もどき

デジタル大辞泉

もどき【^▽擬き／抵^＝牾／牴^＝牾】

読み方：もどき

《動詞「もど（擬）く」の連用形から》

１ 日本の芸能で、主役にからんだり、前に演じたものをこっけいにまねたりすること。また、その役・演目。里神楽のひょっとこ、能の「翁」に対する「三番叟(さんばそう)」など。

２ もどくこと。

「たをやかならぬさまなり、といふ—はあれど」〈栄花・初花〉

３ 名詞の下に付いて、それに匹敵するほどのもの、また、それに似て非なるものであるなどの意を表す。「梅—」「がん—」「芝居—のせりふ」

日本語活用形辞書

擬き、牴牾き

読み方：もどき

カ行四段活用の動詞「擬く」「牴牾く」の連用形である「擬き」「牴牾き」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

擬く  » 「擬く」の意味を調べる
牴牾く  » 「牴牾く」の意味を調べる

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短編小説作品名辞典

もどき

作者山田深夜

収載図書千マイルブルース
出版社幻冬舎
刊行年月2008.6
シリーズ名幻冬舎文庫

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

もどき

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 13:36 UTC 版)

語源

古典日本語「もどき」 < 「もどく」

名詞

もどき【擬き、抵牾、牴牾】

1. 古典芸能で、主役のまねをしたりからかったりする役。

接尾辞

もどき【擬き、抵牾、牴牾】

1. 名詞の下に付いてある物に似せて作られた物、またはある物に匹敵する物を表す。

語源

動詞「もどく」の名詞化

名詞

もどき【牴牾、抵牾】

1. 似（に）せて作（つく）ること。また、その物。
2. 非難。批評。

諸言語への影響

• 現代日本語: もどき

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「もどき」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は芝居もどきのせりふを言う.
• 西部劇もどきの撃ち合いだ.
• がんもどきという食品