結城家とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 05:29 UTC 版)
「にこプリトランス」の記事における「結城家とその関係者」の解説
結城 せす(ゆうき せす) 設定年齢15歳。高1。女。双子アンドロイドの姉。前衛攻撃型。ムダに元気。要領は悪いががんばり屋。 名前のせすは王女「Princess」が由来。 紫の髪にツインテールをしている。髪を下ろすと一見弟のせすと見分けが付かないが、実は目の形が異なる(せすは丸みを帯びている)。 また、姉弟そろってアホ毛を装備しているが、実はこれが通信アンテナとなっており、博士やコンピュータにアクセスするために使われる。 属性は、「お兄ちゃん大好きっ娘」。特殊スキルとして、料理するだけで台所が大爆発してしまうという能力あり。 夏休みの勉強会の際のコメントは「鳴かぬなら、コンビニ行こうぜホトトギス」。他人の恋愛話が大好きなようで、その手の話になると、一々ちょっかいを出してしまうことも。若林輝也曰く「でっかいスピーカー」。連載が進むにつれて、デフォルメ絵がどんどん簡略化され、終盤に至ってはポットの上に立てるほど小さくなってしまっている。 結城家に来た当時は不良に絡まれる騎士を守る為に電柱を引き抜いたり、攻撃して空の星にしてしまうほどの怪力を持つ。 実は、内蔵されている人格データは、元々りんすに入れるはずのものだったらしいが、博士が間違えて今の人格を入れてしまった(逆に、りんすにはせすに入れるはずの人格データが組み込まれた)。 最終話で連載期間4年が経過した後の経緯が描かれたときには、大学1年生として身体と髪型が成長した姿で描かれている。また旧生徒会の面々などに、自分たちの本当の正体を話した。 結城 りんす(ゆうき りんす) 設定年齢15歳。高1。男。双子アンドロイドの弟。後方支援型。姉の結城せすと双子ということもあり女性的な容姿。 名前のりんすは王子「Prince」が由来。 紫の髪を下ろしている。目の形がせすは丸みを帯びているのに対し、りんすはやや垂れ目がち。 また、姉同様アホ毛を装備しているが、せすに比べてりんすの使用頻度は少ない。 精神面ではせす以上に女性的な部分が目立ち、ひかえめな性格。割となんでもそつなくこなす。結城家の料理担当で、ふりふりエプロンが魅力的。 将来の夢は、「ぼくがお兄ちゃんをお嫁さんにするんですっ」らしい。推定身長150cm。 なお、博士からのクリスマスプレゼントとして、「人間同様に食べ物を摂取してエネルギー補給が可能」となったらしい(これはせすも同様)。犬を思わせるその髪型は、博士がトリミングの最中、テレビの犬特集を聞いているうちに「いつの間にか」それっぽい髪型になってしまったらしい。 最終話で連載期間4年が経過した後の経緯が描かれたときには、大学2年生として身体と表情が成長した姿で描かれている。せすと学年が異なるのは、どうやらせすが浪人した様子らしい。 結城 騎士(ゆうき ないと) 登場当初16歳。高2。182cm。男性。母親がつくった双子アンドロイドを押しつけられた「お兄ちゃん」。ガラは悪いが、実は困っている人を放っておけない良い人。突然できた双子の妹&弟に振り回されながらも、結構充実した生活をおくっている。本人は騒がしいのを嫌っているが、いつの間にか騒ぎの中心になってしまっていることが多く、連載が進むにつれ性格が枯れしまっている。写真を撮られるのも嫌らしい。 名前は騎士「Knight」が由来。 母親の容姿を受け継いだのか茶色の髪を下ろしている。瞳は父親似である。 その容姿からは想像出来ないが、実は「隠れ甘党」である。本人はこのことを他人に知られたくなかったようだが、せすとりんすによってあっさりとバラされた。終盤のドサクサで、従姉妹の弥深子と恋人同士になった。 また、弥深子と恋人同士になった途端弥深子にひっつきっぱなしになる程実は甘えん坊だった。 最終話では母親の後を追い、科学者になった姿が描かれる。目と眼鏡以外母親と殆ど変わらない。 美作 弥深子(みまさか やみこ) 名前は闇と巫女のダブルミーニングに由来する。 登場年齢17歳。高3。女。結城騎士の従姉妹で後に彼女、そして奥さんとなる。通称「ヤミ」。物腰やわらかなお姉さん。成績優秀そうに見られることが多いが、実は「ちょっとおばか」らしい。 濃い黒緑のロングの髪型で垂れ目がちな美少女。 特殊スキルとして、「料理するモノすべてを赤飯にしてしまう」能力を持っている。化学変化どころか超常現象並みのスキルだが、赤飯の味はいたって普通らしい。長いこと騎士と一緒にいることが多いせいか、熟年夫婦と言われても違和感がないほどに相手の思考が読める。 小さい頃から家が隣通しで、母親が不在がちで預けられていた騎士とは幼なじみ以上の関係である。 騎士がラブレターを貰ったと知った時の動揺ぶりからもわかる通り、騎士には単なる従姉弟以上の感情を抱いていたが、2008年11月号で騎士とようやく恋人同士になった。 なお、本編で話題になる事は殆どないが、白雪しおん作品キャラの中で1、2を争うナイスバディの持ち主であり、作者曰く「明らかに成長している」との事。最終巻では星座にまつわる衣装をあてがわれた際には「牛」の担当だった。 最終話では一緒に生活している様子が描かれており、夜の生活も順調だった。 単行本最終巻で、後に騎士との間に双子の男女を産んでいることが判明している。設定もデザインも描かれており、Web漫画による続編でその後が描かれている。 トリニク 登場時は、近所のスーパーで売られていた食材だったはずだが、いつの間にか結城家のペットの座を獲得。ニワトリのくせにあざやかに飛んだり、じゃんけんをしたり、落ち込んでいる人間を慰めたりと、器用なニワトリである。 最終話では8世代の子孫を残していることが判明、またWeb漫画では姿がうり二つのテバサキという子孫がいる。 結城 貴咲(ゆうき きさき) 年齢不詳。女。結城騎士の母。割とアバウトだが愛息のことは気にかけているらしく、24時間欠かすことなく見守っているらしい。息子の危機にはミサイルで支援しようとするなど、子煩悩な一面も。電話・携帯メール等で、本編には既に登場していたが、結城母本人はまんがタイムきららMAX2005年11月号で初登場。 外見は一卵性親子と言われるほど、騎士とそっくり。胸が無ければ「父」と言われても違和感が無い。なお、本当の結城父・翔馬のことを「翔馬さん」と呼び、「超、愛している」とのこと。そのため仕事に行き詰って翔馬に合えないことを嘆いている。よく一緒にいる息子に対して嫉妬している。 茶色の髪型をしており、ややショート気味の髪型をしている。左目に片目の眼鏡をかけているのがトレードマーク。最終刊では一本お下げが加わっている。 名前は妃に由来。 最終巻では何と騎士と弥深子との間の子供と同い年となる騎士の“弟”を生んでいた事が判明。設定もデザインも描かれており、Web漫画による続編でその後が描かれている。 結城 翔馬(ゆうき しょうま) 騎士の父親で家に居た。職業は作家。何やら名前に関してコンプレックスらしくペンネームは「結城 御門(ゆうき みかど)」となっている。 容姿は貴咲がせすやりんすを作る際に参考にしたほど女性的。弥深子とりんすを足したような性格をしているが、貴咲博士曰く「キングオブ攻」らしい。常に着ている和服は、貴咲博士が「脱がしやすくする」ために見立てたもの。 酒乱で攻め顔全開になる。騎士曰く「日に日に可愛くなる父親を持つ息子の気持ち解かるか」のこと。せすとりんすが結城家にやってきたときから家で小説を書いていたが、実際に登場したのは貴咲と同様単行本2巻からである。 紫のロングの髪型をしており、ポニーテールが出来るほど。表情は髪で隠れており普段は窺い知ることが出来ないが、たまに見せる表情では結構男らしい。また酒を飲んだ時には性格が正反対に一変する。 名前がダブルミーニングになっており、本名が「ペガサス」の連想(とは知らず無意識につけていたらしい)、ペンネームは「帝」(≒王様)が由来となっている。 実は美作家の父親である一角(かづの)の弟。 兄と名字が違う件については詳細が語られておらず、「結城」姓が本名なのか貴咲の元の名字なのかは判明していない。 単行本最終刊では何と貴咲との間に騎士の弟を設け照れている様子が描かれている。またWeb漫画による続編でも登場しているが、30年以上も作家をやっているにもかかわらず容姿がほとんど変わっていない。 美作 灯梨(みまさか あかり) 弥深子の母親。赤飯しか作れない娘と違って料理は上手。騎士の甘い物好きは灯梨の手作りお菓子を幼い頃から食べていたその影響であると考えられる。騎士が久しぶりに泊まりに来る際、珍しくミニスカートをはいていたヤミをからかっていた。実は騎士の初恋の人である。 ウエーブがかったロングの髪型をしている。ただし本編では目・前髪・まつげなどの鼻から上が一切描かれていない。また弥深子の母親らしくナイスバディ。 名前は娘の「闇」と対になる「明かり(=灯り)」が由来。 美作 一角(みまさか かづの) 本編には登場せず、単行本の書き下ろしで登場する弥深子の父親。弟の翔馬より少し年の離れた兄で、ダークグレーの髪型に眼鏡をかけ落ち着いた雰囲気を持っている様子が描かれている。実は騎士が尊敬しているらしい。 名前は弟の「ペガサス」と対で「ユニコーン(一角獣)」が由来。
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