「アナおび」(2021年度)
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「よんチャンTV」の記事における「「アナおび」(2021年度)」の解説
毎日放送のアナウンサーがロケリポート・スタジオ進行を日替わりで担当する企画で、松本麻衣子◎が曜日ごとに声色を変えながら全曜日でナレーションを担当。2021年7月のリニューアルを機に、「アナおび」というパート名が付けられたほか、「4chanのアナおび」というロゴ入りの共通タイトル映像が冒頭に挿入されていた。この映像は、スタジオ報告(またはロケ)用の衣装を身にまとったアナウンサーのタイトルコール映像(5パターン)を編集で結合。実際の放送では、当日分の担当アナウンサーがタイトルコールに続いて「○曜日はこちら(担当コーナー)」と呼び掛けるバージョンを曜日別に流していた。 2021年10月1日(金曜日)までは18:15(『Nスタ』全国ニュースパートの直後)から18:35頃まで放送されていたが、この時間帯に「大吉チョイス」をレギュラーで編成することに伴って、翌週(4日=月曜日)からは放送枠を17時台の後半へ移動。2022年4月1日(金曜日)放送分の「もったいないレストラン」を最後に、「アナおび」枠を廃止した。 月曜日「京都のれん探偵」(2022年4月から「よんチャンバラエティー」枠で隔週に放送) 火曜日「めっちゃ欲しい!即完百貨店」→「今なら買える!即完百貨店」→「行列回避 並ばんグルメ」(リポーター:藤林温子◎) 藤林による調査ロケ企画シリーズで、2021年9月7日までは「めっちゃ欲しい!即完百貨店」、9月14日から11月9日までは「今なら買える!即完百貨店」というタイトルで放送。発売を始めてから「即完」(即完売)した新商品と、その商品に関わる人々・企業・店舗に焦点を当てながら、「即完」の謎、商品開発の秘話、販売の数量や期間を限定した理由などを、藤林の取材を通じて解明していた。通常は「即完商品」の紹介にとどめているが、放送の時期によっては、紹介した商品を希望する視聴者から抽選で進呈する特別企画を実施することもあった。 放送上は、毎回テーマを設けたうえで、そのテーマに沿った「即完商品」をベスト3方式で順次紹介。「めっちゃ欲しい!即完百貨店」時代には、「即完するような商品を手に入れるには、身だしなみなど気にしていられない!」とのメッセージを体現すべく、藤林がロケ取材やスタジオ報告の際に赤色のジャージーを着用していた。「今なら買える!即完百貨店」へのタイトル変更に伴って、オープニングムービーとタイトルロゴを一新。藤林の衣装も、赤色のエレベーターガール風へ変更された。 「今なら買える!即完百貨店」時代の2021年11月2日から、取材の対象を「待ち行列ができるほど人気の高い飲食店」へ変更するとともに、取材先の店主が「待たずに入店できる」として推奨する日や時間帯を紹介する趣旨に変更。藤林が一般客と同じく待ち行列へ並んだうえで、入店までに要した時間を計測するようになった。 2021年11月2日・9日放送分では、特定のメニューをテーマに、大阪府内で注目の人気店をベスト3方式で取り上げていた。同月16日放送分から、コーナータイトルを「行列回避 並ばんグルメ」(「並ばん」は「並ばない」という意味の関西弁)、藤林の衣装をヨットパーカーとオーバーオール(いずれも赤色)へ変更。特定のエリア内の人気店を対象に、藤林による店内での人気メニューの試食映像を交えながら、その店における「行列回避のゴールデンタイム」の紹介を前面に打ち出していた。なお、藤林はコーナー終了・「バラおび」枠廃止のタイミングで、体調不良を理由に毎日放送を休職している。 水曜日「関西2府4県 vs.となり町」(2022年4月以降も「よんチャンバラエティー」枠で放送) 木曜日「これから来ーるJAPAN」(2021年4月1日 - 10月28日、リポーター:清水麻椰◎) 2025年に大阪・関西万博が開催されることを見据えたロケ企画。『ばんぱく宣言 われら21世紀少年団』(MBSラジオが2019年11月1日から6年半にわたって放送中の大阪・関西万博応援番組)のパーソナリティでもある清水の取材を通じて、「クールジャパン」と呼ばれる世界で活躍する関西地方の若手職人・アーティスト(放送上の呼称は「これから来ーるさん」)を、視聴者にいち早く紹介した。 コーナーのテーマが「クールジャパン」であることにちなんで、清水はロケ取材やスタジオ報告の際に現代風の袴(紫色の生地に花が描かれた袴)を着用。ロケ取材では、「これから来ーるさん」の人物像を予想したうえで本人と対面している。また、ロケVTRの途中には、「これから来ーるさん」の仕事や作品に関係したクイズ数問を、スタジオの出演者から1名に向けて出題。ロケVTRの最後には、「これから来ーるさん」が2025年に実現させたいことを直筆で記したメッセージを、清水とのツーショット映像に重ねていた。ただし、放送週によっては、ロケではなく生中継で「これから来ーるさん」を紹介。その場合には、清水がロケ取材と同じ袴で中継に登場する一方で、スタジオ担当の野嶋(清水と同期入社)がスタジオからの進行を代行していた。 2021年8月までの放送では、清水がロケVTRへの前振りとして、タイトルコールの「来ーる」の部分を山崎弘也(アンタッチャブル)の十八番(「来るー!」というギャグ)風に表現してから、「JAPAN」と叫びながら右手の人差し指をカメラの前に突き出して右目でウインクを1回披露していた。同年9月以降の前振りでは、清水が身体を左横に向けてから、コーナータイトルを言いながら右手の人差し指をカメラの前に突き出すだけにとどめている。 2022年3月10日には、後述する「正直レビュー!お宿記者」に代わって、当コーナーを「特別編」扱いでおよそ5ヶ月半振りに編成。清水が上記の衣装を身にまといながらakane (振付師)を取材した模様を放送した。 「正直レビュー!お宿記者」(2021年11月4日 - 2022年3月31日、リポーター:清水麻椰◎) 『サタデープラス』内の長時間ロケ企画「ひたすら試してランキング」で商品のレビュー(試食・試飲や性能比較実験)を数多く経験している清水が、視聴者による「失敗しないお宿(ホテル・旅館)選び」の参考になりそうな情報を提供すべく、関西地方に開業した(またはリニューアルを終えた)ばかりの「お宿」のサービスを「お宿記者」に扮しながら率直に評価する取材ロケ企画。放送上は、自身の独断と偏見を基にアメニティ・グッズなどを3段階(3つ星方式)で評価したうえで、「お宿総括」(総合評価)を述べることでロケを締めくくっている。その一方で、放送週によっては、取材先の「お宿」から提供された宿泊券の視聴者プレゼント企画を実施することがあった。 清水は、他の出演番組では掛けていないメガネを当コーナーのみ着用したうえで、ジャケット姿でロケVTRやスタジオ報告に登場。メガネのフレームを右手で上下させる仕草をロケVTRへの前振りとして披露する一方で、ロケ中には取材手帳を携えているほか、取材先の「お宿」に常備されているシャンプーの洗い心地を「ひたすら試してランキング」さながらに自分の髪で検証していた。 金曜日「もったいないレストラン」(2021年4月2日 - 2022年4月1日、リポーター:玉巻映美◎)食育アドバイザーや野菜ソムリエの資格を取得したり、自宅で写した手料理の画像を投稿することに特化したアカウント(「たまちゃん食堂」)をinstagram上に開設したりするほどの料理好きである玉巻が、「もったいない」というキーワードで展開する企画。一般に「料理に適さない」「珍しすぎて料理に使えない」とされている食材の調理法を、生産者や「料理のプロ」(料理研究家や野菜ソムリエなどの女性)から教わっていた。 ロケでは、玉巻が上記の食材の生産現場を取材した後に、ロケへ同行している「料理のプロ」が知る人ぞ知る(またはオリジナルの)調理法を玉巻に伝授。玉巻がロケ先で実際に調理したうえで、出来上がった料理を、取材先の生産者と家族が試食していた。試食者は、その料理を「定番メニュー」として家庭で採用するかどうかを全員で判断。放送上は、「採用」か「不採用」の札を上げることによって、採用の可否を決めた。ちなみに、満場一致で「定番メニュー」への採用が決まった料理のレシピは、当コーナーで独自に作成する「もったいないレシピ」にも認定されていた。なお、玉巻が休暇などでロケVTRにしか登場しない場合には、河田がスタジオから進行。 玉巻は、「アナウンサー企画」として放送されていた2021年5月から、当日扱った食材の名称にちなんだ駄洒落を披露しながら、instagram公式アカウントへのフォローを視聴者に呼び掛けることでコーナーを締めくくっていた。他のアナウンサー企画で唯一instagramに専用のアカウントを開設している「京都のれん探偵」との間でフォロワーの総数を競っていることによる演出で、回を重ねるにつれて、「パネラーの浜本が玉巻の駄洒落に苦笑しながら玉巻にツッコむ(またはあえてスルー)」というパターンが定着。同年10月の再リニューアルで放送枠を17時台の後半に繰り上げてからは、エンディング間際ではなく、ロケVTRの前振りとして駄洒落を披露していた。 2022年4月22日からは、「旬食材の現場」と改題したうえで、金曜日の「きょうの4現場」内(17時台の前半)に編成。翌5月以降のロケでは、移動手段として「らいよん号」を用いている。「旬食材の現場」では、企画の趣旨を「もったいないレストラン」からおおむね継承。玉巻がロケリポートとスタジオ報告、松本がナレーションを引き続き担当している。ただし、取り上げる食材を3つのポイント(見分け方・保存法・レシピなど)から深く掘り下げながら紹介する一方で、「ロケ中に玉巻の料理を試食した生産者や家族による『定番メニュー』の判定」「玉巻による駄洒落の披露」などを割愛。instagramに「旬食材の現場」専用のアカウントを新設したうえで、「もったいないレストラン」時代に放送で紹介したレシピの記事を全て移行させるとともに、「旬食材の現場」のロケ先で玉巻が新たに取り組んだ料理のレシピを放送後に順次公開している。
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