王者の証編(5巻1話-最終話)
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「甲虫王者ムシキング〜ザックの冒険編〜」の記事における「王者の証編(5巻1話-最終話)」の解説
ダイ(5巻2話) チャン・Gの一番弟子のオオクワガタ。努力至上主義で、紋章を持つカブト丸に嫉妬し、特訓を妨害しようとするが裏目に出てしまう。子分にノコギリクワガタの「ソウ」とヒラタクワガタの「タイラー」がおり、3人で同時攻撃を仕掛け分身したように見せる戦術を得意とする。 ドナテルロ(5巻3話) ザックらの持っている「ノヴァの日記」と技の石を奪う為にヒノデ村を攻めた、ゼノン帝国甲虫兵団の小隊長。ヒノデ村の頭領であるイッカクを倒し、カブト丸と戦闘してザックに取引を持ちかけられたが応じず、返しわざを得意とするヒルスシロカブトの「ヒルス」で応戦するが、返しわざを更に返される形で敗北し、ヒノデ村を立ち去ることとした。 クレッシェンド(5巻4話) ザック達が「クモノーウェン」で出会った吟遊詩人で、自称「この世で最も強く美しいムシマスター」。美しさにこだわりを持ち、クワガタをモチーフとした竪琴を持っている。王者の証を求め、ザック達の後を密かにつけていた。相棒はインペリアリスツヤクワガタの「フォルティシモ」。 ラオ・Z(5巻5話) チャン・Gのライバルである甲虫。種族はフェイスタメルシワバネクワガタである。若い頃にクワ子という♀のクワガタに樹液をプレゼントしようとしたが、直後にチャン・Gに樹液をすべて横取りされ、振られてしまった過去を持っている。また、弟子であるタイゴホンヅノカブトの「ヤム」と、ヒルトゥスヘラヅノカブトの「スクーパー」を率いている。弟子二人がヤイバに敗れた後にカブト丸を死んだふりをして油断させて攻撃する「アンデストラップ」で破る。その後、チャン・Gにも泣き落としを用いて攻撃するも見破られ、「カゲロウ」を食らって敗れる。 シュラン(5巻5話) 上記のラオ・Zのパートナーであるムシマスター。普段はお酒を飲んでいて酔っぱらっているが、「アンデストラップ」を繰り出す時には性格が豹変する。 ギル(6巻1話) ゼノン城の地下牢に捕らえられていた怪盗。一人称は「オレ」。素早さとハサミわざが自慢のファブリースノコギリクワガタ「スティール」が相棒である。ムシカードを没収されて死刑を待っていたが、ゼノン帝国参謀ワルージェが提示した要求を呑み、釈放された。その後、商業都市ブッカに潜入し、ザックの持つ王者の証とノヴァの日記を奪う機会を窺っており、一時は盗み出すことに成功するもザックの推理力に破れ、更に奪い返されてしまう。その後は手ぶらで帝国に戻り、ゼノン13世とワルージェに見限られ、再び牢獄行きとなった。 バッサイ(6巻2話) アルキデスオオヒラタクワガタの「アックス」と共に荒廃が続くメガデルの森の守り神「千年樹」を守るため木の手入れをしている木こりで、東北弁を話す。ダゲキを打つ際に「最初は力を抜き、徐々に力を込めて命中した瞬間に全パワーを解放する」という戦い方をするため、それはカブト丸にも受け継がれた。ノヴァの日記に崩壊を免れるには千年樹を倒すべしと記されていたため、渋々木を倒す決断をしたザックから千年樹を守るためにカブト丸の前に立ちはだかるも敗北し、千年樹が倒れたことに落胆する。しかし、倒れた千年樹の種はすぐに芽吹き、元の青々とした姿を取り戻した。 フェルナンデス(6巻3話) 大剣と甲虫を操る、素直で心優しい勇者。剣一本で巨大鉄球をも両断するほどの実力を持つ。村人に洋館の悪霊退治を依頼され、洋館に赴いた時にトラップに引っかかったザックと出会う。相棒の甲虫であるセアカフタマタクワガタの「ゼニー」とは性格と物の考え方が正反対で、度々口論に発展する。ヤイバの提案でザックとムシカードを交換し、カブト丸と悪霊退治へと向かうが、わざの指示がワンパターンなために手を読まれ、追い詰められてしまう。 タクラム(6巻4話) ゼノン帝国極東基地「バンリーノ」の部隊長。ゼノン13世に対してクーデターを起こすが、エンペラーの圧倒的な強さの前に失敗、カブト丸に間一髪命を救われたが、後の行方は不明である。 ムシキング・テリー(6巻5話) 食虫植物に襲われたザック達を救ったプロレスラーで、デカイヤでは有名な人物であり、「わざの伝道師」とも呼ばれている。多くの甲虫たちがテリーに憧れ、弟子入りしている。また、トレーニングを行おうとしないキプルツヤクワガタの「キップ」に軽く頭を抱えている。ドギタネンとの決着を付けるべく、ジャングルドームで試合を行った。試合では甲虫と同じわざを使用(ダンガン、ローリングドライバー、ハヤテ、ローリングクレイドル)、ドギタネンの必殺わざバーニングバーストを受けてダウンしたが、カウント9で立ち上がり、再び繰り出してきたバーニングバーストの隙を突いて、必殺わざのミストクラッシュをお見舞いした。 ドギタネン(6巻4話) 反則わざを多用する悪役巨漢レスラーで、ムシキング・テリーを敵視している。並の甲虫なら素手で倒してしまうほどの怪力を持つ。相棒はギアスゾウカブトの「ギャンザ」で、テリーと同じく相棒と同じ超必殺わざ「バーニングバースト」を使用する。 リッチー(6巻6話) メリガン大陸のシントン市(シティ)に居を構える大富豪の少年で、自分の名を謳った博物館を持っている。石碑を探してシントン市に渡来したザック達に博物館の便所の壁と化した石碑を処分してもらおうとしたが、石碑がムシキングに繋がる鍵だと口を滑らせたヤイバの言葉をきっかけに欲深い本性を発揮し、ヒメゴホンヅノカブトの「ヒール」を使ってカブト丸を追い詰めるも詰めの甘さから敗北した。その後、ザックに脅されて飛空艦を泣く泣く譲り渡した。 スクラッチ(7巻1話) アクの強い口調のムシマスターで、ドレッドヘアーにサングラスの典型的な黒人ラッパー。2匹の甲虫を同時に操る天才と呼ばれており、その才能をゼノン参謀ワルージェに見込まれて雇われていた。リッチー博物館から王者の証を奪って逃走し、ザックを出し抜くことには成功したが、切れ者のチャン・Gに行動を読まれており、やむを得ず対峙、巧みな戦術でチャン・Gを追い詰めるが、チャン・Gを追ってきたザックの飛空艦に撥ね飛ばされて海に転落した。 スクリュー(7巻2,3話) 技の石をスクラッチより受け取って小型飛行機で持ち去ろうとしていた、ゼノン帝国のムシマスター。ザックの父親であるO・ヴァン=コバーンを倒し、彼の持っていたペンダントを戦利品として所持していた。コーカサスオオカブトの「コルク」でチャン・Gとヤイバを倒し、カブト丸を追い詰めるが、ザックの父親を倒された怒りのパワーで反撃を受けてコルクは溶岩に転落して死亡、直後に技の石を諦めて立ち去った。 ビートルV(7巻4,5話) 戦隊ヒーローの様な風貌のゼノン帝国の5人組ムシマスター(親衛隊)。一見ふざけているように見えるが、実力はかなり高い。ビートルレッド 本名プロテイン、アメコミヒーローのような姿の筋肉バカ。隊長だけあって実力は他の4人をはるかに上回る。また、ヒーローらしい行為をする者には敵味方関係なく賛辞を贈る。相棒はアクティオンゾウカブトのアクトー。巨体でカブト丸を押し潰した際には感動し、「これで次回からは私が主役!!読者の諸君こうご期待!」と発言するが、カブト丸に押し返されたアクトーに吹き飛ばされ、気絶した。 ビートルピンク 本名ランジェリー、ビートルVの紅一点で、お色気担当のちょっとSっ気のある美女。敗北した後もバレットに色仕掛けを賭けようとするも無視されて相棒共々拘束された。相棒はサンボンヅノカブトの「スリーサイズ」。 ビートルブルー ミスターハテナと呼ばれている仮面の男だが、素顔はハゲで、とてつもなく不細工である。カエデに一目惚れし、「戦いを辞めたくば私と結婚しろ」とせがむが、素顔を見てブチ切れたカエデとコダチにボコボコにされた。相棒はギガスサイカブトの「ギガ」。 ビートルイエロー 本名ピエーロ、その名の通りピエロの姿をしていて、わざカードを口から出すなどの曲芸を披露する。コメディアンになるのが夢で、「笑点」の司会者のような発言もしていた。相棒はサタンオオカブトの「メリーゴーランド」。回転を多用した技でヤイバを苦しめたが、駆け付けたブルックスにより倒された。 ビートルブラック 本名ニト、小柄で根暗な男。「ラクに生きる」がモットーで、相棒のハスキートノコギリクワガタ「ヒッキー」と共に地中からの奇襲攻撃を仕掛ける。実力は大したことはなく、チャン・Gのスピードについていけずにあっさり敗北した。 キグルミー(7巻6話、実質番外編) 番外編に登場した遊園地オタクの太った少年で、アトラスオオカブトの「アトラック」のパートナー。 ダルク・ライト(8巻1話) ゼノン帝国のムシマスターで、2人1組で戦う双子の兄妹。ワルージェ曰く「目覚めさせたら帝国にも危害が起きるほど危険な存在」と言われている。 ダルク(妹)はマンディブラリスフタマタクワガタの「マンディー」、ライト(兄)はギラファノコギリクワガタの「ギラ」を操る。ザックとバランをコンビネーションで苦戦させるも互いの負けまいと思う気持ちの前に押し切られ、敗北する。 シャドウ(8巻5,6話) 【王者の証編】の最後の敵。種族はヘラクレスリッキーブルーである。 かつてのゼノン帝国ナンバー2の甲虫で、エンペラーの影武者。ゼノン13世によると過去の戦争で彼とエンペラーを庇い、戦死したが、どうやって生存していたのかは不明である。 エデンシアでのムシキングの儀式に突如現れてカブト丸を押しのけ、ムシキングの力を奪った。その後はムシキングの力を存分に振るい、カブト丸達を追い詰めるが、自力でムシキングに覚醒したカブト丸の「キングトルネードスロー」を受けて敗れた。
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