バーントシェンナとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 美術 > 顔料 > バーントシェンナの意味・解説 

シェンナ

(バーントシェンナ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/17 02:14 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search

シェンナ (sienna) は、水和酸化鉄を主成分とし、ケイ酸コロイドと少量のマンガンを含む天然の土を原料とする、やや黒味を帯びた黄褐色顔料

オーカーアンバーと並び、人類が最も古くから用いた天然顔料の1種であり、洞窟の壁画などにも見られる。

ローシェンナとバーントシェンナ

焼いていないものはローシェンナ (raw sienna) と呼ばれ、黄味の強い色をしている。焼いたものはバーントシェンナ (burnt siennna) と呼ばれる酸化第二鉄を主成分とした赤褐色の顔料として用いられる。

産地

シェンナという名前は、原料となる土がイタリア・ルネサンスの中心地、トスカーナ地方の都市シエーナ (Siena) に産出したことに由来する。現在は、イタリアサルデーニャ島シチリア島のほか、アパラチア山脈でとれるものが多く使用されている。

色のシェンナ

ローシェンナJIS慣用色名
  マンセル値 4YR 5/9
バーントシェンナJIS慣用色名
  マンセル値 10R 4.5/7.5

ローシェンナ、バーントシェンナは色名としても用いられる。

日本工業規格では、JIS慣用色名として右のようにマンセル値で色が定義されている。

Colour Index Generic Name はローシェンナ、バーントシェンナともにアンバー等と同じ Pigment Brown 7、若しくは Pigment Yellow 43。

関連項目




バーントシェンナと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バーントシェンナ」の関連用語

バーントシェンナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バーントシェンナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
原色大辞典原色大辞典
Copyright © 1997-2025 colordic.org All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシェンナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS