関連する諸文化
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気象神社東京都杉並区高円寺南の氷川神社内にある、日本全国で唯一の天気にまつわる神社。下駄占いにちなみ、下駄の形をした絵馬がある。旅行や結婚式の晴天を祈願して書かれた下駄の絵馬も多い。 下駄飛ばし(競技)先述の広島県福山市松永町で1994年(平成6年)から開催されているイベント「ゲタリンピック」の種目として、下駄占いをそのまま競技にした「下駄とばし」がある。鼻緒を工夫した「公認下駄」や、広島県はきもの協同組合による公式ルールブックも存在する。 長野県飯田市上久堅地区でも、下駄を履かない子供たちに昔の遊びを楽しんでもらおうとの趣旨により、1999年(平成11年)から「全日本げたとばし大会」が開催されている。「明日天気になぁれ」などの掛け声と共に下駄を飛ばし、下駄の表(晴れ)が出なければ失格と定められている。 ゲタ天気予報下駄占いを再現したモバイルアプリケーション。学研プラスのウェブサイト「GetNavi Web」において、ゲームライターの柚木安津が主催する「テーマ別スマホゲームBEST3」第8回(番外編)では、天気関連のアプリケーションとして第4位に選ばれた。TBSのテレビ番組『王様のブランチ』でも紹介された。 ハレルとカエル日本気象協会とソフトウェア開発企業のアップフロンティアが開催した「天気予報API活用アプリコンテスト」への応募作品である天気予報ソフトウェア。明日の天気を知りたい地域を選択し、下駄を投げ、天気を表現する。同コンテストで「Web Designing賞」を受賞した。
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関連する諸文化
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「遅刻する食パン少女」の記事における「関連する諸文化」の解説
2011年(平成23年)には、京都精華大学のデザイン学部ビジュアルデザイン学科グラフィックコースの授業の一環として、『食パンダッシュ』の活動が展開された。同大学2年生(当時)女子4人によるグループであり、「遅刻する食パン少女」を「食パン少女やまだちゃん」という名のメインキャラクターとし、パンを通じて消費者と生産者とのコミュニケーションを図るべく、Twitterでの発信やフリーペーパー(2016年8月まで、後にウェブサイトに移行)の発行を行なっている。「やまだちゃん」は設定上、毎日「食パンダッシュ」で登校し、やはり「曲がり角で彼氏に衝突するのが憧れ」とされている。Twitterは「やまだちゃん」のモデルとされる、グループの一員である実在の人物が投稿しており、活動開始時点の2011年ですでに、フォロワーが1200人を超えるほどの人気を見せた。 2014年(平成26年)には、ゲーム開発会社のハップにより、本件を題材としたスマートフォン・タブレット端末向けの無料ゲームアプリ「トースト少女」が開発され、インターネット上で話題になった。ハップの開発者によれば、夜遅くまでゲーム内容を考えており、翌朝に遅刻しそうになり、トーストを咥えて駅まで走っていたところ、ショーウィンドウに写った自分の姿を見て、このゲーム内容をひらめいたという。実際に遊んだユーザーからは、音楽の品質の高さ、シンプルながら細部に拘った面白さを賞賛する声が寄せられており、翌2015年(平成27年)3月までに20万ダウンロードを記録した。 2017年(平成29年)には、ゆであずき缶詰を主力製品の1つとする井村屋グループと、敷島製パンのブランドであるパスコの公式Twitterにおいて、この漫画の場面をもじったツイートが投稿された。食パンを咥えた少女ならぬ、パスコの食パンそのものが道を走り、井村屋のゆであずき缶詰と衝突して、恋ではなく「あんバタートースト」が生まれるというもので、ほのぼのとした雰囲気がインターネット上で話題となった。 この敷島製パンは、翌2018年(平成30年)には読売新聞全国版に全面広告として、ライトノベル『弱キャラ友崎くん』の登場人物である少女「七海みなみ」が学生姿でパンを咥えて走るイラストを「パンだって、走らなくちゃ。」のコピーと共に掲載した。この広告は掲載直後からTwitterなどのSNSで広く拡散され、読売新聞のTwitter分析「よみバズ」によると、2日間でリツイートを含めて2985件のツイート数を計測し、推定リーチ人数は419万人に達した。読売新聞社マーケティング部販売促進グループによれば、この広告製作時に、学生の少女が食パンを咥えて走る場面は、漫画における定番、王道であり、広告の案としてこの場面が最も輝いて見えたという。同2018年の第35回読売広告大賞では、この広告が優秀賞を受賞した。 「衝突した少年と恋に落ちる」ではなく「食パンを咥えて走る」場面のみだが、2015年(平成27年)には、スマートフォン向けゲーム『激突! ブレイク学園』のプロモーション動画「春の遅刻防止キャンペーン 食パン少女祭り」でも、食パンを咥えて走る少女のアニメが公開された。プレスリリースでは、遅刻する女子高生にはパンを咥えて家を飛び出すイメージがあると述べられている。 漫画やアニメの演出である「食パンを咥えて走る」場面を、実写で再現する試みた者もいる。2009年(平成21年)、北海道札幌市の街頭演劇集団「札幌ハプニング」が、「害の無い悪戯」を集団で遂行することを題材とした活動の一環として、「食パンダッシュ」を企画した。同年4月16日朝、学生や社会人30人以上の有志が集い、実際に食パンを咥えたままで学校や職場に急いだ。周囲の通勤客たちは、驚いたり注視したりといった反応が得られており、インターネット上では「素敵」「面白そう」といった感想が寄せられた。 2010年(平成22年)には、大阪府の雑誌『月刊シミュレーション』の編集長である前田裕紀が、同誌の表紙の撮影を担当する写真家の木原千裕と共に、朝の街中の風景を題材として2010年(平成22年)に企画した写真展「食パン少女」が、大阪府アメリカ村のギャラリー「ギガンティアルーム」で開催された。ニュースサイトでは話題になったが、実際に見た人の反応は、案外薄かったという。前田裕紀はその理由を、実写では魅力が希薄になるため、または食べ物を口にしながら走る姿は品が無いためと分析している。 何からのオマージュ、パロディにみえるがそうでもないストーリー類型としてなろう系における「悪役令嬢」があり、乙女ゲームの主人公の敵役に転生してしまうパターンだが、実際の乙女ゲームのキャラクターから来ているわけではない。 2022年(令和4年)1月17日には、新潟県が「遅刻するおむすび少女プロジェクト」を開始し、1月24日に新潟米PRのYouTube公式チャンネルに動画が投稿された。この新潟県の主張は、アニメや少女マンガに多いシチュエーションの「遅刻する食パン少女」のイメージがあることで、現実の日本人が朝に米を食べる習慣が減っていると考え、それならば、「遅刻するおむすび少女」という新しいイメージを作ればよいとの発想で始めたと説明されている。ただし実際には、『ハリスの旋風(ちばてつや著)』に、おむすびをくわえながら走って出かける」シーンがあると指摘されている。 このプロジェクトで「おむすび」とあえて表記した理由は、1月17日の「おむすびの日」にかけたことと、「志望校とご縁を結びたい」などののゲン担ぎと新潟県は説明している。今回のプロジェクトはあくまでもそういった世間のイメージを活用することで朝に米を食べるきっかけを作ることが目的であり、決して「おむすびをくわえて走る」ことを啓蒙しているものではないと県は説明している。ネットでは「朝食は米」との意見に同意する声や、「おもしろい」との声の一方で、「朝は握る時間が無い」との声や、県が税金を費やしていることを疑問視する声など、賛否の声が寄せられている。
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