稲城実業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:13 UTC 版)
読みは「いなしろじつぎょう」。毎年青道、市大三高と甲子園を争う、西東京の強豪校。去年の甲子園出場校。成宮が2年時の夏の大会では西東京地区決勝で青道を破って2年連続で夏の甲子園に出場、16年ぶりに甲子園決勝まで進むが北海道代表の巨摩大藤巻に敗れて準優勝に終わる。秋季大会では2回戦(初戦)で鵜久森に敗れ、成宮は自分に驕りがあることを自覚する。成宮が3年になってからは春の大会で優勝し、関東大会も優勝。夏の大会でも決勝まで勝ち進み2年連続で青道との決勝戦が実現する。 国友 広重(くにとも ひろしげ) 声 - 仲野裕 稲城実業監督。常に仏頂面で目つきが鋭く、口数も少なく迫力がある。栃木の馬原高校をわずか5年で甲子園ベスト8にまで導いた。その実績を買われ、10年前に母校である稲城実業の監督に就任。11年間で春夏通算15回の甲子園出場実績を誇る。チームを甲子園に連れて行くために雇われた職業監督。試合中、采配を振る際に首を左右に傾け音を鳴らす癖がある。 林田 正義(はやしだ まさよし) 声 - 羽多野渉→鈴木裕斗 稲城実業野球部部長。毎年、地区予選の決勝戦の前夜になると国友監督とともにグラウンドで酒盛りをしている。成宮が3年になった際に選手にもばれて、白河に「グラウンドで酒を…なんて悪い大人だ」とツッコまれている。 成宮 鳴(なるみや めい) 声 - 梶裕貴 / 演 - 小西成弥 稲城実業2年→3年。投手。左翼手。左投げ左打ち。背番号18(1夏)→1(2夏-)。打順は5番(2夏-)。 関東No.1サウスポーと目される稲実のエースピッチャー。MAX148km/hの速球と、スライダー、フォーク、チェンジアップを駆使した左右・緩急自在な投球スタイルが特徴。決め球のチェンジアップはスクリュー気味に緩急つけて落ちるが、球数が増えると甘めに浮いてしまうという弱点があるため、ここぞというとき以外には投げることはない。かなりの自信家かつワガママな性格。最強のチームを結成する為、カルロス、白河、山岡らは成宮が各シニアの有力選手に声をかけて集め稲城実業に入学した経緯がある。 1年夏は背番号18でベンチ入りして主にリリーフとして登板。夏の甲子園に出場するが3回戦でスクイズを読んでいながら暴投してしまいそれが決勝点となり敗戦した。そのことから甲子園にはでかい借りがあると語る。 2年夏はエースとして甲子園準優勝に貢献。地元東京都出身のため新聞には都のプリンスと見出しがつけられた。テレビの取材では鳴ちゃんフィーバーと報道され人気者となっている。 3年夏には市大三高の天久と同じく縦のカットボール(スラッター)も習得し、ストレートの最高球速は153km/hを記録している。また持ち球にカーブも加わり、青道戦で初球にカーブを投じたことで沢村から「どんだけ引き出しあんだよ」と驚かれている。関東No.1サウスポーから「世代最強左腕」と称されるように変わっている。 『水曜日のダウンタウン』(2020年9月23日放送分)での「野球漫画史上最強の防御率No.1投手ランキング」で5位(91回1/3で自責点8の防御率0.79)になった。 神谷 カルロス 俊樹(かみや カルロス としき) 声 - KENN 稲城実業2年→3年。中堅手。右投げ右打ち。背番号8(2夏-)、打順は1番(2夏-)。 成宮に勧誘されたメンバーの一人。父親はブラジル人だが、日本生まれの日本育ち。トリッキーな打撃と走塁で相手を乱すリードオフマン。白河曰く走塁のトップスピードは倉持と同じくらい。その走力からセンターの守備範囲も驚異的な広さを誇る。3年生になってからはホームランを打てる長打力も持ち、御幸には去年より嫌なバッターになっていると評される。 白河 勝之(しらかわ かつゆき) 声 - 保志総一朗 稲城実業2年→3年。遊撃手。右投げ右打ち。背番号6(2夏-)。打順は2番(2夏-)。 成宮に勧誘されたメンバーの一人。パワーはないがバント、エンドラン、カットなどなんでもできる功打者。クリスとはシニアで同じチームだった。 福井 健斗(ふくい けんと) 声 - 寺島惇太→阿部敦 稲城実業2年→3年。新チーム主将。通称福ちゃん。 夏もベンチ入りせず、新チームでもレギュラーにはなれていないが、チームで一番責任感が強く真面目で、最後までグラウンド整備をやるため監督や選手から満場一致で主将を任されたが、個性の強いチームメイトを陰から1人で纏め上げるのは難しいのが現状である。 実はじゃんけんに強いという特技があり、3年夏の西東京予選では青道との決勝戦まで含めて全試合じゃんけんで勝つという強運の持ち主。 山岡 陸(やまおか りく) 声 - 川口翔 稲城実業2年→3年。一塁手。右投げ右打ち。背番号3(2夏-)打順は6番(2夏-)→4番(2秋)。 成宮に勧誘されたメンバーの一人。長打力が高く2年生時、対青道高校との夏大決勝でホームランを放った。3年時には夏大準決勝に大会第4号かつ高校通算68号を放っている。稲実は4番であってもスクイズを指示することもあるチーム野球を掲げているが、チーム史上初めて国友監督がサインを出さずに任せる選手であると青道との決勝時に語られている。 矢部 浩二(やべ こうじ) 声 - 羽多野渉 稲城実業2年→3年。三塁手。右投げ右打ち。背番号15(2夏)→5(2秋)。打順は6番(2秋)→3番(3春)。 多田野 樹(ただの いつき) 声 - 山谷祥生 稲城実業1年→2年。捕手。右投げ右打ち。背番号20(-1夏)→2(1秋-)。打順は6番。新チームの正捕手。意外性の打撃が持ち味。 赤松 晋二(あかまつ しんじ) 声 - 代永翼 稲城実業1年。投手。右投げ右打ち。背番号20(-1夏)南沢シニア出身。 1年生ながら即戦力の右の本格派。長身から投げ下ろす130キロ台後半のストレートに加え、一度浮かび上がるような軌道からホームの直前で大きく沈むドロップカーブが武器。春季関東大会で6回途中から登板し、6者連続三振のデビューを飾った。同学年の青道の由井や奥村、瀬戸らとシニア時代に対戦経験がある。 作者の寺嶋がTwitterで明かした情報によると、もともとは青道に入れる予定のキャラクターだったが、そうすると青道が強くなりすぎると思い、稲城実業に入れたとのこと。 原田 雅功(はらだ まさとし) 声 - 前野智昭 稲城実業3年→OB。捕手。右投げ右打ち。背番号2(3夏)、打順は4番(3夏)。チームの元主将。愛称は「雅(さん)」。 広角に打ち分ける技術があり、長打力はもちろん右打ちもできる稲実の不動の4番。不用意な言動の多い成宮の静止役。口調はぶっきらぼうだが、考え方は慎重で、青道を冷静に評価している。ドラフトでは、2位指名を受け北海道日本ハムファイターズ入りを果たす。 井口 雄大(いぐち ゆうだい) 稲城実業3年→OB。投手。背番号 10(3夏)ながらほかのチームなら即エースになれるほどの実力がある。口グセは「シュッ」。
※この「稲城実業」の解説は、「ダイヤのA」の解説の一部です。
「稲城実業」を含む「ダイヤのA」の記事については、「ダイヤのA」の概要を参照ください。
- 稲城実業のページへのリンク