すべ・る【滑る/×辷る】
読み方:すべる
[動ラ五(四)]
1 物の表面をなめらかに移動する。「スキーで急斜面を—・りおりる」「船が川面を—・るように下っていく」「戸がよく—・る」
2 表面がなめらかで地面に接するものが安定を失って自然に動いてしまう。スリップする。「凍結して路面が—・る」「足が—・る」「—・って転ぶ」
3 つかもうとした物が、支えられないで手をすり抜ける。「茶碗が—・って落ちる」
5 調子に乗ったまま、事が望ましくないところにまで至る。余計なことを言ったり書いたりしてしまう。「口が—・る」「筆が—・る」
6 試験に失敗する。落第する。不合格になる。「大学を—・る」
7 俗に、面白いことをしゃべろうとして失敗する。冗談・ギャグが受けない状態をいう。「話が—・る」
[補説] 「辷」は国字。
[可能] すべれる
す・べる【統べる/▽総べる】
辷る
すべる
出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 23:47 UTC 版)
動詞・滑る
- ものの表面をなめらかに移動する。
- 表面がなめらかなため、制止や統御ができない。
- (「口が滑る」の形で)思わず言うべきでないことを言ってしまう。
- (俗語) 入学試験に不合格となる。
- (俗語) 笑わせようとしたギャグが受けない。
活用
訳語
- イタリア語: scivolare
- 英語: slide, glide, slip
- スペイン語: deslizar, patinar, resbalar
- フランス語: glisser
- ポルトガル語: deslizar, escorregar
動詞:総べる/統べる
活用
語源
古典日本語"すぶ"より
派生語
翻訳
あつめる
まとめる
- 英語: collect, put together, integrate
- イタリア語: sovraneggiare
- 英語: govern, rule, administer, reign over
統
統 |
綜
辷
「すべる」の例文・使い方・用例・文例
- 約400フィートの高さを単葉機がすべるように飛んでいた。
- レーンジャー部隊は暗闇に紛れて一人一人すべるように静かに船へと下りていった。
- 車は街路をすべるように走って行った.
- 白鳥は池をすべるように泳いで横切った.
- 優美な白鳥が列をなして堂々と(水の上を)すべるように通っていった.
- 雨天時にはよくすべる(から注意) 《道路掲示》.
- まるで水中をすべるように、動く
- 円滑であるかすべるような運動とともに動かす
- すべるか、滑らせるものを引き起こすか、引き起こす傾向があるさま
- すべるのを減少させる、あるいは妨げるように設計された
- 関節の接合がすべる動きしか可能にしない可動関節
- 物の表面がなめらかでよくすべる
- ぬらくらと粘液などですべるさま
- (粘液で)ぬらくらすべる
- 雪の上をすべるそりという乗物
- 野球で,タッチを避けるためにランナーが横向きにすべるすべり込み方法
- ターフスキーという,車輪付きのスキー板で芝生の上をすべるスポーツ
- スキーで水上をすべるスポーツ
- フィギュアスケート競技で<8>の字形にすべること
- ローラースケートという,ローラーを底につけたくつですべる遊び
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