Syndicate

実用日本語表現辞典

syndicate

別表記：シンディケート

「syndicate」の意味・「syndicate」とは

「syndicate」は英語の単語で、一般的には「組合」または「シンジケート」と訳される。ビジネスや経済の文脈では、特定の目的を達成するために結成された団体や組織を指す。例えば、銀行が複数集まり、大規模なプロジェクトの資金を供給するための「銀行シンジケート」などが存在する。また、犯罪組織やマフィアを指す際にも使われることがある。

「syndicate」の発音・読み方

「syndicate」の発音は、IPA表記では /ˈsɪndɪkət/ となる。カタカナに置き換えると「シンディケート」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「syndicate」の定義を英語で解説

「syndicate」は、"An association of people or firms formed to promote a common interest or carry out a business enterprise."と定義される。つまり、共通の利益を追求したり、ビジネスの事業を行うために形成された人々や企業の連合を指す。

「syndicate」の類語

「syndicate」の類語としては、「cartel」、「consortium」、「coalition」などがある。これらの単語も同様に、特定の目的のために結成された団体や組織を指す。

「syndicate」に関連する用語・表現

「syndicate」に関連する用語としては、「syndication」がある。これは「シンジケート化」と訳され、特定のコンテンツ（テレビ番組や新聞のコラムなど）が複数のメディアに配信されることを指す。

「syndicate」の例文

1. The banks formed a syndicate to fund the large-scale project.（銀行たちは大規模プロジェクトの資金を供給するためにシンジケートを結成した。）
2. The crime syndicate controls the city's underworld.（その犯罪シンジケートは都市の裏社会を支配している。）
3. The syndicate decided to invest in the new technology.（シンジケートは新技術への投資を決定した。）
4. The syndicate's activities were exposed by the media.（シンジケートの活動はメディアによって暴露された。）
5. The syndicate is composed of several powerful companies.（そのシンジケートはいくつかの強力な企業で構成されている。）
6. The syndicate operates in multiple countries.（そのシンジケートは複数の国で活動している。）
7. The syndicate was formed to control the market.（そのシンジケートは市場を制御するために結成された。）
8. The syndicate's influence is growing.（そのシンジケートの影響力は増している。）
9. The syndicate has a monopoly on the trade.（そのシンジケートは取引の独占権を持っている。）
10. The syndicate was disbanded after the scandal.（そのシンジケートはスキャンダルの後に解散された。）

（2023年8月23日更新）

シンジケート

英語：syndicate

「シンジケート」の意味・「シンジケート」とは

「シンジケート」とは、複数の企業や団体が共同で事業を行うために結成された連合体のことである。目的は、リスクの分散や資源の共有、競争力の強化などが挙げられる。シンジケートは、金融業界や不動産業界、競馬業界など様々な分野で活用されている。

「シンジケート」の語源

「シンジケート」の語源は、フランス語の「syndicat」であり、元々は「代表者」や「管理者」を意味する言葉であった。19世紀になると、労働者が団結して労働条件の改善を求めるために結成した組織を指すようになり、現在のような意味へと変化していった。

「シンジケート」に関連する用語・知識

「シンジケートマフィア」とは

「シンジケートマフィア」とは、犯罪組織が共同で利益を追求するために結成された連合体のことである。犯罪組織同士が協力し合うことで、より大規模な犯罪活動を行うことが可能となる。

「シンジケートローン」とは

「シンジケートローン」とは、複数の金融機関が共同で企業やプロジェクトに融資を行う形態のことである。大規模な融資が必要な場合や、リスクの高い案件に対して、金融機関が協力して融資を行うことでリスクを分散させることができる。

「シンジケート」と「カルテル」の違い

「シンジケート」と「カルテル」の違いは、目的と活動内容にある。「シンジケート」は、共同で事業を行いリスクを分散させることを目的としているのに対し、「カルテル」は、競争相手を排除し市場を独占することを目的としている。また、「カルテル」は価格や生産量の取り決めなど、反競争的な活動を行うことが一般的である。

「シンジケート」を用いた例文

1. その不動産開発プロジェクトは、複数の企業がシンジケートを組んで進められている。 2. シンジケートローンにより、新たな工場建設の資金調達が可能となった。 3. シンジケート競馬に参加することで、競走馬の所有を手軽に楽しむことができる。

（2023年5月2日更新）

シンジケート

英語：syndicate

「シンジケート」の基本的な意味

シンジケートは、企業の独占状態を指す言葉であり、犯罪組織を指すこともある。特定の製品や業界に関して、価格協定を結んだり、意図した価格を実現するために生産割当の調整をしたりする組織を指す場合が多い。

「シンジケート」の語源・由来

「シンジケート」は、「企業連合」や「犯罪組織」を指す英単語「syndicate」をカタカナで表記したものである。「syndicate」の元となっているのは、「組合」や「協会」を意味するフランス語「syndicat」だ。

「シンジケート」と「マフィア」の違い

シンジケートの「犯罪組織」という意味に似た意味を持つ言葉としては、「マフィア」が挙げられる。マフィアは、イタリアのシチリア島発祥の犯罪組織を指す言葉である。また、アメリカンマフィアやロシアンマフィアなど、イタリア以外のマフィアも存在する。基本的には、特定の地域を拠点にする組織を指すことが多い。それに対してシンジケートは、地域に関係なく、大規模な犯罪組織を指す言葉だ。そのため、マフィアがシンジケートを組むという表現もできる。

「シンジケート」と「カルテル」の違い

独占状態を表す言葉としては、「シンジケート」の他に「カルテル」がある。カルテルは、複数の企業や事業者が協定を結び、独占状態を作り上げることを指す。そして、カルテルが発展し、協定を強めるために組織化したものがシンジケートである。つまり、シンジケートとカルテルには、組織化されているかどうかという違いがある。また、シンジケートがカルテルの一部だと捉えられたり、麻薬組織をカルテルと呼んだりするなど、一部の例外は存在する。

「シンジケートローン（金融）」とは

「シンジケートローン」は、ひとつの借入人に対して、複数の金融機関がそれぞれ同じローン契約を結ぶ手法である。主に企業が資金を用意するために利用される手法であり、金融機関ひとつ当たりの負担が少なく済むという特徴を持つ。そして、企業側は、多額の資金を用意することが可能だ。そのシンジケートローンには、短期契約であるコミットメントラインや、長期契約のタームローンなど、複数の種類がある。

「シンジケート（競馬）」とは

「シンジケート」という言葉は、競馬業界でも使用されるが、その場合は種牡馬を巡る株主の集まりを指す。優秀な成績を残した牡馬は、引退後に種牡馬になることが多いが、その種付けを行う権利は、複数の株に分けられる。種付けの権利が欲しい人は、シンジケートを組み、共同出資によってその株を購入する。そして、それぞれ、購入した株の口数に応じた回数の種付け権利を得られる。

「シンジケート」を含むその他の用語の解説

シンジケート（ウイスキー）とは

ウイスキーの銘柄である「シンジケート」は、複数種類のウイスキーを混ぜ合わせたウイスキーである。正式名称は「シンジケート58/6」であり、1958年に、6人の仲間によって作り出されたという経緯がある。現在は世に出回っている銘柄だが、元々は6人が独占して飲むために作られたので、シンジケートという名前になっている。

シンジケート（映画）とは

「シンジケート」は、1973年に制作されたアメリカ映画である。ギャング組織同士の抗争の背景で起こった、大量殺人事件を追いかける刑事を主人公とした作品である。

シンジケートカバー取引とは

「シンジケートカバー取引」は、株式など有価証券の取引に関する用語である。企業が有価証券の売り出しまたは募集をする際、売り出し数や募集数より需要が上回った場合、主幹事証券会社が他の保有者から有価証券を一時的に借り、販売をするというオーバーアロットメント方式が取られる。そして、借りた分を返還するために、市場から有価証券を買い付ける取引が、シンジケートカバー取引である。

「シンジケート」の使い方・例文

「シンジケート」は、犯罪者組織を指す用語として使用されることが多い。例文にすると「脆弱なセキュリティが、インターネットを駆使するシンジケートに狙われている」「海外で、麻薬を取り扱うシンジケートが逮捕されたというニュースが流れた」といった形だ。また、シンジケートローンに関する用語として、「シンジケート団」という言葉が使用されることもある。シンジケート団は、複数の貸付人をまとめた呼称である。そして、「巨大企業の経営再建のために、大規模なシンジケート団が組まれた」「あの金融機関は、数多くのシンジケート団のメンバーとなっている」という風に使う。

（2022年12月5日更新）

デジタル大辞泉

シンジケート【syndicate】

読み方：しんじけーと

１ カルテルを発展させた企業の独占形態。カルテルにおける生産割当と価格協定をより強化するために、加盟企業が製品の共同販売に関する協定を結んで組織したもの。

２ 有価証券の引き受けのために、銀行・保険会社・証券会社などが結成する証券引受団。引受シンジケート団。

３ 大規模な犯罪組織。

時事用語のABC

シンジケート団（シンジケートだん）（syndicate）

新規に発行される国債を引き受けるための組織

銀行や証券会社などの機関投資家によって、新規発行の国債を消化するために組織されている。「引受シ団」または単に「シ団」ともいう。現行の制度は1966年に始まった。

財政法によると、国債の発行は市中消化を原則としている。そのため、新規に発行される国債の売れ残りという事態を避ける目的で、シンジケート団に半ば強制的に毎回一定金額の国債を購入させている。そうすることで、国債の安定消化という役割を果たしている。

例えば、毎月行われている新発10年物国債入札では、発行予定額の15％にあたる金額を引き受けている。その割合は、2005年4月から10％にまで引き下げられる予定だ。

財務省は、シンジケート団による国債の引き受け割合を段階的に縮小し、同制度を2006年度中に廃止する方針を明らかにした。2004年10月に始まった国債市場特別参加者制度に移行する。

（2005.01.11掲載）

DBM用語辞典

シンジケート

【英】syndicate

調査会社による調査結果発表。シンジケートによる調査サービスでは消費者や製品情報、放送番組の視聴者構成、雑誌・新聞の購読者、製品使用の分野における調査を行い、その結果をさまざまな顧客に報告書あるいは雑誌ベースで販売している。メールリストの販売やローカルのテレビ番組の販売もシンジケートという。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/11/11 00:42 UTC 版)

「シンジケート (ゲーム)」の記事における「Syndicate」の解説

2012年に発売された上記作品のリブートで、以前と違いファーストパーソン・シューティングゲームである。シナリオの担当はリチャード・モーガンで、ユーロコープのエージェント"Miles Kilo"を主人公とした物語が描かれる。 なお、RTS版と違いFPS版に登場するエージェント達はある程度自分の意志を持って行動する存在として描かれている。