風の召喚獣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 22:00 UTC 版)
「FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜」の記事における「風の召喚獣」の解説
命の結晶であるソイルを螺旋運動で物質エネルギー化したもの。魔銃に三つのソイルを装填して撃ち出す事により召喚される。ソイルは色毎に異なる特性を持ち、組み合わせ次第で様々な召喚獣が生まれる。初期に使用していた魔銃では召喚獣本来の力を出すことはできなかったが、モーグリと再会後は魔銃本来の力を用いて、強化された召喚獣を呼び出せる。相手と状況に応じて「相応しいソイル」が決められ、装填前に必ずそれを表す言葉が添えられる。また、三つ目の装填時には「そして」という前置きが置かれることが多い(例外もある)。決め台詞は「お前に相応しいソイルは決まった!」、召喚の直前に放つ「○○、召喚獣! ××」。 三つのソイルを状況に応じて組み合わせる必要があるためか、ライバルである「雲」の召喚獣に比べて速攻性では見劣りする。その一方で、様々な敵の特性に対応可能な多彩なラインナップが武器であり、それらをどう生かすかがカギとなる。 燃えよ! フェニックス 「"すべての源" マザーブラック」 「"すべてを焼き尽くす" ファイアーレッド」 「"すべてなる臨界点" バーニングゴールド」 赤い不死鳥型の召喚獣で、相手の体内に侵入し内側から爆裂し、その後焼き尽くす。他の召喚獣と異なり、爆発後に姿を現す。強化形態を合わせると、劇中で三度呼び出された珍しい召喚獣(また使用するソイル・ファイヤーレッドはスチールグレイと並び三種の召喚獣に用いられる)。ギガ・フェニックス 強化形態。形状もより鳥類に近いものに変化し、移動しながらの戦闘が可能になる。高熱を放出しつつ、火炎弾を撃ち出せる。 出よ! テュポーン 「"大空を越える無限" スカイブルー」 「"大地を貫く完全" グランドブラウン」 「"次元をえぐり出すまやかし" マジックバイオレット」 相手のいる空間を圧縮消滅させる紫色の召喚獣。顔だけしかないようなデザインで、本体は召喚獣の中で最も小さい。 光れ! シヴァ 「"光なき魂の叫び" ダークグリーン」 「"生み出すことを許さない" ヴァージンホワイト」 「"すべてを凍てつかせる" アイスブルー」 ドレスをまとった女性を象ったような、水色の結晶型召喚獣。広範囲を氷付けにする。 唸れ! イクシオン 「"死をつつむ眠り" スチールグレイ」 「"沸き上がる血のたぎり" ヒートクリムゾン」 「"闇を貫く閃光" ライトニングイエロー」 メタリックブルーを基調とした一角獣型の召喚獣。角から雷を放ち、大爆発を起こす。強化形態を含めた場合、劇中では三度召喚されている珍しい召喚獣。イクシオン・零式 強化形態。零式に強化されると背に翼が生え、全体的に女性的で優美な形状になり、色見も淡いエメラルドグリーンの鮮やかなものになる。能力も大幅に強化され、電流以外に電磁波の操作も可能となった。 轟け! ビスマルク 「"岩を喰いちぎる" シャークグレイ」 「"渇きを飲み干す" ウォーターブルー」 「"虚空をも噛み砕く" クラッシャーホワイト」 真白い鯨型の召喚獣。大量の水を敵ごと空に舞い上げて消滅させる。 作中ではフェニックス・イクシオンに次いで、召喚回数2回という記録を持っている。 焼き尽くせ! イフリート 「"灼熱の牙" カーディナルレッド」 「"紅蓮の疾風" ダーククリムゾン」 「"鋼の力" バーントシェンナ」 赤く燃え上がるロボットあるいは鬼のような、鋭角的な形状の巨人型召喚獣。両腕を掲げて生み出す火球や、我が身を用いて対象を徹底的に炎で焼き尽くす。 究極の召喚獣 「"冴え渡る知性のきらめき" マーベラスオレンジ」 「"限りなき探究への欲望" マニアックパープル」 「"完全勝利の誓い" ウルトラショッキングピンク」 「風」から奪った魔銃でピストが召喚したものであるが、制御できずに失敗し、ピスト自身が吹き飛ばされた。後述の砲撃獣の黒い状態に近いが、厳密には召喚獣とは言えないらしい。通常のソイルは金色の薬莢に入っているが、このときピストが作った薬莢はピンク色になっていた(一時的に奪った魔銃もピンク色であった)。 貫け! オーディーン 「"悠久の時告げる光" ブリットシルバー」 「"破壊の時告げる暗黒" デストロイブラック」 「"断絶の時告げる一瞬" スチールグレイ」 灰色の騎士型召喚獣。敵の攻撃を盾で防ぎながら、槍で貫く。炎や冷気などの効かない敵に対して使われる。これに用いられるスチールグレイは、前置きの文言こそ変わるが、ファイヤーレッドと並び三種の召喚獣に用いられる稀有なソイルでもある(馬が関係してくるという共通点がある)。 出でよ! アトモス 「"すべてを薙ぎ払う怒り" ストームブルー」 「"彩りを無に変える" アッシュグレイ」 「"無限の闇に落ちる" サイレントブラック」 全てを吸い込む、巨大な口のような赤い召喚獣。効果が無差別なためリサ達も危うく吸い込まれかけた。 砕け! タイタン 「"堅牢なる守りの大地" ガイアブラウン」 「"秘められし静かなる情熱" ディープバーミリオン」 「"とこしえなる生命の活力" エバーグリーン」 イフリートとは異なり、全体的に丸みを帯びた巨人型の召喚獣。大地を殴って大岩を隆起させ、それを押して敵にぶつける。オメガと戦った際にはエネルギーの相殺か、大爆発を伴った。 滅ぼせ! メテオマスター 「"天空滅ぶ轟き" ホライゾンゴールド」 「"降り注ぐ怒り" エアロブラック」 「"永遠に楔うつ光" フォートシルバー」 天から燃え盛る隕石を大量に呼び寄せ、他の召喚獣を凌駕するほどの広範囲に降らせる。フェニックスやイクシオンでも倒しきれなかったフングスを倒した、風の使用した中でもトップクラスの破壊力を持つ召喚獣。本作オリジナルの召喚獣だが、本体の姿はトンベリに酷似している。 砲撃獣(本作におけるバハムート) 「"瞳に満ちる光" ティアレインボー」(ルー/アウラ) 「"究極の魂" ソウルガンメタル」(モーグリ) 「"我が命の螺旋" エンドレスホワイト」(風) アニメ第一話及び最終話登場。風車のついた巨大な翼と魔銃に酷似した頭部を持つドラゴンの姿で現れる、「風」最強最大の召喚獣。第一話では混沌と融合しているため赤黒い姿をしているが、本来は白い姿。「風」と関わりの深い人々、そして「風」自身をソイルに変える事で生み出すことのできる究極の召喚獣。魔銃を模した頭部から強力な光線を放つ。「風」が召喚する中では最強の召喚獣であり、混沌の化身さえも(一時的とはいえ)倒すことが出来るだけの力を備えている。 (以下はテレビシリーズ未登場) 輝け! カーバンクル 「"灼熱の牙" カーディナルレッド」 「"すべてを焼き尽くす" ファイアーレッド」 「"結晶世界への導き" ダイヤモンドレッド」 額に宝石を持つ小動物型召喚獣。ゲームとは異なり、能力は反射ではなく炎系統の効果を持つ。ただし、炎を放つのではなく額の真紅の石から灼熱の光を放ち、光に灼かれた物質を炭素結晶へと変え、蒸発させる。 吼えろ! トライディザスター 「"すべてを焼き尽くす" ファイアーレッド」 「"すべてを凍てつかせる" アイスブルー」 「"闇を貫く閃光" ライトニングイエロー」 「外界の章」で最初の召喚獣。三つある巨大な角から炎、氷、雷の複合攻撃を行う。能力・形状ともにゲームシリーズの召喚獣クジャタをモチーフとしていると考えられ、「トライディザスター」も本来はクジャタの必殺技名である。 斬り込め! ナイツオブラウンド 「"絆の剣風" ソードビリジアン」 「"不屈の疾風" キングダムブルー」 「"誇りの烈風" ウォーリアプラチナ」 騎士団型召喚獣。1体の巨人が大剣で敵を破壊した後13体に分裂し素早く散開、各敵を撃破する。この演出はゲーム版とは順序が逆になっている。 裁け! ハーデス 「"呪われし暗黒の叫び" カーズホワイト」 「"光なき暗黒の瞳" シャドウパープル」 「"罪深き暗黒の毒" ポイズンブラック」 敵を招き寄せ、鎌で首を刎ねる死神型召喚獣。「かま」を使う死神と言う点はを共通しているが、ゲームとは能力や技が大きく違う。 斬撃せよ! ライディーン 「"絆の剣風" ソードビリジアン」 「"断絶の時告げる一瞬" スチールグレイ」 「"真なる怒涛" グラディアスレッド」 オーディーンに似た形状をしている騎士型召喚獣。頭部を抜き出すことで現れる大剣で、敵を斬り裂く。 照らせ! アレクサンダー 「"大空を越える無限" スカイブルー」 「"邪気の闇満たす光" ホーリーブラック」 「"審判の果ての希望" ジャッジメントホワイト」 巨大なロボットのような召喚獣。瞳孔のない目から閃光を放って敵を包み込み消滅させる。 響け、アニマ 「"無限の闇に落ちる" サイレントブラック」 「"慟哭の痛みに軋む" ペインブルー」 「"すべてを拘束する" チェーンゴールド」 対象の魂を鎮める異形の召喚獣。鎖に縛られていると言うこと以外は具体的な外見や能力は不明。アイたちが「対象を壊さない(殺さない)召喚獣」ということに驚いたことから、攻撃的な能力ではないと推測出来る。
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