`がんもどきとは? わかりやすく解説

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がん‐もどき【×擬き】

読み方:がんもどき

豆腐崩して細く切った野菜昆布などを加え、油で揚げたもの。味が雁の肉に似るのでこの名がある飛竜頭(ひりょうず)。がんも。

雁擬きの画像
小粒な雁擬き
雁擬きの画像

がんもどき

がんもどきは、木綿豆腐崩ず十分にを切り、つなぎに山芋すりおろし入れ練った中に、具(加役・加料=かやく)として、笹がきごぼう、人参みじん切り刻んだきくらげ昆布、ごま、ぎんなん麻の実などを入れ機械撹拌し、一定の形(普通は団子型)に成型。これを、油揚げ同様に最初低温油、次に高温油で2度揚げして製品とします。がんもどきは、油揚げ同様江戸時代揚げ物一つとして考案されたと思われますが、今はそのまま、おでんの具、惣菜煮物などとして広く食されているところです。なお、この製品の名称には、二つあり、がんもどき(雁元、雁擬)は主に関東方面呼び名関西では「ひりょうず(飛竜頭)、ひろうす」と呼ばれてます。

名称の由来がんもどきは、その味が、雁の肉に似ているからという説です。戒律厳し当時僧侶たちの肉食へのあこがれ想像されます。ひりょうず等は、ポルトガル菓子「フィリオース」の製法似ているから・あるいはその製法借りたから、すなわちポルトガル語由来するとの説です。また、形が竜の頭似ているからとの説、その他の説もあります

ひりょうず、がんもどき、がんも

大阪弁 訳語 解説
ひりょうず、がんもどき、がんも ひろうす 飛竜頭雁擬き。おでんに入れる具のひとつ。「ひろうす」はこれの転じたものか。


がんもどき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 17:17 UTC 版)

がんもどき

がんもどきは、豆腐をつぶして、ニンジンレンコンゴボウなどと混ぜて、で揚げた料理がんも飛竜頭(ひりょうず)ともよばれる [1][2][3][4]。 「雁擬き」と字を宛てて表記することもある。

解説

煮付け

水気をしぼった豆腐にすったヤマイモニンジンゴボウシイタケコンブギンナンなどを混ぜ合わせて丸く成型し油で揚げたものである。おでん煮物に用いられることが多い。

元々は精進料理代用品として作られたものである。名前の由来は、の肉に味を似せて作ったから、鳥類の肉のすり身を丸めた料理「丸(がん)」に似せて作ったから、など諸説ある。

江戸時代に書かれた『豆腐百珍』には尋常品として26品が掲載されているが、がんもどきはその一品として「飛龍頭」(ひりょうず)の名で記述がある[5]。ただし、『豆腐百珍』に紹介されているものによると、江戸時代のがんもどきは現代のように豆腐に具材を混ぜ込んで揚げたものではなく饅頭のように豆腐で具材の餡を包んで揚げたものである[5]

飛竜頭

ひろうす

がんもどきを飛竜頭(ひりうず、ひろうす、ひりょうず)と呼ぶこともある[6][7]。語源はポルトガルフィリョスfilhós、小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子)であるといわれている。

脚注

  1. ^ 広辞苑第5版
  2. ^ 紀文
  3. ^ きょうの料理
  4. ^ 笹乃雪
  5. ^ a b 世界の食文化雑学講座”. キッコーマン. 2020年4月10日閲覧。
  6. ^ がんもどきとひろうす、由来の謎? - 株式会社日本食品薬化(食育大事典「まめ知識」)
  7. ^ 「がんもどき」と「ひりょうず」の違いは?lowch.com

がんもどき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:07 UTC 版)

コピー食品」の記事における「がんもどき」の解説

もともとは精進料理で雁の肉に味を似せた代用品

※この「がんもどき」の解説は、「コピー食品」の解説の一部です。
「がんもどき」を含む「コピー食品」の記事については、「コピー食品」の概要を参照ください。

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