肉体の一部を使った能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:11 UTC 版)
肉体変形 手足を伸ばしたり膨らむ、顔を変えるなど自由自在に変形する。足首など体の一部(『おりたたみ入道』)や豆粒状(『国盗り物語』第21話)の形に体を縮められるが、普段の人型のまま縮められるかまでは判明していない。 潰されたり首を切り落とされても死なず、そこから復活したり、胴体だけで行動もできる。頭や顔面だけで行動することも可能だが、地獄編で魔人(ミミズ男)に首を切り落とされた際には、首だけでは戦う力が残っていないので油すましの魂を借りて戦った(アニメでは後述の秘術・亀の首を使い実際には斬られていない)。変化 『逆さ首』では、念力による細胞のコントロールで人間の少女・よし子に擬態し、逆さ首三姉妹の策略で食らったマムシの毒入りの血を彼女達に吸わせる事で退治している。 第4作58話でも、顔面をねずみ男そっくりに変えていた。 液体化 第4作では、さざえ鬼に食われた後に敵の毛穴から汗として脱出・復活したり、八百八狸軍団の操る妖怪獣(蛟竜)を胃液で倒した際に自力で復活した。 氷流し 液体化して相手の脳に入り込み、操って北極の氷に閉じ込める。『妖怪獣』で大なまずに対して使用。反動として、鬼太郎は自力で復帰できないばかりか赤子の姿に戻る。 妖怪風船 / 強風・水鉄砲 バルーン状に膨れるほどの大量の空気や水を体内に取り入れて吐き出す。前者は第5作75話「見上げ入道の妖怪学校」、後者は第26話「妖怪アイドル!?アマビエ」などで使用している。 空気ポンプの術 空気を吸って丸く膨らむ。その逆で、潰されてペラペラになっても限定的に行動できる場合もある。応用して(膨らんだ状態でもペラペラでも)空も飛べる。『磯女』で使用。アニメ第5作では使用後に体が萎んでしまうが、空気を吸うと元に戻る。 硬質化 後述の通り、火炎放射を行う際に鬼太郎の体は鉄や鋼よりも頑丈になる。 究極防御ダンゴ型 『妖怪千物語』での術。磯女の胃液でも消化されない鬼太郎の究極の防御形態。空気ポンプの術に似ているが、自身で術を解くことはできず、さらに24時間以内に術を解かなければ死んでしまう。 秘術・亀の首 アニメ版地獄編第2話(第3作110話)で使用。首を斬られたと見せかけて胴に引っ込める。 八幡巻き 「カニ妖怪」で使用。一年に一度しか使えない捕縛技。 アニメ第4作97話「追撃! 西洋妖怪四天王」でも、グリマルキンに対して似た技を使って捕縛し妖気を補充した。 カメレオンの術 擬態。保護色で周囲と同化できる。紙のように薄くなったり、ダンゴ虫のように丸まる、トランクに変身するなど、体の形状を変化させられる。敵に察知されなくなる上、擬態化していない時ほどではないものの鬼太郎の側からはある程度攻撃できる(第3作第108話では草かまいたちに襲われた時に使用し、木の前で擬態化した状態でオカリナのロープで草かまいたちを捕まえ、そのまま擬態化を解いて草かまいたちを倒した)。脱皮 敵の攻撃(主に粘着性の)を受けた際に表皮を脱ぎ捨て、カメレオンの術を併用して敵の不意を突く。「めんこ天狗」で初使用。 カメレオン舌 ピンチに陥ったときに発動。舌が長く伸びて敵を捕獲出来る。先祖から伝わっているものが失われようとしたら自動的に敵に巻きつく。『まくら返し』で使用。後に自由に使えるようになった。 コブおとし / コブ返し 叩かれて頭にできた瘤を敵に向けて発射する。『泥田坊』で使用。 リモコン手 切断された手を自由に遠隔操作できる。主に諜報活動に使用し、時には自ら切り落とすこともある。『手』で初登場。 アニメには第2作第29話の『ダイダラボッチ』、墓場鬼太郎の『怪奇一番勝負』のみに登場。例外的な応用として、第4作第21話『白粉婆とのっぺらぼう』で白粉婆の顔面が取れる白粉を使って、顔面だけで白粉婆のアジトを突き止める潜入捜査をした。また、自らが霊界に封印されてしまっていても、片手だけが現世に残って敵を強襲、止めを刺したこともある。 『手の目』で手の目に手を操られた時は手を自ら切断し(第6作89話では操られた手で依頼人を殺しそうになり、猫娘が切断)、その手は操られたまま行動し手の目の居場所を突き止めた。鬼太郎つき リモコン手(アニメ第3作では魂)を相手の毛穴から侵入させ動きを自在に操る。『(妖怪)ぬらりひょん』(アニメでは第1作第12話)で初登場。 指鉄砲 従来型 両手の10本の指をミサイルのように飛ばして攻撃し、通常の武器としては最強の武器。指は時間が経てば自動的に再生する。魔猫の複数の魂を同時に射撃して倒したこともある。アニメには第1作のみで第30話『悪魔ベリアル』で初登場。指自体を飛ばすものとしてはアニメ第3作以降は未使用。エネルギー弾型 何らかのエネルギーを媒体にしている。類似した技は第2作や第3作で登場しており、後年のように指先から光線状の攻撃を発射していた。 『妖怪千物語』では指から霊気を撃ち出す設定に変更された。狼男との戦いでは猫娘の銀指輪を霊気に乗せ弾丸のように撃ち出し倒した。 アニメ第5作では、第32話「上陸!脅威の西洋妖怪」から登場。以前の指鉄砲とは異なり、指先から妖気や空気の弾を拳銃のように単発、または機関銃のように連射できる幽霊族の秘術と位置付けられた。非常に強力な威力を誇り、数百・数千の敵を一人で殲滅し、単発の使用でも地響きを起こし強豪妖怪の体に風穴を開ける。瞬時に発射できるショットガンのような使い方もできる(第39話「ぬらりひょん最期の日」)。空気を使うので打ち尽くすことはないが、水中では使用できない、霊力を消耗しやすいといった弱点もある。霊力を消耗し切ると白目を向いて蘇生不可になってしまう(第33話「大逆襲!日本妖怪」)。この時はミウが『地獄の鍵』(後述)を自身の体内から鬼太郎の体内に譲渡して鍵の継承者の交代が行われた為に復活できた。髪の毛槍を指にはさんで構え、指鉄砲に装填する形で発射することで、逃走する魔火を撃ち砕くなど精密な射撃も可能。射的遊技用の空気銃並みに威力を抑えることもできる(35話)。97話で猫の姿に変化した際には、肉球から泡状の弾が浮かび出るだけで攻撃にはならなかった。 第6作では指先から妖力を込めた青白い光弾(もしくは光線)を撃ち出す演出となり、最強の技として使用されている。その威力は強烈でねずみ男曰く「ひとたまりもない」(第56話)。過去作同様、両手の10本指から連射することも出来、銃弾を指先に構えることで撃ち込むことも可能(第27話「襲来!バックベアード軍団」)。また、一度にたくさんの妖力を使い切ると、威力が落ちる。第12話と第49話ではまなが背に手を添えて彼女に宿った力(前者は要石を壊した時に流入した霊力、後者は名無しに刻まれた五行の呪いの力)を注がれた時、第37話では鬼太郎の怒りに同調し霊毛ちゃんちゃんこが赤くなった時、通常より威力が増した指鉄砲を発射した。撃つには集中力が必要で、第39話で沼御前に使用しようとするが、恋愛ゲームを徹夜でして寝不足だったせいで不発に終わった。第46話では発射後に軌道を変化させ、麻桶毛の鋼の髪を掻い潜って撃ち抜くという技を見せている。なお撃つ時の構え方の殆どは「右手を左手で支える構える」だが、「右手のみで構える」パターンもある。第59話では妖怪サボテンを倒すために、5本指から発射した。第64話では冷却剤から吸い込んだ冷気を込めた指鉄砲を撃ち、水虎を一撃で凍らせた。最終話ではねずみ男の説得で戦争をやめた人間や妖怪たちの応援(白いオーラ)が力となり、これまでにないほどの威力を持つものを発射し、バックベアードを吸収されていた西洋妖怪三人衆もろとも跡形も残らず消滅させた。破壊力は高いが、アルカナの指輪(第28話)やヤマタノオロチの解放石(第73話)を破壊できなかったこともある。 歯の機関銃 歯を機関銃のように連射して敵を倒す。妖怪いやみを倒す時一度だけ用いられた。
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