青道OB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:13 UTC 版)
才能はあるものの中学時代に実績のない選手が多く、入部当初は「不作」と言われた世代。唯一、都内ナンバー1捕手と言われたクリスだけが別格扱いだった。その後、結城を筆頭に選手たちが努力を重ね、大きな成長を遂げた一方、クリスは右肩を故障し1年間の戦線離脱を余儀なくされた。 結城 哲也(ゆうき てつや) 声 - 細谷佳正 / 演 - 上田悠介 青道野球部OB。一塁手、背番号3( - 3夏)、打順は4番( - 3夏)。同世代における野球部主将。右投げ右打ち。 チャンスでの勝負強さと冷静さ、人並み外れた集中力を武器とする青道高校の不動の4番打者。大阪桐生の監督である松本からは「別格」と評されている。プロからも注目されているが、現役中はチームを甲子園に連れて行くことしか考えてなかったため、プロには興味がないと言っている。長打・強打・巧打を兼ね備えているが、普段はあまりホームランを狙わない。 中学時代から実力はあったが体が小さく守備も下手で、あまり目立つ存在ではなかった。周囲から「不作の年」と呼ばれ、期待の薄かった彼らの世代の中にあって、1年生時は1日500スイングと自らに課題を掲げ黙々と練習を重ねていた。努力を重ねる彼の姿は同世代のチームメイト達を鼓舞し、世代全体が大きく成長し、強力な野手陣が揃う結果を生み出した。そしてプレーでチームを牽引するリーダーシップを認められ、片岡監督や同級生の総意を持って主将に指名されることとなった。 自分達が引退した後の新チームの主将の座を、自分達が敗れたチームを率いていた、稲城実業の主将にして4番であり正捕手である原田を越えてほしい、という期待を込め、御幸へと託した。青道高校卒業後は大学野球でのプレーを選択し明神大学へと進学した。 伊佐敷 純(いさしき じゅん) 声 - 小野友樹 / 演 - 高橋良輔 青道野球部OB。中堅手、背番号8( - 3夏)、打順は3番( - 3夏)。右投げ右打ち。結城世代の野球部副主将。 強肩強打で初球からガンガン打ちにいく積極性と、常にフルスイングでボール球でもヒットにするパワーと豪快さが強み。バットを振り切りつつも右打ちする技術もあり、大味な印象を持たれやすいが本人は常に結城につなぐためのバッティングをいつも心がけている。 入部当初は投手志望だったが、ノーコンが直らなかったため外野手へのコンバートを勧告され、新チーム発足時にレギュラーのためなら何が何であろうともしがみついてやる、との決意を胸に転向した。当初から結城に対しては何かと張り合っていた仲だったが、投手を諦め外野手を目指すポジション転向の際に彼の努力を目の当たりにし闘志を燃やし、彼の努力に常に追いつこうとしたことで今の自分があり、口には出さないが彼には敵わないと認め、深い敬意と信頼を抱いている。プレー中、頻繁に大声で吠える為「青道のスピッツ」の異名を持つ。沢村からは「ヒゲ先輩」と呼ばれていた。 増子 透(ますこ とおる) 声 - 羽多野渉 / 演 - 水沼天孝 青道野球部OB。三塁手、二軍(3春)→背番号5(3夏)、打順は5番(3夏)。右投げ右打ち。結城世代の野球部副主将。 典型的なパワーヒッターの巨漢で、詰まった当たりでもホームランに出来るほど。直球には滅法強いが変化球には弱い。超重量級選手であるが、動きは素早い。 沢村・倉持のルームメイト。温厚な性格で、沢村のことを「沢村ちゃん」と呼んで可愛がっている。やんちゃな倉持と沢村には手を焼き、先輩として時には説教しようとするが、最後には増子も含め乱闘になったりする。たまに「ウガ!」など独特の雄叫びを上げ、ガッツポーズは「MGP(増子ガッツポーズ)」と呼ばれている。沢村との対戦で見せたバットを短く持ったコンパクトなバッティングを片岡監督に評価され、夏の大会もバットを短く持って打席に立っている。 かなりの大食漢で入部当時から人並みはずれた食事量を取り、「食事が資本」というなかにあっても「お前は食うな!」と先輩達に怒られるほど。また、そのころはランニングしながらも食事のことを考えていた。引退後はどんどん太っていく事を下級生や監督の片岡に指摘される。尚、バリカンのアタッチメントを付け忘れて自ら頭髪を剃り上げてしまい、3年夏の大会途中から丹波と共にスキンヘッドで挑む事となった。 1年生のときの自己紹介の際に「受験で10キロ太ってしまいました」と述べていることからスポーツ推薦ではなく一般入試で青道に入学した可能性が高い。 小湊 亮介(こみなと りょうすけ) 声 - 岡本信彦 / 演 - 椎名鯛造 青道野球部OB。二塁手、背番号4( - 3夏)、打順は2番( - 3夏)。右投げ左打ち。沢村と同学年の友人・小湊春市の実兄で、体格や容姿はよく似ているが、おとなしい弟に比べて毒舌の目立つ皮肉屋。 青道打線一の技巧派で、選球眼が非常に良く、粘り打ちやセットプレーも巧みな投手が嫌がるタイプの不動の2番打者。小柄な体躯だが、守備技術の高さと守備範囲の広さは、倉持との二遊間をして鉄壁の守備を誇っている。 卒業式で春市に自分が使っていたグローブを託したが、この際、いつまでも自分の背中を追いかけるのではなく、自立するように釘を刺している。 丹波 光一郎(たんば こういちろう) 声 - 森田成一 / 演 - NAO-G 青道野球部OB。投手、背番号1( - 3夏)、打順は主に8番( - 3夏)。右投げ右打ち。東京都出身。結城世代のエース投手。 長身から投げる縦に大きく割れるカーブを武器にする本格派投手。しかし時折ストレートが甘く入るという欠点がある。ストレートはMAXで140km/h。投球時に「ふしっ」と掛け声をするのが特徴。ピッチングの幅を広げるべく、夏の予選を前にフォークを習得した。フォークはシンカー方向に落ちる。実はバントが苦手。 同学年の市大三高のエース真中とは幼馴染で、同じチームでプレーし続けていたが常に2番手の控え投手だった。市大三高の田原監督からも入学の誘いの声を掛けられていたが、自分を変えたいと青道に入学した経緯がある。 滝川・クリス・優(たきがわ・クリス・ゆう) 声 - 浪川大輔 / 演 - 汐崎アイル 青道野球部OB。捕手、二軍。右投げ右打ち。通称クリス。 父親が元プロ野球の外国人助っ人という二世選手。努力家で妥協しない性格で、チームきっての野球知識を持つ。普段は声が小さく、フキダシ上でも文字が細く書かれる。夏の大会では記録員を務めている。 1年時から正捕手として活躍していたが、周囲の期待から無理を押して出場し続けた結果として重傷を負い、高校球児としての活躍を棒に振ることとなってしまった。3年時には投手の指導にあたっており、沢村とは当初は対立するものの、最終的に和解しその成長の大きな助けとなった。 宮内 啓介(みやうち けいすけ) 声 - 村田太志 / 演 - 中島大地 捕手、背番号12( - 3夏)。右投げ右打ち。一軍の二番手キャッチャー。 がっちりとした体格で、筋トレが趣味。頻繁に「んフー」と荒々しい鼻息をする。 坂井 一郎(さかい いちろう) 声 - 竹内栄治 / 演 - 章平 左翼手、背番号7( - 3夏)、打順は8番(準決勝からは7番)。右投げ右打ち。 夏季大会の選手交代の際、外野用グローブを持っていない降谷に対してグローブを貸すといった優しい一面がある。 門田 将明(かどた まさあき) 声 - 鈴木裕斗 右翼手、背番号13( - 3夏)。右投げ右打ち。 丸刈りで目つきが悪い。同級生の坂井にレギュラーポジションを譲ったが、薬師戦では降谷に代わり守備固めとして左翼の守備についた。決勝の稲城実業戦では坂井に代わりスタメンで出場したが、途中交代した。 楠木 文哉(くすのき ふみや) 声 - 須藤翔 遊撃手、背番号14( - 3夏)。右投げ右打ち。 田中 晋(たなか しん) 声 - 梶川翔平 背番号16( - 3夏)。 遠藤 直樹(えんどう なおき) 声 - 梶川翔平 背番号17( - 3夏)。 山崎 邦夫(やまざき くにお) 声 - 川口翔 背番号18( - 3夏)。
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