辻監督時代とは? わかりやすく解説

辻監督時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:36 UTC 版)

埼玉西武ライオンズ」の記事における「辻監督時代」の解説

2017年 1月16日西武本拠地である西武ドームの名称をネーミングライツによって3月1日から『メットライフドーム』にすることを発表した4月中旬以降5月上旬一時期に4位となったほかは8月末まで3位保ち続けたチームこの間7月21日から8月5日にかけて西鉄時代以来59年ぶりとなる13連勝達成している。8月31日2位楽天との直接対決制して2位浮上すると、その後シーズン終了まで2位維持した西武Aクラス入り2013年以来4年ぶり。クライマックスシリーズではファーストステージにおいて3位楽天対戦、第1戦ではエース菊池完封し10-0大勝するが、第2戦・第3戦で敗れ、1勝2敗で敗退となった外崎修汰3年目レギュラー定着しシーズン中盤からは打撃不振中村メヒアに代わって山川穂高4番座ったエース菊池リーグ最優秀防御率および最多勝達成新人源田壮亮56年ぶりとなる新人でのフルイニング出場達成し新人王受賞秋山打率.322で首位打者となった6月28日にはシーズン途中投手コーチ急死オフ楽天退団した松井稼頭央テクニカルコーチ外野手として15年ぶりに復帰野上亮磨巨人FA移籍牧田和久ポスティングシステムサンディエゴ・パドレス移籍2018年 所沢への球団移転以来40周年記念に当たる年で、西武球団でも様々な催し事業実施された。中でも最大事業2017年末から2021年春にかけて予定されている西武ドーム二軍施設その周辺大規模な改修再整備である。4月17日には東京ドーム初め主催ゲーム行われた4月21日本拠地開幕から8連勝となり、球団初の記録となったまた、貯金10となり開幕18試合以内での到達1954年1955年に続く63年ぶりの球団3回目となった4月22日ロッテに勝ち、本拠地西武ドーム開幕から9連勝球団記録更新して貯金11とし、最終的に本拠地での連勝12まで伸ばした4月25日ソフトバンク戦で5試合連続9得点挙げてパ・リーグ新記録達成したまた、14年ぶりの4月2度目の5連勝となった強打首位の座を一度も譲らず、9月半ばから勢い加速9月14日楽天戦から12連勝一気マジック減らし9月30日マジック1としていた首位西武日本ハム敗れたが、マジック対象チームである2位ソフトバンクロッテ負けたため、西武10年ぶり22度目のパ・リーグ優勝決まった1、2位が同日敗れて優勝決まったのは2010年パ・リーグソフトバンク西武以来 となり、開幕から首位のまま優勝したのは2リーグ制では1953年巨人1962年東映1997年ヤクルトに続く4例目の記録だった。771得点191本塁打、2割7分3厘の打率攻撃面はリーグトップを記録した一方で防御率4.27と636失点84エラーはいずれもパ・リーグワーストで、この内防御率最下位優勝したのは2001年の大阪近鉄バファローズ以来となった。 クライマックスシリーズファイナルステージでは2位ソフトバンク対戦するが、不安の4.27の防御率アキレス腱だった投手陣が5試合合計44失点甚だしく壊滅した初戦敗れ、2戦目でようやく勝利したが3戦目から5戦目までソフトバンク相手に3連敗喫しアドバンテージ1勝を含めた2勝4敗で敗れた監督の辻は試合後に行われたシーズン最終戦セレモニーで「悔しいです。まさか今日2018年シーズン終了するとは考えてもいませんでした」と3連敗敗れ去ったことを悔しがり、涙を流し続けた松井稼頭央藤原良平坂田遼福倉健太郎現役引退した松井引退により、西武ライオンズ球場時代西武ライオンズ所属した選手全員引退したオフ浅村栄斗楽天炭谷銀仁朗巨人FA移籍巨人FA移籍した炭谷の人的補償として内海哲也獲得菊池雄星ポスティングシステムシアトル・マリナーズ移籍この年平成最後ペナントレースとなったので、西武平成最後パ・リーグ優勝球団となり、また巨人と共に平成時代一度リーグ最下位経験しなかった球団となった2019年 内海哲也含めて開幕前に先発陣故障者が相次いだ開幕以来一度首位を譲らず、優勝した前年とは異なり開幕戦最初からソフトバンク3連戦で3連敗喫しリーグ最下位からのスタートとなった。しかし、令和入ってから5月1日山川パ・リーグ令和本塁打打ち5月5日今井達也令和初の完封勝利果たした7月9日首位とのゲーム差最大8・5まで開いたが、8月入って打線奮起9月11日ソフトバンクとの首位攻防戦勝って初め首位に立ち、9月24日マジックを「2」としていた西武は対ロッテ戦ZOZOマリンスタジアム)に勝利し2位ソフトバンク東北楽天2-4敗れたため、2年連続23度目のリーグ優勝果たした。浅菊池、炭谷と主力移籍チーム状況決し万全とは言えなかったものの前評判覆し防御率はリーグワーストの4・35だったが、12球団トップ756得点挙げる圧倒的な打力武器優勝勝ち取ったパ・リーグ2連覇は、2014 - 2015年ソフトバンク以来球団では1997 - 1998年以来となった。なお、この年5月1日元号平成から令和改元されたことで、プロ野球史上初め元号またいだ連覇となったこれまで西暦末尾“9”の年のみ優勝果たしていなかったが、これで西暦末尾0から9の全て優勝成し遂げたことになった山川120打点中村123打点105打点球団史上初の100打点トリオ形成しパ・リーグでは2003年ダイエーソフトバンク以来快挙となった。さらに山川本塁打王2年連続)、中村打点王4度目)、首位打者(初)金子盗塁王2度目)、秋山最多安打4度目)と、6部門中5部門西武それぞれトップ占め打撃タイトル総なめにした。勇躍臨んだソフトバンクとのCSファイナルステージだったが、3連敗喫してしまうと第4戦では今宮健太にも3本本塁打を許すなど1勝もできず、4連敗喫したアドバンテージ1勝を含む)。シーズン756得点強力な打線もわずか13得点振るわず投手陣32失点自責29)、防御率7・25試合を全く作れなかった。前年同様、ソフトバンク相手に計1勝8敗と短期決戦でのもろさが際立ち、西武本拠地4連敗という屈辱的な“逆スウィープ”で2年連続下剋上許してしまい、またしても日本シリーズ進出を7回連続逃した翌年から三軍制を導入することを発表したオフ中日退団した松坂大輔14年ぶりに復帰秋山翔吾シンシナティ・レッズFA移籍2020年 開幕から主砲山川打撃不振に陥り、新外国人コーリー・スパンジェンバーグ開幕直後低調だった。中盤には中村死球受けて故障離脱前年首位打者シーズン全体通して打率2割5分前後留まり外崎不振陥るなど、前年までの強力打線影を潜めた。さらに課題先発投手陣も前年チーム最多勝ザック・ニール筆頭に、軒並み防御率4点台から5点台と不調で、夏場には借金生活に入り8月には5位まで後退したしかしながらシーズン後半になると、救援投手陣で7回森脇亮介、8回平良海馬、9回増田達至必勝リレー確立してシーズン終盤接戦を落とさなかったことで10月下旬には借金完済しコロナ禍もあって、失速し2位ロッテにも迫ったが、11月8日ロッテとの直接対決の末に敗れ3位確定しCS逃した楽天ロッテには勝ち越したが、チーム防御率最下位であり、ソフトバンク下位日本ハムオリックスにも負け越すなど、3連覇逃す原因となったその中で平良パ・リーグ新人王受賞したオフ日本ハムから金銭トレード吉川光夫獲得2021年 この年開催され東京オリンピック日本代表選手として西武からは平良海馬源田壮亮選出された。 序盤から低迷する一方で7月26日メヒアウェイバー公示され、8月12日日本ハムから木村文紀佐藤龍世との2対2トレード公文克彦平沼翔太獲得10月19日メットライフドーム行われた引退試合最後に松坂大輔現役引退した最終盤にはシーズン中トレード相手日本ハムとの5位争い繰り広げる中、10月30日シーズン最終戦日本ハム2位ロッテ勝利したため、最終的に首位オリックスとは15ゲーム、5位の日本ハムにも1ゲーム差つけられリーグ優勝した首位オリックス3位楽天それぞれ8勝15敗と大きく負け越し所沢移転初年度1979年以来42年ぶり、球団名変更後初の最下位確定した21世紀に入ってからは初の最下位であり、両リーグ通じて21世紀一度最下位経験しなかった球団巨人だけになったドラフトでは隅田知一郎を1位、佐藤隼輔2位獲得したオフ吉川光夫自由契約となった栃木ゴールデンブレーブス移籍)。新外国人としてディートリック・エンスブライアン・オグレディジャンセン・ウィティボー・タカハシバーチ・スミス獲得2022年 1月15日付で居郷肇球団社長退任、翌16日付で居郷の後任として奥村剛球団社長就任メットライフ西武ドームとのネーミングライツ契約満了に伴い新たにベルーナネーミングライツ契約を結び、3月1日付で「ベルーナドーム」に改称された。

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