稲城市の取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 17:33 UTC 版)
「介護支援ボランティア制度」の記事における「稲城市の取り組み」の解説
この制度を考案し、最初に採用した自治体は東京都稲城市である。同市は当初、東京都千代田区と共同で、介護保険料を減額する制度の創設を厚生労働省に提案・要望したが、「ボランティア活動に馴染まない対価的性格があり、本来意義が薄れる」、「保険料は所得に応じて決定されるもの。ボランティアに参加した者の保険料を参加しなかった者に負担させることになる」といった反対が相次いだため、これを断念。活動につき評価ポイントを付与する制度に変更し、2007年9月1日より「稲城市介護支援ボランティア制度」を開始した。2010年5月31日付の厚生労働省「第25回社会保障審議会介護保険部会議事録」によれば、同市では、「高齢者の保険料が月額で11.1円程度の抑制効果があった」(2008年度ベース)という。
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