ではなかったため、「なにわ」の1往復を削減して「すばる」が運転されていた。 列車名は、おうし座の散開星団であるプレアデス星団の和名が由来となっている。

すばる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/06 22:51 UTC 版)

「すばる (企業)」の記事における「すばる」の解説

1976年6月に都賀駅前にすばる書店都賀店を開店したのが始まり。その後千葉県内に数店舗を開店し業要を拡大した。1987年3月にカルチュア・コンビニエンス・クラブのFC加盟を契機に複合型書店を千葉県・茨城県に開店していった。平成期に入ってからはショッピングセンター内への出店にも注力していた。出店は千葉県全域を基本とし、本社のある東葛地域中心のドミナント戦略をとっていた。後述する多田屋は、創業地である東総地区および千葉市内を基本としていたため、事実上ブランド名の棲み分けがされていた。ブラス株式会社への合併後は閉店やTSUTAYAへの転換が行われた。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

すばる

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 08:42 UTC 版)

固有名詞

すばる【昴】

1. プレアデス星団の和名。

語源

• 「まとまる」の意の古典日本語「すばる（統ばる）」「すまる」より。

類義語

• 昴宿、六連星(むつらぼし)

動詞

すばる

1. （方言、香川）萎（しぼ）む。萎（しな）びる。
2. （方言、奥三河）恥（は）ずかしがる。

動詞:窄る

すばる【窄る】

1. 狭くなる、小さくなる、縮む、衰える

すば-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
すば	ら	り	る	る	れ	れ

関連語

• 自動詞:すぼる

動詞:統ばる

すばる【統る/統ばる　音韻交替:すまる】

1. 集（あつ）める。束（たば）ねる。
2. まとめて一つにする。
3. 治（おさ）める。支配する。統率する。

すば-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
すば	ら	り	る	る	れ	れ

関連語

• 他動詞:すぶ、すべる

漢字辞典

昴

昴	画数：9 学習年：人名に使える漢字 音読み：ボウ、 コウ 訓読み：すばる ピンイン：mao3 ハングル：묘 対応する英語：the Pleiades

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Weblio日本語例文用例辞書

「すばる」の例文・使い方・用例・文例

• 1989年，小説｢ピアニシモ｣ですばる文学賞を受賞。
• ハワイにあるすばる望遠鏡―１
• 宇宙の果てを見てみたいという夢を実現するために，天文学者たちはより大きなすばる望遠鏡の計画を立て始めたのです。
• すばる望遠鏡は，米国ハワイ島の標高4200メートルあるマウナケア山頂に建設されることが決まりました。
• 写真の中央手前には，すばるの山頂施設を見ることができます。
• すばる望遠鏡は反射望遠鏡です。
• すばる望遠鏡の囲いの建設は1992年に始まりました。
• すばる望遠鏡は高さが22.2メートル，重さが555トンあります。
• すばる望遠鏡には接眼レンズがありません。
• これは，すばるの赤外線カメラで撮影したオリオン星雲の画像です。
• ハワイにあるすばる望遠鏡―２
• すばる望遠鏡は米国ハワイ島のマウナケア山頂にあります。
• 山(さん)麓(ろく)施設から山頂のすばる望遠鏡までは車で２時間かかります。
• すばる望遠鏡の山麓施設はヒロにあるハワイ大学のユニバーシティーパーク内にあります。
• 国立天文台はすばる望遠鏡によって撮影されたかに星雲の新たな画像を公開した。
• 宮本すばるとふたごの弟，和(かず)馬(ま)は小学校から家に帰る途中，バレエ教室でレッスンの様子を見て楽しんでいる。
• すばるは和馬に会うため，毎日病院を訪れる。
• すばるは悲しみに沈む。
• ある日，すばるは小劇場のオーナー，日(ひ)比(び)野(の)五(い)十(す)鈴(ず)(桃井かおり)と出会う。
• 五十鈴は，すばるのダンサーとしての才能を見抜き，彼女を指導することを申し出る。