海難救助等とは? わかりやすく解説

海難救助等

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:19 UTC 版)

海上保安庁の歴史」の記事における「海難救助等」の解説

1954年昭和29年9月26日洞爺丸台風により青函連絡船5隻(洞爺丸北見丸十勝丸第十一青函丸日高丸)が沈没し、1,430名が死亡洞爺丸事故)。 1959年昭和34年9月26日伊勢湾台風により11,027隻が遭難S-55による救難飛行実施1965年昭和40年10月7日マリアナ海域漁船集団遭難事件により日本漁船多数沈没死者1名、行方不明者208名の大惨事となる。これを機に長距離での救難任務求められYS-11いず型巡視船導入決定する1966年昭和41年3月5日全日空羽田沖墜落事故捜索活動出動したが、ヘリ墜落して乗員3名が殉職した。 1970年昭和40年3月16日:漁船19隻が択捉島単冠湾遭難巡視船宗谷」、「だいおう」、「えりも」、「りしり」が救難に当たる。これを機に第一管区海上保安部内に流氷情報センター設置され流氷観測通報体制強化されることになった1974年昭和49年11月9日LPGタンカー第十雄洋丸」とリベリア貨物船「パシフィック・アレス」が東京湾にて衝突、約20日間に亘り炎上消防船ひりゆう」、「しようりゆう」が消火に当たるも、第十雄洋丸は火災爆発繰り返しながら漂流始め二次災害の危険が増したため、海上自衛隊処分依頼艦砲射撃魚雷などによる撃沈処分が行われた(第十雄洋丸事件)。 1983年昭和58年9月1日大韓航空機撃墜事件発生その後約2ヶ月に亘り大規模な海上捜索実施1990年平成2年8月20日樺太に住む当時3歳男児コンスタンチン・スコロプイシュヌイが全身大やけどを負う。サハリン州知事からの救助要請受けて千歳航空基地所属YS-11A「おじろ」が、日本の航空機としては戦後初め宗谷海峡越えてコンスタンチンをユジノサハリンスク・ホムトヴォ空港から丘珠空港まで緊急搬送1997年平成9年1月2日ロシアタンカーナホトカ海難流出災害発生当該船は破断事故の末沈没しC重油約6,140klが流出。(ナホトカ号重油流出事故7月2日パナマタンカーダイヤモンド・グレース座礁油流出事故発生東京湾において座礁した当該船より原油約1,550klが流出1999年平成11年10月22日日本の会社所有する大型貨物船「アランドラ・レインボー」が海賊襲撃され行方不明となる事件発生船会社から通報受けた海上保安庁は、鹿児島海上保安部所属巡視船「はやと」とファルコン900航空機派遣フィリピン沖からマレーシア東岸にかけての南シナ海全域捜索2000年平成12年12月00宮城県金華山はるか沖で、シンガポール船籍タンカー乗員重篤の状態になる。釧路海上保安所属PLH型巡視船「そうや」と塩釜海上保安部所属PLH型巡視船「ざおう」が救助に向かう。搭載ヘリコプター能力では本土まで直接搬送不可能な沖合であったが、2隻の巡視船協同対処により、初の「飛び石搬送」による急患搬送行った2003年平成15年7月2日玄界灘海難事故発生2004年平成16年10月20日海王丸II世座礁事故発生。翌21日台風23号による荒天の中、乗員乗組員併せて167名が無事に救助された。 2009年平成21年10月28日伊豆諸島八丈島近海乗組員8人が行不明となった漁船、第1幸福丸鎮西町漁協所属)の捜索行い八丈島付近転覆した当該漁船発見船内から乗組員3人を救出した2011年平成23年3月11日東北地方太平洋沖地震発生。それにともなう東日本大震災対応する被災状況:仙台空港内の仙台航空基地津波被災し建物航空機浸水沿岸保安署などが津波浸水被害を受ける。巡視船まつしま津波乗り越え、その映像後日公開される災害対策活動:広大な被災地域において他機関連携して生存者の救出活動行いつつ、海上部における行方不明者の捜索活動を行う。漂流船舶の回収等も行う。海上自衛隊とともに福島第一原子力発電所事故の影響がある福島第一原子力発電所周囲10キロ圏内捜索も行う。 復旧復興活動:平成23年度海上保安庁関係補正予算にて、被災した航空基地航路標識復旧活動経費等に166億円。6月11日より国土交通省とともに海底地形調査開始する2015年平成27年9月10日茨城県常総市宮城県内において、平成27年台風第18号に伴う大雨大規模水害発生特殊救難隊機動救難士孤立した住民救助活動に当たり、茨城県99名、宮城県で8名の計107名の住民救助した

※この「海難救助等」の解説は、「海上保安庁の歴史」の解説の一部です。
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