目的と活動内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/31 12:38 UTC 版)
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストによるとニシローランドゴリラ、ヒガシローランドゴリラ、クロスリバーゴリラ、マウンテンゴリラの4亜種のうち、ヒガシローランドゴリラが絶滅危惧種、ほか3亜種が絶滅寸前となっている。個体減少の要因として、食糧や伝統薬の生産を目的とした狩猟、鉱業開発や薪炭燃料の生産による生息地の減少、紛争、エボラ出血熱等の感染症があげられる。これらの問題に対処すべく、主要生息地の一つであるコンゴにおいて森林破壊を抑えるプロジェクトや、カメルーンでの食肉の販売を目的としたゴリラ猟を禁止するプロジェクト、ゴリラ猟に代わる収入源としてエコツーリズムを促進するプロジェクトなどが行われた。日本でも、各地の動物園での特別展が開催された。 国連環境計画のイアン・レドモンド (Ian Redmond) は、「国際ゴリラ年はゴリラのみならず、ゴリラが棲息する森林を守ることも意味する」と述べている。
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